会社サークル新木場BBQ

サイコロステーキは油だらけ

折角バーベキューコンロに鉄板がついているのだから、ということで誰かの発案で鉄板に切り替わった。この後シメの焼きそば、という展開を見越してのことでもある。あんまりがっつかない若手たちも、「シメの焼きそば」にはやけに心ときめかせていた。バーベキューにおける記号として、焼きそばってのが位置しているらしい。これをやるとバーベキューやったァァァ、という満足感というか納得感があるらしい。ちなみに焼きそばを発案したのは「バーベキューは生まれて初めてです」と言っている人だったので、どこでそういう知恵をしみこませたんだ、と聞いていて面白かった。

さて、鉄板で焼いてみたのは、サイコロステーキ。成形肉で明らかにランクが下がる肉なので、空腹時に食べるのは避けて後回しにしていたものだ。で、たまたま鉄板に切り替わった際に焼いたものだから・・・油だらけ。いやあ、出るわでるわ、スポンジを絞るかのごとく油がでてくるわ。

野菜で油を吸わせる

油が海のようになってきたので、「焼いて」いるのか、「揚げて」いるのかがわからなくなってきた。あわてて、野菜で油を吸わせることにした。茄子はこういうとき大変よく油を吸うのでありがたい食材だ。ただし、いざ油を吸わせた後、「・・・食べる?」「いや、いいです」という展開になってしまい、もったいないことをした。キッチンペーパーで吸い取らせた方がよかった。

「肉のエキスを十分にしみこませた茄子だよー」と押しつけようとしたけど、さすがに無理だ。高級肉のエキスならともかく、成形肉だし。

焼きそばを焼く

最後、焼きそばに取りかかる。まだ肉も野菜も若干残っていたけど、一切合切在庫一掃セールだ。残っても困る物だし、焼いてしまえホトトギス。

言うまでもないことだが、焼肉時のキャベツと、焼きそば時のキャベツは切り方とサイズをかえないといけない。そうやって切っておいた食材をどのようにスタンバイさせておくかというのは、焼肉においてとても大事なことだ。ボウルとかプレートとかがふんだんにあり、それらを並べておく場所が食事場所とは別にちゃんとあれば楽なのだけど、アウトドアのバーベキューというのはなかなかそこまで設備はない。

焼きそば

焼きそばが焼けた。今回機材を用意してくださった方は、コンロや炭だけでなく、まな板や包丁、トングなどあらゆるものを用意してくれた。こういうバーベキューって、「あっ、あれが無いと不自由だな」という小さな出来事が頻繁におきるものだ。そんなとき、こういう人が一人居ると大変に心強い。調味料だって、なんなら車のトランクに「念のため」と入れてあったりするし。本当に頭が下がる。

で、機材提供者(=車で参加)は、お酒が飲めないし、機材は少し傷むし、車だということで余った食材やゴミの一部は引き受けないといけないし、本当にいいことがない。バーベキューにおけるこの格差を穴埋めするには、やはり「手ぶらでバーベキュー」ができる公園を選ぶしかないのか。

マシュマロを焼く

最後、デザートはマシュマロを焼く。これが結構美味しかった。僕は初体験だったのだが、マシュマロの甘さが増すし、とろっとした感じが一風変わっていてよかった。これはバーベキューの新定番だな。ただし、火加減を気をつけないと、すぐにマシュマロは焦げる。でもそれもまた楽しい。

いろいろ自分一人であれこれ気を遣ってしまったけど、いろいろな発見や驚き、楽しさがあって楽しいバーベキューだった。

(2013.09.21)

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