アメリカ食い道楽で肝臓フォアグラ一直線(7日目)

1999年06月04日(木曜日)

マッカランでスッカラカン

【時 刻】 09:40
【場 所】 マッカラン国際空港ターミナル1
【料 理】 料理名忘れた

マッカランでの朝食

帰国の日。前日はジーニアスが就寝した後もギャンブルを続け、勝ったり負けたりを繰り返していた。最後の夜だ、一暴れしないと。・・・1ドル単位でのベティングだったけど。

トータル10ドルくらい負け越して諦めた。我ながらしょぼい。掛け金が小さいので、勝っても僅かだし、負けても僅か。こういう客、カジノ側としてはあまりうれしくないだろうなあ。でも、どこかでスイッチがカチーンと入って「よーしここは一発勝負したらぁ」となるかもしれないから、小口顧客も重視してるかもしれん。

その証拠に、ラスベガスの外れには質屋がたくさん軒を連ねていた。嗚呼・・・。そこまでしなくても・・・。借金の取り立てが来ているわけじゃないんだから、お金ゼロになった時点でやめとけよ。

まあ、それはともかく、翌朝思い残すことなくマッカラン国際空港へ。ここからご存じユナイテッドさんに搭乗し、サンフランシスコでトランジットして成田行きだ。

フライトは11時過ぎなのでまだ時間がある。空港レストランで朝食を食べることにした。

「なんだ、これは。どこかで見たものをフラッシュバックしているようだ」
「だから言ったろ、あれが標準的なアメリカンブレックファーストだ、って」

メニューにあったのは、グランドキャニオンで食べた朝食のまんま。

せめてもの抵抗で、グランドキャニオンのものとは違う「玉子=スクランブルエッグ」「肉=ベーコン」にした。さすがにスイカはついていなかったが、ポテトの賽の目フライは全く一緒の皿が出てきた。

「驚いたな。ポテトまで一緒とは。日本でこんな四角いポテト、見たことないのに」
「アメリカじゃ一般的なんだろうねぇ」

パンが2枚というのも一緒、大きいマグカップになみなみとコーヒーが注がれ、ほっとくとどんどん継ぎ足されるのも一緒。

「要するにあれか、アメリカ人というのは毎日同じモン食っても平気ということか?」
「それは無いと思うが、鈍感なんじゃないか?食に対する感性が」

周囲にアメリカ人がたくさんいるなか大変失礼ながら、そういう発言をせざるを得ない状況だった。500キロ離れていて、方や国立公園内のロッジ、方や国際空港のレストラン。これだけのギャップがありながら、同じものが出てくるなんて。

「いやキミね、500kmって凄いかのように言うけど、アメリカ大陸から見たら大したことないぜ?ましてや、ラスベガスとグランドキャニオンなんてロスやニューヨークと比べたらド田舎よ?ド田舎のたかが500kmなんて大したこと無いって」

ジーニアスが言いまくる。そうか、ド田舎同士500kmか。途中あるのは砂漠と荒野のみ。まあ、大したこと・・・ないのかぁ?

「でもね」

ジーニアスが続ける。

「田舎だろうとどうだろうと、まあこういうのがアメリカ標準なわけよ。満喫できて良かったでしょ、最後にアメリカ標準が食べられて。オレはもういいけど」

彼は旅行後半からしきりに日本食を恋しがり、「ああー、牛丼食いたいぃ」と悶絶していたのだった。最後までアメリカン料理をお見舞いされて、さぞや辛かったことだろう。

あっ、忘れてた。まだユナイテッドの機内食があるんだった!シーラさんとマーティンさん、また登場するんだろうか。うわぁ、楽しみなような、嫌なような。

(つづく)

※筆者注:タイトルの「マッカランでスッカラカン」だが、お金がスッカラカンになったわけではないので、なぜこういうネーミングをしたのか今となっては記憶に残っていない。単に駄しゃれが言いたかったのだろうか。




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