手打ちそば はっぴ(02)

2002年08月16日
【店舗数:—】【そば食:229】
広島県広島市西区己斐本町

ざるそば

西広島「はっぴ」との出会いで抱いた興奮は、おかでん一人で済む問題ではない。アワレみ隊のほとんどが広島出身ということもあり、広島で良い蕎麦屋発掘!となればそのメリットは隊内で共有できる性格のものだ。しかも、西広島という交通の便の良い場所であるから、なおさらだ。

「はっぴ」を初めて訪れたのが8月10日だったが、その6日後にしぶちょお達と「ますゐ詣で2002・夏」を開催した。その席では当然しこたまますゐ料理を食べていたのだが、「西広島に翁系のおいしい蕎麦屋発見!」の報を伝えたところ俄然盛り上がったのだった。

「おお、広島にそんな店があり得るのか!?」
「土橋のたつ吉は関西風つゆの手打ちだけど、その店は関東風?信じられんな」

と。

早速、食べに行こう!という話になったのだが、「待て、ますゐでこれだけ料理を食べた後にいけるわけがないだろう」と誰かが諭し、そりゃごもっとだということでその場はいったんトーンダウン。しかし、あきらめがつくわけでもなく、翌日予定されているイベントの間隙を縫って、はっぴに蕎麦を食べに行くことが決定したのだった。

正直、おかでん自身も「本当においしかったのか?」と不安になってきていた。もちろん、あの蕎麦の香りと味はホンモノだと思うのだが、あまりに両親が「ごく普通のソバ食べてます」って顔しているのを見てしまったため、だんだん自信が無くなってきていたのだった。だから、信州新蕎麦ツアーで常におかでんと蕎麦を食べ歩いているしぶちょおに食べてもらい、改めて自分の味覚に確信を持ちたい・・・というねらいがあった。

さて、そんなこんなで、一週間も間をあけずに「はっぴ」に突撃したわけだが。

やっぱり美味いじゃーん。「万が一まずかったらどうしよう」と、このお店を紹介した手前不安だったのだが、一口啜って安どのため息。よかった、勘違いでもハッタリでもなくおいしいぞ。

・・・あ、安どのため息も蕎麦の香りが。ううむ、幸せだ。

しぶちょおも、一口啜ってにっこり。「これは美味い」と即座に叫んだ。ほら、美味いんだってば。

「広島にはもったいない蕎麦屋だねぇ」
「いや、こういう美味い蕎麦屋ができていかなくちゃいけないんだよ、せっかく豊平に高橋名人が移住してきたことだし」

と議論していたが、やっぱり相変わらずお客の数が少ない。もったいない話だ。しぶちょお、おかでんと信州あたりの蕎麦をそこそこ食べ歩いている人間からすれば、この蕎麦は非常においしく感じる。この味覚は、東日本独特の感性なのだろうか?それとも、単に広島の人が蕎麦に対して味覚音痴なのだろうか?真剣に悩んでしまう。

広島に住んでいれば、頻繁に通って微力ながらもこの店をもり立てていきたい、と思う。しかし東京に住んでいる以上それは無理な話。せめて、帰省した時くらいは通っておきたいお店だ。

しぶちょおが、店を出てからこう言った。

「この店ができたことで、広島に帰省する楽しみがまた一つ増えたなぁ。」

最大級の賛辞じゃなかろうか、これって。