長野駅立ち食い(02)

2000年09月30日
【店舗数:—】【そば食:118】
長野県長野市栗田

天麩羅そば

白馬岳登山の帰り、新幹線で帰るべく長野駅に降り立った。栂池高原からの特急バスに乗っている間、ビールで程良く酔っぱらって居眠りしていたために首が曲がってはいけない方向に曲がってしまった模様。激しく寝違えて痛くてたまらん状況下にあった。

釜飯でも買って、東京に戻りますかね・・・と、おぎのやの「峠の釜飯」を調達。ちょっとうれしくなりながら、新幹線のホームに降り立った。しかし、昼下がりということで便数がそれほど多くなく、ちょっとした待ち時間ができてしまっていた。むぅ、どうしたものか。既に改札をくぐってしまったので、駅前散策などはできない。仕方がない、ホームで待つか・・・

そのホームには、ちょうどコンコースから階段を下りたところに立ち食い蕎麦屋があった。ヌムゥ、蕎麦、か。

馬鹿を言っちゃいけない、今お前の左手に握りしめている、ずっしりと重い物体は何だ?峠の釜飯じゃないのか?お前、車内でこれを食べるんだろ?立ち食い蕎麦って、どこをどう間違ったらそんなものを食べる選択肢が出てくるんだ?落ち着け!まずは落ち着け!

ひっひっふー。

ラマーズ法で、ちょっとだけ落ち着く。

「落ち着いたので、天ぷらそばを食べます」

あっ、おい、こら!

出てきた蕎麦は、ごつごつ、ぼそぼそとしていた。長野の玄関口として、外部からのお客さんが真っ先に目にする蕎麦屋であり、看板にも「信州そば」と書かれているんだから、長野の威信をかけてもう少し美味くてもいいんじゃないの、とは思った。でも、実はこういうタイプの麺って結構好きです。

しかし、かき揚げがなぁ。最初、薩摩揚げみたいにぺったんこな外観にびびったのだが、いざ食べてみてもやっぱりおいしくなかった。どんな具が入っていたかちょっと記憶が曖昧なのだが、いろいろとサービス精神旺盛に盛り込んでいた。そのガッツは大いに良しなのだが、結果的になんか変な練り物みたいになってしまっていた。開き直って、タマネギをメインにしちゃうとかでもいいと思った。

さあ、電車が来た。この峠の釜飯、どうしようかなあ。家に持って帰ってしまうと、意外と釜が邪魔になるんだよな。できれば電車の中で食べ終わってしまいたいところだけど・・・

やっぱ、家に持って帰るか、これ。

峠の釜飯が、長野駅の立ち食いに負けた瞬間だった。