「タイフェスティバル」をはじめとする、各国の料理や文化を紹介するイベントは東京で頻繁に開催されている。定番の開催場所は代々木公園だ。
COVID-19の流行を経て現在がどうなったのかはわからないが、昔のタイフェスティバルは、あの広い代々木公園でも歩くのが困難なくらい、混雑したものだ。
一方で、実は上野公園でも同じような野外イベントが開催されている。東京国立博物館の眼の前、噴水広場の広い空間でイベントが頻繁に行われている。スペースの関係で代々木公園で行われるイベントよりは規模が小さくなるが、いつもお客さんで賑わっている印象だ。

この日、上野公園で開催されていたのは「台湾フェスティバル」だった。
このイベントの主催者である「台湾を愛する会」には、まだここまで規模が拡大する前に一度お世話になったことがある。

このときは舎人公園で台湾料理のバーベキューをやる、という会だった。それから規模が拡大し、今や上野公園でここまで大規模なイベントを開催する組織になったのだから、本当に関係者の努力と苦労には頭が下がる。
このイベントが面白いのは、次々とパフォーマンスが繰り広げられるステージの真正面が有料席になっていて、お金を払った人だけがステージ前スペースに入ることができる、ということだ。
ステージパフォーマンスそのものは有料席に入らなくても見ることができる。お金を払ってまでステージ前に行く必要があるのか?と思ったが、有料席は赤いテーブルクロスが被せられた大きな円卓と椅子が用意されており、ゆったりと過ごすことができるというメリットがあった。
なるほど、料理をあれこれ買った僕らは、料理の置き場をどうしようかと悩むが、有料席だとそんな心配は無用だ。あれこれお店を行脚して、あれこれ料理を買い揃えることが可能となる。確かにこれは便利だ。

金曜日夕方の訪問だったが、会場はものすごい客の数。屋台の前に並ぶ列の長さを見て、食べたい料理があっても諦めることが何度もあった。
それでもこの日買ってきた台湾料理の数々がこの写真。見た目は日本人にとって違和感がない料理だけど、食べてみると味付けの方向が違っていることがあるので、面白い。
こういう日本以外の多国籍料理を小さい頃から食べている弊息子タケは、将来さぞや舌が肥えるだろう・・・と思う。この日買ってきた料理は、なんの抵抗もなくパクパク食べていた。それは嬉しいことだが、まずは自宅での食事で、ピーマンを食べられるようになって欲しい。
(2023.06.16)
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