「国際こども図書館」を知っているだろうか。東京都民でも知らない人が多いと思う。
場所は、東京国立博物館の裏側。立派な建物でそれなりの規模があるのだけど、「こども図書館」ということで子育て世帯または児童教育関係者にしか縁が薄いこと、そして駅からかなり遠いことから知名度が低い施設だ。
本の貸出はやっていない。しかし、たくさんの本が置いてあり、弊息子タケを連れて行ったらあっちこっちから本を持ってきて「これを読んで欲しい」と親にねだった。今後、足繁く通おうと思った、そんな良い施設。

この施設には併設のカフェがある。席数は少ない上に、子ども図書館という性質上家族連れが多いため、あっという間に席が埋まってしまうのは難点だが、このカフェはすごい。

それは、とにかく値段が安いということだ。
物価高騰、人件費高騰の影響でお店で提供される料理の値段はここ最近バク上がりだ。
しかし、このお店だけは数年前の価格、いや、もっと昔の価格なんじゃないか?と時代を疑うようね値段設定になっている。
この日の「お得セット」は鶏の照焼丼、サラダ、味噌汁の組み合わせで、お値段は610円。
税別じゃないぞ。税込だぞ。すごいよな。
「目玉商品」として一つの料理だけが安い、というわけではない。他の料理も総じて安い。日替りランチ600円、本日のパスタ600円。


ホットコーヒーは270円。安い。

お子様ランチ、520円。
オムライス、ハンバーグ、ソーセージ、唐揚げ、スパゲティ、ケーキ、カルピスと充実の内容。

「今日のランチ」であるキーマカレーは700円。カレーのおまけとは到底思えない、立派なエビフライ二匹付きだ。サービスにも程がある。

鶏の照焼丼は、丼が大きいので量が小さく見える。しかし実際は満足行くボリュームで、物足りなさは全くない料理だった。
未だにこういう施設があるんだな!と家族全員で驚き、満喫した食事となった。
(2023.07.02)
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