知育としての植物栽培として、カップヌードルを食べる【カップで育てる野菜栽培セット】

偶然、「日清がカップヌードルの空き容器で作る野菜栽培セットを発売する」というニュースを目にした。「カップヌードル 野菜栽培コンプリートセット」といういらしい。

https://www.nissin.com/jp/company/news/13317

カップヌードルの容器にぴたっとはまる土と、野菜の種がセットになった商品だという。種4種類と、カップヌードル12種類をひとまとめにして販売する。

2025年5月28日12:00に公式サイトで発売を開始し、その後間を空けてヨドバシやAmazonでも発売するのだという。限定2,000セット。

それを見て、僕は慌てた。「限定2,000?すぐ売り切れるぞ、これは。買うなら即決しないと!」と。

で、即決しちゃった。あんまり深く考えないで。

ちなみにECサイトごとにセット売りの形態も値段も異なっており、公式サイトが麺12食+種4種類なのに対し、Amazonだと14食+種4種類だった。一瞬、どこかの転売ヤーがAmazonマーケットプレイスを利用して売っているのか?と身構えたが、そういうわけではなかった。公式サイトにも、「ECサイトごとにセット内容は異なる」と明記してある。

日清の公式サイトでは早々に完売していたので、僕はAmazonで購入した。カップ麺の数が2個多いとはいえ、売価が3,643円と公式サイトよりも1,000円も高い。カップ麺1個あたり260円。今考えると、とっさの判断で高い買い物をしちゃったな、と思う。迂闊だった。

ちなみに発売開始から2週間近く経つ6月10日時点でも、公式サイト以外では完売していない。「限定2,000個」って案外多いんだな。

まあ、よく考えれば、カップヌードル自体はどこでも売っているものだし、その容器に土を入れて種を蒔くなんて簡単にできることだ。土も種も、今なら100円ショップで売っているし。なぜ慌ててポチった?俺は。

野菜を育てよう、と思ったのは、弊息子タケに植物当番を習慣づけたかったからだ。日々変化していく植物をお世話する、というのは彼にとって良い経験になるだろうから。

過去、「Green Farm」という水耕栽培マシンを使って野菜を育てていたことがある。でもこれは、収穫時にタケの手を借りる程度であり、普段は何もしなくて良いものだった。

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しかし今回は違う。土が乾いていたら水を与える、というミッションがある。それを彼に主体的にやってもらおうと思う。

なお、Green Farmだが、基盤が故障したようで、スイッチを入れてもまったく動作しなくなってしまい既に廃棄している。なので、わが家では久々の植物栽培だ。(切り花は除く)

数日して届いた、カップヌードル野菜栽培コンプリートセット(Amazon.co.jpバージョン)。

14種類、味の重複がなくカップヌードルが並んでいる。へえ、知らないものも混じっているぞ。感心する。

公式サイトだと12種類なのに、なんでAmazonは14種類なんだ?と不思議だ。どういう力学とか都合があって数が違うのか、よくわからない。

ちなみに、LOHACOで買うとカップヌードル、シーフードヌードル、カレーヌードルの3種類だけで合計20食、お値段は4,780円。これも結構高い。1個あたりの値段はAmazonよりも割安だが、それでもド定番の味ばっかりなのは僕なら嬉しくない。

カップヌードルの容器の隙間に入っていたのが、これ。

「水で膨らむ謎土入り」と書かれた、野菜の種。「食べ終わったカップで育てよう!」と書いてある。

後で知ったのだけど、この「謎土と野菜の種セット」は1袋200円でカップヌードルミュージアムで売っているそうだ。東京近郊だったら、横浜カップヌードルミュージアムはある。

わざわざこんなコンプリートセットを買う必要はない、と思うなら、この種だけを実店舗で買うのもいいだろう。僕なら、そうする。・・・もう、カップヌードル14種類を買っちゃったけど。

この箱を見て、パートナーのいしが「まあ」と呆れた顔をし、食事としてカップヌードルを出そうとして顔をしかめられた。すまん。つい衝動買いしてしまった。男のロマンというかなんというか。

わが家には、災害用備蓄として「カレーメシ」をはじめとし、完全メシ系が段ボールで何箱もある。で、これが予想以上に賞味期限が短く、頻繁に食べていかないといけない状態になっている。それに加えて新たにカップヌードルが14食も到来したので、そりゃあもう、どうするんだこれ?状態だ。

それはともかく

弊息子タケは人生初のカップ麺ということで、大変にご満悦。美味しい美味しいと食べ続け、最後は汁まで飲もうとしていしに静止されていた。だろうな、子どもでも大人でもカップヌードルは美味しいよな。

種は4種類。サニーレタス、バジル、葉ねぎ、ベビーリーフ。

謎土と、種が入っている袋が同梱されている。

種が入っている袋は、「お召し上がり直前に入れてください」でお馴染みの調味油でも入っているかのような外装だ。

謎土はその名の通り、とても小さい。これが水を吸うと膨張するのか。

カップヌードルの容器に謎土を入れ、水150mlを注ぐと土が膨らむのだという。そこに種をまいて育てることになる。

発芽まで5日~10日、収穫目安は60日以降。

Green Farmで野菜栽培をやっていたときは、だいたい1ヶ月で収穫することができた。それを思うと、倍の日程がかかる。遅いな?と思ったが、Green Farmは一日16時間、猛烈に眩しいLED照明を与え続けてグイグイ光合成をさせる、強引な栽培方法だ。早くて当然。

水を吸うと膨らむ、という謎土は、廃棄されたココヤシの繊維で作られているのだという。へー。

それに肥料を混ぜて固めたものが、謎土。

水抜き穴を容器の底に4か所ほど空けよ、ということだったので、キリで穴を空ける。

そのままだと水がダダ漏れになるので、父と子、二人で食べたカップ麺容器を重ね合わせた。内側の容器だけ、水抜き穴が空いていて外の容器は穴なし。

謎土を入れたところ。

容器の底よりも、さらに小さい直径。

「ちょっとくらいスープを残しておいたほうが、良い栄養になるのでは?」と悪い考えが頭をよぎったが、さすがにやめておいた。たぶんカビが生えておしまいだ。

水を与えると、確かに土が膨らんできた。・・・いや、これは土じゃないな。ココヤシガラ、というのはなるほど納得の見てくれになってきた。白い繊維質のものがいっぱい見える。

ハサミの先でザクザクと土をほぐし、水をいきわたらせたところで種を蒔く。

これで完成。あとは数日おきにタケに水をまいてもらい、成長を見守ろうと思う。

Green Farmのときは、それ!収穫だ!となったら一度に野菜が押し寄せてくるので扱いに困った。こちらの食卓事情を無視して、収穫時期がやってくるからだ。しかも大量に。

その店、このサイズならば収穫時期がきても慌てることはなさそうだ。安心感がある。

これからが楽しみだ。

時間差を確保して、順次カップ麺を食べ、種を植えていくつもりだ。

(2025.06.07)

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