そば処 めとろ庵 西船橋店

2015年04月06日
【店舗数:390】【そば食:647】
千葉県船橋市西船

あおさそば

最近、毎日西船橋駅を利用している。JR総武線各駅停車、JR武蔵野線(京葉線)、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道のターミナル駅として、大量の乗客が昼夜を問わず行き交っている。ちなみに、これだけの駅なのに、総武線快速は轟音を立てて素通りする。快速かっけえ!さすが快速!最近、「地元の誓願」だとかなんとかでやたらと停車駅の多い、ヌルい優等列車が多い中、このぶっ飛ばしはしびれる。ただし、僕にとっては快速が停車してくれた方がより便利なんだけど、まあいいや。

で、この西船橋駅なのだが、駅ナカが小さいなりに充実している。サイフォンで珈琲を入れる喫茶店があったり、本屋やマッサージ屋までもがある。まったりできる喫茶店なんて、効率重視の駅ナカビジネスではありえない筈なのだけど、ここでは例外。時代は変わっていくなあ。ただし、お客さんがまったりしすぎて、この喫茶店(西船珈琲研究所、という)は店の入り口に待ち行列が出来ている。駅ナカ喫茶で待ち行列だなんて。

さて、それはともかく、駅蕎麦もこの西船橋ではアツい。改札外に「あずみ」、JR改札内に「菜の花そば」、そして東京メトロ改札内に「めとろ庵」がある。あわせて3軒。これが徒歩1分以内のところにそれぞれ位置しているのだからすごい。西船橋の人はメチャ蕎麦喰いか?

2015年の僕において、立ち食い蕎麦が胃袋に収まる余裕はなかなかない。そんな余裕があるなら、ちゃんとした旨い飯が食べたい。立ち食い蕎麦って、「空腹をとりあえず満たす」には良いのだけど、中途半端なんだよな。結局帰宅してから改めて食事しちゃったりして、結果的に太る。だからあんまり食べたくはなかった。

しかし、西船橋駅には3軒も蕎麦屋があるよ!というのを見てしまうと、俄然それぞれのお店を食べ比べてみたくなったのだった。幸いこの日、予定していた用事をキャンセルしてそのまま帰宅することになっていたので、だったらその気力体力を蕎麦にぶつけてもよろしかろう、と思った。

めとろ庵外観

まずは東京メトロ東西線の改札内にあるお店、「めとろ庵」だ。「メトロプロパティーズ」という東京メトロの駅ナカビジネス部門子会社が運営している。JRが一生懸命駅ナカビジネスをやっているように、東京メトロも頑張ってはいる。しかしいかんせん、地面の下を生業としている地下鉄会社なので、あんまり「駅ナカビジネス」はハデにできない。なので、「めとろ庵」も4店舗展開しかしていない。貴重な存在といえる。いやまあ、立ち食い蕎麦屋を「貴重」と呼ぶべきなのかどうかは不明だけど。

メニューいろいろ

鉄道系立ち食い蕎麦屋でも、小田急がやっている「箱根そば」は評価が高いと聞く。しかし、めとろ庵についてはこれまで噂を聞いたことがない。もちろん、激ウマ!膝ガクガク!なんてことはないと思うが、あまり最初から期待をしすぎると良くない。つまらなそうな顔をして、「なに、ちょっと暇なんでね。小腹もすいたし、蕎麦なんて軽くすすってもいいかな、なんて」とかいいつつそっぽを向きながら店に入るのがよさげ。

お店の看板メニューは、かき揚げそばらしい。お値段400円。そして何も具がないかけそばは290円。標準的なお値段だと思う。

季節がわりのメニューがある

最近の立ち食い蕎麦屋ってのは、季節ごとに新メニューを出すってのが当たり前なのかね?定番だけだと、売り上げがじり貧になってしまうのだろうか。「春の旬メニュー」だって。

「春野菜&海老筍つみれそば・うどん」が460円だ。旬の限定メニューだと、ちょっと客単価を高くしても怒られないだろうという読みもあるんだろう。そうはいくか、460円は払えん。

あおさそば

で、頼んだのは「あおさそば」400円。あおさが入っているってちょっと珍しい。海苔が載った「花巻蕎麦」というのはちゃんとした蕎麦屋でもあるメニューだけど、「あおさ」というのは初めて見た。ましてや立ち食い蕎麦屋でお見かけするなんて。コロッケ蕎麦という、よく考えたら奇天烈なメニューも存在する立ち食い蕎麦。蕎麦の最先端スタイルはここから生まれるのかもしれない、とか大げさに考えてみる。

そういえば、とろろ昆布が乗っかった蕎麦って、最近あんまり見かけなくなった。昔は立ち食い蕎麦屋の定番だったけど、今じゃ立派なかき揚げに押されてしまい、地味なとろろは衰退しつつあるのかもしれない。

出てきた蕎麦を見て、「ヘドロみたい」とか思ってはいけない。あおさが蕎麦の表面のあらかたを覆い尽くしている様は、ちょっと食欲をそそる。

麺アップ

しかしなんだろうな、味が薄いんだよ。つゆも、麺も、あおささえも。

寿司屋であおさの味噌汁を頼んだときを思い出した。あのふわっと漂う、磯の香りと味噌汁のダシ感。あれが欲しかったのだけど、今回は全然それがない。回転寿司の味噌汁でさえあおさにワクワクできるんだから、立ち食い蕎麦屋だって出来るはずだ。つゆが醤油味だからいかんのか?いや違うな、ダシをケチったつゆなので、味に深みがなくぼやけまくってるんだ。

とりあえず目先の空腹さえ満たせればいいや、という向きにはこれで十分なのだろうけど、それだったら食べ応え十分のかき揚げそばを食べたほうがいいな。あおさそばと同じ値段だし。「あおさの方がヘルシーだから」とかいうなら、最初から立ち食い蕎麦を食べてはいかん。

コンビニで軽食は充実しているご時世。駅ナカ駅ソトにコンビニがあふれている西船橋で、それでもこうやって立ち食い蕎麦が頑張っているのはこの業態の底力の強さを感じさせる。

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