総本家小松庵 池袋メトロポリタン店(02)

2000年02月07日
【店舗数:—】【そば食:041】
東京都豊島区西池袋

地鶏山椒焼き、そばがき、熱燗

とってもおなかが空いていて、どこかで食事をしてから帰宅しよう・・・と思いながら優柔不断ぶりを360度全方位に振り回していたら、気がついたら池袋に来ていた。ならば、もう一度小松庵にでも行ってみるか、ということで二度目の訪問となった。

池袋だったら他に蕎麦屋はいっぱいあるだろうに、とも思う。でも、前回食べた地鶏山椒焼きの美味さを思い出すと、運動神経が完全に麻痺してしまい、足がそっちに向かってしまったのだ。不可抗力というヤツだ。それくらい、この地鶏山椒焼きのインパクトが強かったという事だ。

と、期待しまくりな前振りというものは大抵落とし穴があるものだ。案の定、今回出てきた地鶏はイマイチなものだった。おいしいことには変わりないのだけど、山椒が鳥皮の上にびっしりと振りかけられていた前回と違い、量がまばら。大体、肉の配置が美しくなく、横向いていたり後ろ向いていたり。明らかに前回の「見た目良し、味良し」とは違う仕上がりになっていた。ちょっと残念。

さて、今回はこのお店でそばがきを注文してみた。先日、自宅でのそばがき作りに大失敗をぶっこいてしまったばかりであり、やはりプロのテクニックなるものを見せてもらって糧にしようじゃぁないか、というわけだ。

でてきたものは、石焼きビビンバに使うようなお皿にそば湯が張られ、その中に木の葉型のそばがきが沈んでいるというスタイル。味は薄くて香りもなく、あまりおいしいとは思わなかった。これで1300円はちょっと高いよなあ・・・。いや、ちょっとというより、相当高い。ボリュームがそれほどあるわけでもなく、この値段はどうしたものか。

そばがきというのは、そば粉をお湯で溶いただけのもの。相当な労力をかけて作るものだとは承知しているけど、シンプルな料理故にそれなりの美味さや良さを出さないと、高い値段を取っちゃいけないメニューだと思う。それを考えると、このお店のそばがきはちと頂けないですぞ。

結局、このそばがきで恐れをなしてしまい、本日はここで打ち止め。肝心のそばを食べることなく、お会計を済ませて引き上げてしまった。地鶏、そばがきと「あれれ」な料理が二連発だったので、お財布の中身が急に惜しくなってしまったのだよ。

家に帰れば乾麺のそばがある。それでもゆでて本日のフィニッシュとしようかね。

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