手打蕎麦 椋庵

2011年06月05日
【店舗数:285】【そば食:486】
埼玉県さいたま市見沼区大和田町

せいろ

椋庵

椋庵に行くのは二度目だ。

前回は大宮駅からてくてく徒歩数十分かけて歩いていったのだが、その暢気さがたたって「もう閉店です」と言われてしまった。しまった、ラストオーダーの時間を考慮にいれていなかった。

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今回は車で行ったので、大丈夫。時間に余裕はある。

しかし、入口から中に入ろうとしたら、店内の入口入ってすぐのところに座っている人がいる。あれれ、席が空いていないので待っているお客さん?まじですか。この店、そんなに繁盛店だったのか。

一瞬、「このまま帰っちゃおうか」とも思ったけど、それも冴えない選択なので意を決して店内へ。案の定、入口脇にいた人は順番待ち行列だった。

そんなに店内はごった返しているのかい?と中を見ると。。。おや、なるほど、納得。店内はテーブルが3つしかない。4人がけテーブルが2つと、5人がけが一つ。それを相席なしで使っているので、待ち客が出ているのだった。つまり、同時3組しか食事席には着けないという仕組み。

ただ、しょせんは蕎麦。つるつるっと手繰って終わりなので、客の回転は決して悪くない。ほどなくして空席ができた。

おかでんの前に待っていたお客さんは一人だったのだけど、その人もテーブルを一つ占拠。おおおう、一人客でも相席無しですか。徹底してるな。まあ、全然構わないです、待ちます。

奥さんからお品書きを渡され、それを見ながら待つ。

せいろ

ほどなくして席が空いたので着席。

ここで5人がけテーブルを一人で占拠して、酒飲んで延々管巻いたら相当後から来るお客さんに迷惑だろうなーと思いつつ、でも車だからお酒を頼めない事を残念に思いつつ。くっそう、お抱え運転手が欲しい。あ、そんな金があるならタクシーに乗ればいいのか。そっか、賢いなお前。

このお店はせいろが840円とやや高い。いや、今日訪問した「わかお」と「さいとう」が安すぎなんだよ。普通、気の利いた蕎麦屋だったらこれくらいしてもおかしくない。

そんな中、お客さんからアツい支持を受けていたのが、「昼の蕎麦膳」というメニューだった。お値段1,575円。

高いやんけコラ、と言われそうだが、いやいや、中身を見て欲しい。そばとうふ、天ぷら、せいろ、デザートがついている。そば豆腐は単品で525円もするので、この1,575円のお得感は相当なものだ。ただ、騙されてはいかんのは、このお店の物価においてお得、なだけであって、絶対的評価軸で見てお得かどうかは話は別。でも少なくともおかでんはこのとき、お得だと思った。頼むべきだと思った。

しかし、この日2軒蕎麦屋を行脚した後だったし、天ぷらは既に食べていた。昼の蕎麦膳を食べるのはねえ、という厭戦感があった。しばらく思案の末、やめ。

「注文する勇気より止める自信」

自分に自信を持て。「あんまり要らないよなあ」と思ったら、その判断をしっかりと実践せよ。そういうことです。

ちなみに蕎麦膳の天ぷらをウォッチしてみると、新じゃが、おくら、さつまいも、たまねぎ、桜えび、車えびだった。すげー。一体何円相当の天ぷらを出してるんだ。やっぱり頼んでおけば良かったか、と一瞬気持ちがぐらついたが、いやいや、アンタ自分の満腹感をどう解釈するね。もうそんなに必要としてないだろ。やめとけ。

「夏の蕎麦」として「ひやかけ(1,050円)」というのがあって、ちょっと気にはなった。これは何ですか、と聞いてみたら、「かけそばのつゆが冷たいの」なんだそうだ。へえー、面白い。それは夏っぽい。でも、せいろ840円に対してひやかけ1,050円は高いと思うので却下。やっぱりせいろにしよう。せいろください。

せいろアップ

黒っぽい蕎麦。星がくっきりと散っている。食べて見ると繊維感いっぱいで、田舎蕎麦だろうかと思う。でも、特にそういう表記がないので、ふつうのせいろらしい。九割蕎麦だということなので、その関係だろうか?

つゆは明るい色をしていて、味は薄めをイメージするが、実際は結構甘辛い。喉が若干いがいがした。でも、インパクトがある蕎麦にはこれくらいが丁度良いと思った。

蕎麦湯はさらさらした、いわゆる「ゆで湯」。そういえば今日食べ歩いた3軒のうち、この店を除く2店がとろとろの「特製蕎麦湯」だった。

さらさらの蕎麦湯の方が良い、という人は一定数いるものの、じわじわととろとろの方が良い、という人が世の中増えているんじゃなかろうか。そうなると、「あの店は蕎麦湯がさらさらだった」というだけでお店の評価が下がる、なんて時代が近々訪れれるかもしれない。そのため、お店では「さらさらの蕎麦湯(無料)」「とろとろの蕎麦湯(+50円)」なんて両方をメニューに載せたりするようになるかも。もしくは、とろとろ派に宗旨替えする店が増えていくか。

この椋庵で、シメの蕎麦湯を頂きながら、蕎麦湯の未来についてあれこれ考えた日曜日の昼下がりであった。

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