長野駅立ち食い(01)

2000年06月05日
【店舗数:051】【そば食:103】
長野県長野市栗田

山菜そば

長野駅の立ち食い蕎麦処

一茶庵かしはやでアワレみ隊メンバーと蕎麦を手繰ったあと、長野駅で解散となった。東京在住のおかでんは、一人新幹線で東京に戻る。
さて、と。

峠の釜飯を肴に、ビールでも飲みますかな。

いや、飲みますかな、ってアンタ。さっき蕎麦食ったばかりでしょうが。

あのー、大変申し上げにくかったんですけど、実は、蕎麦食べなくてそのまま解散でも良かったんだけどなー、というのが当時の偽らざる気持ちだったんスよ。最初っから、「峠の釜飯+ビールで、旅の余韻に浸りながら一路東京へ」という構図が頭の中にあったんスよ。だけど、さすがにお昼時、長野駅で解散!となったら、お昼ご飯も食べずにそのまま仲間とサヨウナラって訳にはいかんじゃないでスか。だから、蕎麦食べちゃったんでスけどね。

わかったわかった。さっさと釜飯食って家に帰れ。

いや待ってくださいよ、もうね、今更ビール飲んでも大して美味くないんですよ。ビールって空腹の時に飲んでこそ、至福。でも、今や、一茶庵かしはやの蕎麦が胃袋にどぅんと待ちかまえている訳ですよ。

ならば、もう腹をくくってですね、もういっぱいくらい蕎麦を食ってもいいんじゃないか、と。もういっぱいくらい蕎麦を手繰ったところで、大勢に影響はないのではないか、と。

言い訳モード終了

はい、まあそういうわけで、長野駅の立ち食い蕎麦屋にふらふらと向かってしまったのですね。もちろん、そばを食うぞ、という結論が出るまでには、しばらく逡巡があって、蕎麦屋の前をウロウロとすること数分というでき事があったのだが、みっともないので詳細は省略。いずれにせよ、蕎麦食ったのは事実。

何しろ、蕎麦屋の看板に「信州そばうどん」って書いてあるんですよこれが。「信州そば」ってのは分かるが、「信州うどん」って何だ?という気がして、ついついウドンを注文してしまいそうになるが、そんなことをしてはいかん。「信州そば/(普通の)うどん」という意味なのだろう。・・・そんなことはどうでも良くって、とにかく信州そば!と大々的に銘打たれた日にゃ、何となく食べておいたほうが良いかなあ、っていう気になるんですよこれが。いわゆる一つの旅情ですな。

恐らく、「善光寺そば」と書かれていても、「旅情だなぁ」とか言って食べていそうだ。「信濃そば」でもいいや。この辺りの発想は、「○○に行ってきました」という名前のクッキーのお土産を買う人間の心境と同じ。

山菜そば

安直だなあ、と我ながら思う。

信州そば、という言葉に惹かれたのもそうだし、思わず「山菜そば」をセレクトしたというのも、安直だ。

「長野」=「山がいっぱいある場所」=「山菜」

ああ、恥ずかしい。

ちょっと考えれば、こういう立ち食いで出てくる山菜っていうのはスーパーで売られている味付け山菜のパックものと一緒だということに気づくのに。

でも、そんな安直な自分がちょっと好き・・・かも。

段々自信がなくなってきたぞ。

ま、いい。とにかく、山菜そばだ。出てきたそばは、山菜よりも薬味のネギの方が多いんじゃないか、と一瞬ひやりとしたが、大丈夫だ、山菜はネギに隠れて健在だ。

ずるずる。

結構太めで、がっしりとした蕎麦はいかにも、って感じで好感が持てる。わしわしと蕎麦を頂く。そうそう、山菜もきっちりと食べなくちゃ。何しろ、長野駅で食べているんだから。

ふー、ごちそうさまでした。信州を満喫しました。

おいホントかよ?

よーし、最後に、信州満喫の総仕上げだ。峠の釜飯を買って帰るぞー。

・・・やっぱり買うんかい。

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