【できることならマストバイ】電動昇降式デスクの威力

電動昇降式デスクは、本当に便利だった。これは買ってよかったと、2か月近く使ってみても確信している。むしろ、このデスクがない状態でよく仕事ができていたな、と思えるくらいだ。

人間、こうやってどんどん贅沢な生活に飼い慣らされていき、後戻りできなくなる。

「電動昇降式デスクがないと仕事にならなーい」

なんて言っていたら、いざ僕が貧乏になった時に死ぬぞ。仕事ができなくなるぞ。

知らなくて良い贅沢品だったのかもしれない。パンドラの箱を開けてしまったのかもしれない。大げさだけど、そんな形容表現を使ってしまうくらい気に入った。

これは声を大にして言いたい。この机を手に入れたことで、僕の首肩腰の負担は軽減され、今後マッサージ屋さんや整形外科のお世話になる機会が減るであろう、ということを。

ダイニングテーブルで仕事をするおかでん

↑の写真は、ダイニングテーブルで仕事をしていた時の僕だ。いしがこっそり撮影したものなので、わざとらしいポーズをとっているわけではない。

見ての通り、「首が前に出ている(首猫背)」「椅子に深く腰かけられず、背もたれに背中がついていない」「椅子の座面を無理に上げているため、姿勢をキープするために両足で軽く踏ん張っている」という状況。

ああ、こりゃあ体の調子が悪くなりますわ。

それが今じゃ、椅子に深く腰掛け、背中は椅子の背もたれにビッタリくっつけている。もちろんそのまま居眠りをしているんじゃなくて、ちゃんと仕事ができている。

そして、時折立って作業もする。立つと当然ラクではないので、とっとと仕事を片付けようとして集中力が増す。「この仕事を終えたら、座ろう」と仕事を短時間で片付けるモチベーションになる。

もし、テレワークのように長時間デスクに向かうことがある人なら、電動昇降式デスクは買って損はないと思う。ただし、故障すると本当にたちの悪いゴミになるので、その点が今から怖いのだけれど。

なお、盤面の大きさだけど、僕は「幅120センチ、奥行き60センチ」にしている。これで過不足ない。家が無限に広いわけじゃないので、もうひと回り小さくてもいいかな・・・と思っていたけれど、迷ったらこのサイズでいいと思う。

僕の場合、PCを2台横に並べて作業をするスタイルで、それに加えて自分の根城としてエアコンのリモコンとか卓上カレンダーとかティッシュとか、そういうものを置くとちょうど幅120センチでぴったりだった。PC1台で済む人なら、幅100でも十分かもしれない。

奥行きは、ディスプレイアームを設置して大型画面を利用する人なら、奥行き60は欲しいと思う。僕みたいに大型画面を使わない人なら、60より狭くてもいい。50でも大丈夫だろう。ただ45はイヤだ。そんな感覚。

快適なデスク環境を支える細かいツールをこの際だから紹介しておきたい。

昇降式デスクの場合、ケーブル類の取り回しをいかにうまく処理するかは大事な要素だ。何しろ、スタンディングのときはぐいーんとデスクが高くなるわけで、そこからバラバラとヨレたケーブル類が垂れ下がっていたらみっともない。

かといって、ケーブルを結束バンドやらマジックテープやらでガチガチに固めると、これはこれで都合が悪い。何しろ、テーブルは高くなったり低くなったり、変形するからだ。座っているときにケーブルがきれいにまとまっていても、スタンディングにした途端ブチブチッとケーブルがちぎれたら大変だ。

そんなわけで、まずはデスク上のケーブル整理から。購入したのはこちら。

ゴム状の商品で、テーブルの上または横に両面テープで取り付ける。これにより、緩やか・かつまろやかにケーブルがまとまる。

2個入りとはいえ、見た目の割に意外と安くないので「おっ!?」と思ってしまうが、買ってよかったと思えるものだ。USBの充電ケーブルって、いざ使おうと思ったら机の下に落ちていて引っ張り上げるのに手間がかかること、あるでしょ?それが解消される。

この商品がベストバイかどうかはわからない。似たような商品が他にもあるので、お好みのものを買うと良いと思う。いずれにせよ、卓上にあればじんわりと便利な品だ。

机のすぐ下には、クランプで盤面から吊り下げる形でケーブルトレーを取り付けた。プラス製。

この手のケーブルトレーは、昇降式デスクではほぼ必須として取り付けたほうが良いと思う。こいつがあるおかげで、デスクからぶら下がっているケーブルは1本のみで済んでいる。

もしこういう配線処理をしていなかったら、数多くのケーブル、しかも長さも太さも違うやつがダラダラとぶら下がることになる。

特にやっかいなのがPC電源で、こいつはケーブルの途中にDC/AC変換のための「箱」がついている。そんな重たいものが宙にぶら下がっているのはよくないので、このケーブルトレーで全部面倒を見るのは便利だ。デスクを上げ下げしても、ケーブルがもつれることがない。

なお、このケーブルトレーには5口の電源タップが設置され、マジックテープで縛り付けて固定してある。電源タップは何らかの方法で固定しておかないと、昇降の際にタップがずり落ちる可能性がある。

この電源タップに繋がっているものは全部精密機器なので、雷ガード(いわゆるサージプロテクター)付きのものにしたほうがいい。近隣に雷が落ちて送電に急激な電圧の変化が置きても、精密機器が壊れるのを防いでくれる。最近は雷ガード付きのタップでも安くなったので、ここはケチらないほうがいい。

あと、卓上にはこれもクランプで取り付けた。

電源4口+USB2口のタップ。

便利っちゃあ便利だけれど、ベストバイとは思わなかった。別のものをおすすめしたい。

まず、ケーブルトレーに5口のタップがあるのに、さらに卓上に4口のタップはいらなかった。ACアダプタ対応のためだろうが、結構大きくてかさばる。ただし、私物PCの電源はここを使っている。持ち歩く機会があるので、テーブル下のケーブルトレーに挿しておくと抜き差しが面倒だからだ。

USBポートに全振りしたテーブル装着用のタップがあるので、そちらのほうが便利だと思う。わかってはいたけれど、今ってものすごくUSBポートを必要とする時代になっていたんだな。改めて気付かされた。

なお、この商品のAmazonレビューに書いてある微妙な評価は僕も同感だ。

最後の紹介。

最近になってデスクに仲間入りしたもの。

いわゆる「女優ライト」と呼ばれる、LEDリングライトだ。

差し迫ってどうしても必要、というわけではなかったのだけど、つい出来ごころで。いしには内緒で買ってしまった。ただしチキンな性分なので、値段は1,000円未満の安物。タイムセール期間中は850円くらいで買えたはずだ。

昼間は窓に向かって仕事をしているので、仕事上のオンラインミーティングに不都合はない。しかし、夜になって友達とのミーティングの際、どうしても顔が暗くなるのが気になった。自分の背後に照明があるからだ。窓に向かって机をセッティングする、ということは、夜は顔が暗いということでもある。

なので、仕事の際のイメージアップ用として1割、プライベート用として9割くらいのつもりで買ったものだ。

いつでもどこでも自撮りがしたい!というわけじゃないので、机に固定させるクリップ型。スマホスタンドと、リングライトで二股になっていて位置は自由に変更できる。

色調整は3種類と、明るさの調整が何段階かでできる。

これで夜のミーティングだけでなく、昼間でも陰気な感じにならずにお仕事のプレゼンテーションができるようになった。僕はコンプラだのなんだの耳障りの悪いことを言うお仕事が多いので、陰気な見栄えはよくない。せめて顔をほどほどに照らしておきたい。

あと、一番よく使っているのは、毎晩寝る前に部屋を暗くして、このリングライトを卓上灯として使うことだ。ちょっと手元を照らしたいときには、ライトの向きを下にすればほどよい明るさになる。

そんなわけで、おかでんのお仕事環境は随分と良くなった。これで業務上の成果が出ればよいのだけれど、それはどうなるかな。

(2021.06.13)

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