2004年12月18日
【店舗数:---】【そば食:327】
東京都千代田区神田須田町
焼鳥、ゆばわさび、焼のり、大ごませいろ、お酒

アワレみ隊OnTheBBS神田オフの締めとして、立ち寄ったのが神田まつやだった。蕎麦屋って、案外オフ会向けなんだなと認識させられた。
この日のオフは、お好み焼き屋に行くことが主目的だった。で、おなかいっぱいお好み焼きを食べた。その後、腹ごなしを兼ねて甘味処に行った。おいしゅうございました。さて、ここで解散するのももったいないし、かといっておなかはそこそこ満たされてるし、となると、「蕎麦くらいだったらぺろりと入るだろ」という話になるわけだ。しかも、お酒が注文できるので、少々お店に居座っても違和感がない。
神田まつやとかんだやぶそば、どちらに行こうかという話になったが、今回はまつやをセレクトしてみた。あの独特の雰囲気は、一度味わってみる価値があるからだ。きっと参加者のみなさんも喜んでくれるだろう。
「まあ、軽く蕎麦を手繰って、お酒もちょっと飲みつつネ」という程度だったはずなのに、気がついたら徳利がずらりと並ぶ状態になってしまった。参加者全員、くいくいと徳利を手酌で飲りまくっている。すてきすぎるぜ、アンタたち。
そんなわけで、酒肴も何種類か。ああ、一人で訪れたら「2品酒肴を頼むのが精いっぱい」なんだけど、何人かでくるとあれこれ頼めていいなあ。
まず、自信をもってお勧めしたのが焼き鳥だ。このお店に何度も通っているおかでんとしては、既に感動は薄れてしまったものの、最初に食べた時はえらく感動したっけ。
実際、焼き鳥を食べた参加者の方々は、「うわ、おいしいなあ」と嘆息していた。値段はちと高いと思うが、一度食べてみる価値は大ありの逸品だ。で、みんな嘆息した後、思い出したかのようにお猪口をぐいっと。うん、美味い。
写真に写っているのは、ゆばわさび。暗いところでフラッシュ無しで撮影したので、何か不気味な食べ物に見えるが、決してそんな怪しいものではございません。

白黒はっきりつけろ!ということで、白いゆばわさびの次は焼き海苔。
みんな、海苔を噛むときのしゃくしゃく音を楽しみたくて、一瞬無口になってしまった。
味付け海苔のわざとらしいパリパリ感とは違う、しっとしとしつつパリパリした食感がいい。ただし、うっかりすると上あごに海苔がくっついてしまうぞ!気をつけろ!

大ごまそばを今日は頂いた。
もりそば以外は滅多に食べないおかでんだが、ここのごまそばは許せる。蕎麦の味を殺さず、胡麻の香りを楽しめてとてもおいしいと思う。
ずるずる。やっぱり蕎麦は大盛りであってこそ、心ゆくまで食べられるなあ。

こちらは、普通のもりそば。
われわれが蕎麦を手繰っているとき、席のすぐ隣に小さい女の子がやってきた。どうやら、蕎麦を打つ職人さんが珍しくて仕方が無く、ふらふらとやってきたらしい。
子供からすれば蕎麦なんてそんなにおいしいものではないだろうし、退屈していたのかもしれない。だから、蕎麦を食べたりビールをちょっと飲んじゃったりしている親から離れて、何やら面白げな事をやっている職人さんをのぞきに来たのだろう。
オフ会参加者の一人、だておーが「お蕎麦好きなの?」なんて声をかけていた。うんっ、と頷く女の子。いろいろ質問していたが、「将来蕎麦屋さんになりたい?」って質問には思いっきり首を横に振っていた。さすがに蕎麦屋を志す3歳か4歳の女の子ってのは居ないか。そのまま、意味もなく女の子の名前や誕生日、誕生日にもらったプレゼントまで聞き出すだておー。そんな光景を微笑みながら眺めつつ、杯を空けるその他参加者。このお店は、なんだかお客全員を微笑みに導く力があるような気がする。それって、蕎麦以上の魅力だと思う。
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