2002年01月13日
【店舗数:---】【そば食:203】
長野県松本市中央
そば

浅田に続き、二軒目に訪れたのは野麦だった。ちょうどタイミングも良く、がっかりするような行列にはなっていなかったので即座に並ぶ。前回野麦を訪問したのが2カ月前。短期間でのリターンとなる。それだけ、野麦の蕎麦を美味いと思ったからなんだろう。
「美味いんだぞ、ここの蕎麦は」
なんて言いながら並んでいた記憶がある。
さて、出てきたお蕎麦。まず他のメンバーに先駆け、僕が一口目を手繰る。
あれ?何だか味が薄い・・・。一口目、口にしたときの感動が全然ない。んー?よく見ると、どうも水切りがうまくできていなかったようだ。麺にたっぷりと水がまとわりついていた。この水のせいで、味が薄く感じてしまった様子。
食後、店の外に出て「どうだった?」と仲間に聞いてみたところ、
「どうだった、と言われても。だっておかでん、一口目を食べた瞬間に『あれっ』って声を出しただろ?それを聞いちゃうと、美味い蕎麦でも美味くないと思っちゃうわい」
と言われてしまった。「イヤ馬鹿な、僕は心の中では『あれっ』と思ったけど、口には出していないはずだぞ」
「馬鹿をいえ、はっきりと声に出していたぞ」
どうやら、驚きのあまり無意識のうちに声になってしまったらしい。それくらい、一口目の理想と現実にギャップができていた、ということか。
蕎麦ってのは難しい食べ物だね、ちょっとしたコンディションの違いで、味が全然変わってしまう。今回の体験をふまえると、蕎麦屋の評価なんて大層なもんは、たとえまずいと思ったお店でも何度か通ってみて、初めてできるものなんだろうなと思った。
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