岡山県倉敷市の美観地区のはずれに、たばこ屋さんだかソフトクリーム屋さんだかわからないお店がある。
このお店は以前から100円でソフトクリームを提供していて、いつだったか忘れたが僕も一度食べたことがある。白桃味のソフトクリームがあって、いかにも岡山的なものが100円だなんて!と感動したからだ。
今回、「そういえばまだ100円でソフトクリーム、売ってるんだっけ?」と思い、行ってみることにした。

行ってみると、やっぱり「ソフトクリーム100円」の看板が店頭に掲げられていた。
ちょっと昭和感を感じる、今風ではないフォントを使った看板だ。なので、これは昔の名残であって、今は値段が改定されているに違いない、と最初は思った。しかし店をよく見ると、しっかりとメニューにも「ソフトクリーム ¥100」と書いてある。あ、今でも100円なのか。この物価高のご時世なのに、すごいな。

ソフトクリームを入れる容器によって値段が違う。
最初、ここに書かれている値段は、ソフトクリームの標準的な価格(100円)に追加される料金だと思った。しかしその理解は間違っていて、たとえば1番のフレアーコーンなら100円、2番のみにワッフルコーンなら150円でソフトクリームそのものを食べられる。
激安にも程がある。
というか、コーンと紙コップが同じ値段、というのは不思議な世界だ。このお店に限ったことではなく、多くのソフトクリーム屋さんがコーンと紙コップを同じ値段に設定している。なので、原価はほとんど一緒なのだろう。どうしても無意識のうちに紙コップは安いもので、食べるもの(=コーン)は高いものというイメージを持ってしまうので、ちょっと不思議な感覚になる。

白桃ソフト、100円。
若干小さな紙コップではあるが、これで100円なのはすごすぎる。一体お店はどういう経営をしているんだ?と心配になってしまうくらいだ。だいたい、かき氷が150円で売られているのに、それよりもソフトクリームの方が安いという状況なのは他で見たことがない光景だ。
今回は食べなかったけど、カットされた白桃がどっさりとプラカップに入った「白桃パフェ」が300円で売られている。白桃は普通の桃よりも高級品なのだが、なぜこの値段で商売ができるのだろう。いや、別にお店の台所事情には興味がないので答えは知らなくてよいのだけど、ただただ驚きの声しか出ない。
だって、道路一つ渡れば、観光客が大勢訪れる通称「美観地区」だ。そこには2,000円、3,000円するパフェを売るお店にお客さんが大行列を作っていたりする。一方でこのお店は、桁が一つ違う値段だ。もちろんクオリティに差があるので比較対象にはならないけれど、このギャップにびっくりさせられる。
面白い体験をした。次回またここを訪れる機会があれば、今度は白桃パフェを食べたい。
(2023.08.12)
コメント
コメント一覧 (3件)
記事に全く関係ない話で恐縮です。「食い地獄の狭間にて」
広島のますゐ。サービスとんかつついに値上げとなったそうです。+50円。
さすがにもうしょうがないわなぁ。
あらためて記事読んでみたら何気にリンクしたかのような内容でしたね。
ちなみに余計なお世話ですが、過去記事へのリンクが盛大に文字化けしておられます。
zennさん>
ああ、Googleマップのリンクを埋め込んだら文字化けしたんですね。情報ありがとうございます。
地図そのものの埋め込みに変更しました。これで文字化けは解消です。
あれっ、ますゐ、以前値上がりしたような気がするけど気のせいかな?と思ったんですが、
350円から一旦380円に上がって、今回さらに50円値上げで430円なんですね。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/351198
そりゃそうだよなぁ、とますゐの値上げニュースを見るたびに思います。仕方がない。