蕎麦 あざみ

2014年07月20日
【店舗数:370】【そば食:622】
埼玉県さいたま市大宮区寿能町

高麗人参てんぷら、限定サービスランチ

あざみ外観

僕たちは大宮小動物公園を後にしたとき、何もプランを持っていなかった。あらかじめ「食べログ」などで飲食店情報は調べていたのだけど、気になるお店は全部大宮駅周辺だった。ここからだと、徒歩で20分以上はかかる。そもそも、折角ここまで歩いてきたのに、また大宮に食事だけのために戻るのは冴えなかった。

日陰があるとはいえ、真夏の炎天下。あんまり外でじっとしてたくはない。さっき動物公園で見た動物たちのように、ぐったりしてしまう。あ、でもサルだけは元気よく渡り木を走り回っていたけど。

そんな中、この近くに蕎麦屋があるという事に気がついた。手打ちの石臼挽き蕎麦を出すのだという。ああ、そういえばそんなお店もあったなあ・・・はるか昔に、思いを馳せる。

一時僕が関東近県の蕎麦屋食べ歩き本を手にしていた頃、このあたりの蕎麦屋も何軒か開拓してたものだ。で、大宮公園駅近辺のお店も探したけど、見つからなかっただか、お店がやっていなかっただかで実際には食べられなかったお店ってあったよね、と思い出した。それが多分ここなのだろう。

時を超えて今、こうして再訪する機会があるとは意外だった。数年ぶりのリターンマッチ、やってみようと思う。当時と違い、口コミサイトが今や沢山あるし、なによりも手元にスマホがある。地図を見ながらお店を目指せるので、昔僕がお店を発見できず途方にくれたときとは全く時代が違う。

13:30、お店の前は5、6人程度の待ち行列ができていた。あまり広くない店内なので、ピーク時になると外にお客さんがあふれてしまうようだ。椅子が用意されており、待つこと自体はさほど苦にはならない。それにしても、蕎麦屋で並んだのは久しぶりだ。

お品書き

お品がきを眺める。一番目立つところに「限定サービスランチ」という表示がある。折角だからこれを選んでみることにする。それだけでなく、せっかくだから、と目に付いた「高麗人参」の天ぷらも頼んでみる。高麗人参って、エキスが栄養ドリンクに入っているのは当然体験があるけど、そのままの形のものを食べる機会なんて滅多にない。どんな味がするのかさえ、わからない。物は試し、だ。あんまり美味しいものではなさそうだけど。

これが高麗人参の天ぷら

高麗人参の天ぷら、470円。抹茶塩でどうぞ。

味はよくわからなかった。甘いような苦いような。特に、人参の先の方は天ぷらの衣の香ばしさが勝っているので、何が何だか。

うまいか?と聞かれると、大したことはない、と答える。ところで、高麗人参って一体何の効能があるんだっけ?滋養強壮?

・・・滋養強壮って良く使う言葉だけど、あらためて眺めてみると意味不明な言葉だな。元気が出る、というのと同意語か?性的な意味もある??

限定サービスランチ

こちらが限定サービスランチ。1,080円。

蕎麦に、天ぷら、じゃこご飯、白和えの小鉢が付いている。特に希少価値の高い食材が使われているというわけではないけど、じゃこご飯は炊飯器で炊いた分だけしか提供できないよ、ということで「限定」なのだろう。

高麗人参の天ぷらを食べた後なので、これはちょっと量が多い・・・。お酒を飲むんなら、酒肴としてあれこれぱくぱく食べることができるのだろうけど、酒を飲まなくなってしまうと食事の量、ペースというのが難しい。お酒をやめて1年以上が経つが、まだ「蕎麦屋におけるペース配分」が自分自身わかっていない。

せいろ

こちら、同伴者が頼んでいたせいろ。730円。

このお店の蕎麦は、歯切れがよくつるつるとした食感。僕はもっとふんわり、ざらざらした食感の蕎麦が好きなので、このお店の蕎麦とは相性があまりよくない。でも、この時期こういうしゅるっと食べられる蕎麦って良いと思う。外は暑いし。

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