天久利 新橋店(06)

2003年06月09日
【店舗数:—】【そば食:254】
東京都港区新橋

天久利丼

前回「ポンヌッフ」で、いきなり冒頭から「反省しなくちゃ」と書いていたのは訳がある。別に「ポンヌッフ」を貶そうとして、自らが反省する振りをしていたわけではない。夜はまだまだ長いぜ、話はこれからだぜ、というところに反省すべき点がある。

そう、ポンヌッフで終わりではなかったのだ。

ポンヌッフでかき揚げそばを食べ終わって、店を出た。しかし、何か満ち足りない感じだった。もともと、「腹が空いているから」蕎麦屋に突撃したわけではなく、単に酔っぱらっていて自制が効かなくなっていたからだった。この際、胃袋のキャパシティは関係ない。酔っぱらっている自分の脳が「よし、これなら満足」と判断しない限りは、この不毛すぎる「一人二次会」は終了しない。

ポンヌッフの暖簾をくぐって外にでたら、目の前に天久利があった。

理由は、それだけ。1分後、何食わぬ顔をして天久利の暖簾をくぐるおかでんの姿があった。

店内は、お客が一人もいなかった。店員全員で店内のメンテナンスをしていた。ここで「しめた、だったらゆで置きの麺ではないかもしれない」と期待するのだが、さすがに二杯立て続けに蕎麦を食べる気はしない。

・・・だったら何で蕎麦屋に入るんだよ。

言われてみれば非常にごもっともで、サテ店に入ったはいいけど何を食べようか状態なのである。しばらく食券機を睨み付けて吟味していたら、「天久利丼」なるメニューをみつけた。そうか、天丼というのも悪くないだろう、ということで、何も考えずに天久利丼を注文。

めちゃくちゃだ。会席料理食べました→ポンヌッフでかき揚げ蕎麦食べました→天丼食べます、これから。何かの耐久レースをやっているのかおのれは。「軽くシメとして蕎麦でも食っていくか」というのはまあわからんでもないのだが、その後に「天丼」と続く流れが全く理解できん。・・・いや、食っていた自分で「理解できん」というのもアレなんだが。

食券を見た店員は、おもむろに食材を冷蔵庫から取り出し、衣をつけて揚げ始めた。あっ、揚げたての天ぷらが食べられるのか!天久利(新橋店)で初めて、「揚げたての天ぷら」にお目に掛かれるというわけだ。おめでとうございます。ありがとうございます。

丼に御飯をよそい、まずはおなじみのかき揚げが乗っかる。これは消費量が激しいらしく、常にストックされているようだ。揚げ置きのものだ。そのほかに、たった今揚げた天ぷら類が載っている。ええと、酔っぱらっていたので正確に記憶していないのだが、ししとう、なす、かぼちゃ、えびが入っていたような気がする。違っているかもしれない。アスパラがあったような無かったような。

せっかくの揚げたてだというのに、食べる側が酔っぱらってメロメロになっているため、味も何も分からなかった。「揚げたて天丼食べたけりゃ、『天丼てんや』に行きゃいいじゃん」何て身も蓋も無いことを思ってしまったくらいだ。

確か、お値段としては800円近かったような気がする、今から振り返ってみると。結構高いんである。しかし、大きなかき揚げを中心にあれこれと天ぷらが食べられる丼なので、楽しいし、おいしいのではないでしょうか。ただし、酔っぱらっていない時に食べるに限る。

この後、電車を乗り継いで帰宅するのが非常に面倒になってしまい、新橋駅からタクシーを使って帰ってしまった。タクシー代、6000円。あー。まだ夜の10時なのに・・・。

これだけのむちゃしてりゃ、当然天罰はくだる。翌日目が覚めたら、前日よりも体重が2キロも太っていた。ぐはぁっ。鏡に映る、自分の顔の輪郭が昨日と違っていたぜ。