アメリカ食い道楽で肝臓フォアグラ一直線(7日目)

誰ですかアナタは

【時 刻】 15:50
【場 所】 UnitedAirline サンフランシスコ→成田便エコノミークラス
【料 理】 西洋料理

西洋料理

マッカラン国際空港でトラブルがあったらしく、滑走路には20機以上の出発待ち行列。おかげで出発まで1時間の遅延となった。さあそうなるとサンフランシスコでのトランジットが大変だ。到着と同時に全力疾走で国際線に乗り継ぎ手続きと相成った。こういうとき、同じ航空会社でのトランジットだとスムーズに事が進むから助かる。

なんとか間に合ったー、と一息ついたところで今度は成田に向けて出発。サンフランシスコ国際空港の免税店で何か買物しよう、なんて計画していなくて良かった。

ユナイテッドのエコノミークラスはとにかく狭い。普通に座って、膝が前の席にぶつかるくらいだ。体格の大きな外国の人はどうしているんだろう。・・・そうか、サンプルはすぐ横に居る。見てみると、人間ってのはうまくできてるもんですねえ、体格が大きくても、なんとか縮こまって狭いところに収まっている。でもあれだと成田到着前に腰かどこかを傷めそうだ。

さて飛行機の高度が安定したところで、お食事タイムだ。またシーラ・ルーキンスとマーティン・ヤンがボンクラな腕をふるってくれるのだろうか。あ、すいません今失言しました。お見苦しい点をお詫びします。

ぱかり、とメニュー表を開くとこうなっていた。面倒なので英語との対比は省略。

[西洋料理]
・サンデー・ローストチキン マカデミアナッツのスタッフィング、野菜
・シュリンプサラダ、トマト
・ガーデンサラダ、ドレッシング
・ホワイトチョコレートムース

[オリエンタル・メニュー]
・タンジェリンビーフ、四川風
有名シェフ マーティン・ヤンの作品です。
・海老、野菜
・蕎麦
・新鮮なフルーツ

でた!ここにもマーティン・ヤンが!オリエンタルメニューの第一人者!真打ち登場怪しさ満点。四川風ときたところが憎い。四川なんて、米国人は「はあ?Szechuan?Where?」と言うに違いない。それでもメニューに取り入れた意欲作と言わざるをえない。ところでタンジェリンビーフってなんですか。柑橘系?タンジェリンオレンジなら知ってるけど。うーむ、意欲作だ。

こんな意欲作を出しているにも関わらず、我らがシーラ・ルーキンス氏の名前は見あたらず。西洋料理の欄には誰それの作品、という名前の記載がない。がっかりだ。味の競演を期待していたのに。

ということはだ、そんじょそこらのへっぽこシェフにメニュー考案させているわけじゃねーぞ、ということの証左でもあるわけだな。いや、シーラさんもマーティンさんも実はユナイテッドの料理好き社員の名前でしたー、とか社員食堂のコックさんでしたーという可能性も考えてたんよ、実は。でももしそれだったら、今回西洋料理の欄に誰かの名前が仰々しく記されていたはず。それが無いということは・・・

やっぱり「マーティン・ヤン」氏は「有名シェフ」なのかもしれない。おおぅ。

でも可愛そうに、おいしく食べてもらえてないんですけど。僕ら日本人の味覚の問題っすかね、それとも機内食というカテゴリの限界っすかね、いや、調理法に問題があるとか、製造コストの問題とか・・・まさか本人が本当にへっぽこというわけではないだろうから、なんとも可愛そうなんである。結果的に、こうして「イタいキャラ」として文章にされているわけで。

で、そりゃもちろん行きがシーラさんの料理だったんで帰りはマーティンさんのを、と思っていたんだが、何を思ったかジーニアスが行きも帰りもマーティン・ヤンを選んじゃったので、僕は必然的に「じゃあ違うのを。チキン、プリーズ」となってしまった。無名の新鋭料理人(多分)による、ローストチキン。

味?頑張れ、キミの将来はまだ夜明け前だ。

(つづく)

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