なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。

2015年02月05日
【店舗数:384】【そば食:641】
東京都新宿区大久保

鶏そば(大)

なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。

名古屋で最近人気の、「台湾まぜそば」。その発祥のお店「はなび」が東京にもある。東新宿というか、大久保にあるので、お昼に訪れてみた。名古屋じゃ、長蛇の列となるお店だ。でも東京じゃまだ知名度は低いだろうし、案外楽に食べられるんじゃないか・・・と。

しかしその考えは激しく甘かった。14時前なのに、店頭にとぐろを巻いて群れる人、また人。「折角ここまで来たのだから」と並んではみたが、全然その列が前に進まず、どうも食べるまで1時間はかかりそうな勢いだったので断念した。イイヨモウ!とすねる。

で、すねたついでに、「はなび」に向かう途中に見かけたお店に腹いせとして訪れた。店名を「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」という。

店名ではなく、キャッチコピーかと思ったが、これがまさに店名そのものだった。店員さんのTシャツにもこの文字がプリントされていた。

この名前、どっかで見たことがあるぞ・・・と思ったら、池袋にあった「壬生」だ。まさに壬生は、このキャッチコピーを掲げていた。どうやら、同系列のお店らしい。ただ、あちらはあくまでも「壬生」という店名があるのに対して、こっちはキャッチコピーそのものを店名にしちゃった。インパクト勝負、というわけだ。いやまあ、確かにインパクトは抜群だ。道行く人に問いかけちゃってるんだもの。

冬の名物南蛮そば

壬生の系統ということは、ここでも港屋インスパイアが食べられるということだ。腹いせとしてはぴったりだ、盛りがいい蕎麦を景気よく胃袋にぶち込もうぜ。

店頭には、「天地返しのススメ」なんて張り紙が貼ってあって勇ましい。「天地返し」は、ラーメン二郎を語る上でよく使われるキーワードだ。麺たっぷりの上に野菜たっぷり、というスタイルのラーメン二郎は、上から食べ進めていると野菜ばっかりでなかなか麺にたどり着けない。そこで使われるテクニックが「天地返し」で、要するに野菜と麺をぐるんとひっくり返し、上下逆にしちゃおうぜ、というわけだ。それをこのお店で、蕎麦でやろう!というのだから面白い。盛り自慢の蕎麦屋だけある。

鶏そば大

で、鶏そば(大)。

「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」という店名通りに、つゆの中には鶏肉とラー油が既に入っている。決して蕎麦にラー油が練り込んであるわけではない。

蕎麦は、独特の製法らしくグミグミした食感をしている。決してうまいとは思わないが、食感と量を楽しむ食べ物だと思えば、これはこれでいい。つゆがラー油入りのくせ者なので、麺は太くて歯ごたえがあってインパクトがないと。

後半玉子入れて、もう何がなんだか状態にして一気に食べ終える。おう、いいねなんか生きてる!って感じがして。でも、蕎麦でおなかを満たすと、なんか反動で焼肉とか食べたくなるんだよな。今晩は何を食べよう、と満腹なのに既に夕食の心配をしてしまう。

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