かくや 両国店

2014年02月23日
【店舗数:368】【そば食:606】
東京都墨田区横綱

牛筋青唐つけそば

かくや

江戸東京博物館に向かって歩いている途中に、「かくや」というお店を見つけた。

両国駅といえば、国技館側に向かっている西口の印象が強いが、最近は東口も人の気配が多い。というのも、都営大江戸線の両国駅がこちらにあるからだ。

大江戸線は最新の路線ということもあり、路線そのものが強引かつ複雑な状態に加え、大深度地下の活用ということでやたらと駅が深い。その駅だって、既存駅から相当離れていることが多く、この両国駅はまさにそうだ。JR駅から出て5分以上、てくてく屋外を歩かないと大江戸線の駅に着かないだなんて、同じ「両国」駅を名乗るには無理がある。

そんな道すがらにあるのが、この「かくや」。

「本格手作り麺」というキャッチコピーがさりげなく謎だ。

「手打ち」ではなく「手作り」と名乗っているのには何か意味があるのだろうか。いろいろ製法とのからみがあるので、うそはつけない、ということなんだろう。

これだけ見れば、「ふーん」と鼻であしらっておしまいのお店なのだが、ちょうどおかでんは腹が満ちていなかった。そして、「刻み鴨つけ蕎麦」という文字がこちらを手招きしていた。さらに、「冬季限定商品」という言葉におかでんは弱かった。せっかくだから、味見程度はさせてもらおう、と決めた。そういえば今シーズン、鴨がらみの蕎麦はまだ食べていなかったし。

牛筋青唐つけそばの看板

お店に入ってみると、もっと気になるメニューがあった。

「牛筋青唐つけそば」。

牛筋煮込みは大好物だ。そして辛いものも大好きだ。さらには、言うまでもなく蕎麦はおかでんのライフワークだ。となれば、これは最高の組み合わせではないか。

鴨も気になるが、このメニューを無視することはできなかった。牛筋なんていつでも食べられるじゃないの、と思いつつもボタンをポチー。

牛筋青唐つけそば

牛筋青唐つけそば。

大盛無料、ということなので、大盛をお願いしておいた。

牛すじ

青唐辛子は別添え。必要に応じて、牛筋のつゆに足していけ、ということらしい。そんなに辛いのか、とわくわくしたが、実際にはさほど辛さは感じなかった。

そばアップ

麺は、つるっとした感じで、エッジのないもの。正直、楽しさはない麺。つゆが牛筋ごろごろでインパクトあるものなんだから、麺もしっかりしていないとバランスが悪い。

しかし、そんな評論家めいたことも、麺をすすり上げて吹っ飛んだ。いてててて。虫歯治療中の歯が、しみる!

麺の冷たさが、詰め物待ちでごっぽり穴をあけられた歯に突き刺さるのだった。あまりにしみるので、一瞬身動きできなくなるほどだ。これはきつい。

慎重に、慎重に食べる蕎麦は、味どころではなかった。これだったら、温かい蕎麦にしておくべきだった。あああ、早く歯の治療をしたい。そんなボヤキをしながらの食事となった。

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