手打ちそば はっぴ(08)

2010年03月28日
【店舗数:—】【そば食:443】
広島県広島市西区己斐本町

ざる、清酒(何飲んだか忘れた)

ざる

所用で広島に短期滞在したのだが、その際によせばいいのに「昼酒オフ」なるものを開催した。たまたま、前回来広時にドイツ料理店を発見し、そこが「ランチからでもドイツビールが飲めるぜ!飲みやがれこの野郎」的な黒板を高々と、かつ黒々と、そしてドキドキと掲示していやがった。なんて挑発的なんだ。破防法適用するぞこの野郎、と思わずにはいられない。

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小心者のおかでんは、「すいません、ごめんなさい、飲めばいいんでしょ?飲めば。だから許してくださぁぁぁい」とならざるを得ない。つくづく自分の弱さが憎いです。

ホントか?

まあ、おかでんの心境の深遠は誰にも分からないのでこの辺にしておいて、その挑発にまんまと乗ってやろうというのが、今回のオフの趣旨。「Bier und Wurst 広島春の昼酒まつり」と名前をつけ、メンバーを募集したのだった。ヴルストとは、いわゆるソーセージの事だ。このお店、20種類以上のヴルストを提供するということなので、じゃあ「メニューの上から順に持ってきてください。あ、あとビールも、グラスが空になりそうなタイミングで、次の奴を」とやったろうやんけ、と。

オフ会のネーミングについては、どう考えても「ヤマザキ春のパン祭り」をパクッただろうというものだが、見なかったことにしてくれ。おかでんは企画にネーミングをつけたところで、全体の4割くらいが既に燃え尽きてるんで。

ちょうどホットペッパーが「事前予約で10%挽き」、ということでヴルストの粗挽きっぷりを1割増やしてくれるということだったので・・・違うな、10%お会計から割り引き、という事だったので、お店に事前予約を入れてみた。昼だし、3名の予約だったんだけど。

そしたら、「日曜は10名以上でないとランチをやっとりゃせんでイッヒリーベディッヒ」と店員さんから言われ仰天。「定休日:不定休」というのはそういうことだったのかグーテンターク。

危なく、当日全員集合して「今日はパパたくさん食べちゃうぞー」「あらやだ、パパったらいつもたくさん食べているのに」「言うようになったなハニー」なんて会話で盛り上がりつつ、店に着いたら閉店で、がっかりとなるところだった。

で、結局、お好み焼き屋さんなんだけど在日韓国人?の方がやってらっしゃるお店に急きょ鞍替えし、そこでキムチやゆで豚、ナムルをつまみつつ麦酒を飲みまくったのだった。最後にシメでお好み焼き。いわゆる「鉄板焼き」からお好み焼きに展開するパターンは珍しくないが、朝鮮系料理からお好み焼きのコンボはなにげに斬新だった。うまいうまいとついつい食べ過ぎた。というか、飲み過ぎた。あ、どっちもか。

おばちゃんが、「ちょうど生ビールのタンク交換せにゃいけんけえコレ飲んで待ってて」と、泡が主体とはいえジョッキビールを余計に出してくれたり、「あんたらようけ飲むねえ、さっきまであったビールが無くなってるじゃないの」と叱責するような前振りをしておいてから瓶ビールを人数分、新しくテーブルに並べるというツンデレぶりを発揮したり。しまいには「この焼酎は悪酔いせんけえええんよ」なんて話になって、ボトル一本あけちゃったり。

われわれが豪快に飲む→あらそれだけ飲むならもっとつまみいるわよねえ、とつまみが自動的にテーブルにやってくる→つまみを食べるためにまた飲む

のエンドレスワルツ。

10代の頃、まさか20年後くらいにこんな昼酒のんでぐだぐだなオッサンにすくすくと育つとは、思っていなかった。多分20年後には、朝起きがけにビールだな。で、さらに20年後には点滴でビールを。あ、その前にもう死んでいるか。

そういう状況になると、「じゃあさようなら」とはいかないのが実情。店の外に出ると、お天道様が「何をやっているのかね君たちは」と容赦なく責め立てる。でも、「ああ飲んでいたとも。飲んでいたさ。俺はアマテラス様よりもバッカス様の方が友達になれると思っているんだ」とかいい加減な事を考え、自己逃避の世界へ。はっはー。

そういうテンションで、なぜか二軒目にはっぴへ。誰だはっぴに行こうなんて言い出した奴は。

正直、お酒を相当飲んだ時点でわーっと蕎麦屋に行くのは嫌いだ。蕎麦屋は蕎麦屋の空気があり、それと「酔っ払って二次会」とはそぐわないとおかでんは考えているからだ。

ましてや、気心と手加減を知っているアワレみ隊メンバーのような完全な身内なら兎も角、そうでないひととの同行だと「アワレみ隊が!」とか「おかでん!」などという言葉が店内にこだまし、大層居心地が悪い。べつに、「お前がアワレみ隊のおかでんか。うちの店の事悪く書きやがって」とご主人にすごまれるのはマシだ。やっかいなのはその逆で、「ああアナタがおかでんさんですか」と特別扱いされるのがイヤだ。そっとしておいて欲しい。

そんなわけで、はっぴなわけだが、多分向こうには面バレしているとは思うがあくまでもお互い見知らぬ関係を装いつつ。とはいえ、肝心のおかでんが酔っ払いまくっていたため、自ら余計な事を散々口走っていたような記憶が。おかみさんに「そばこさん(ご主人の娘さん。学生時代ははっぴのwebサイトの管理と、繁忙期のお店の手伝いを担当していた)はお元気ですか?」とかなんとか。黙れこの酔っぱらい。

幸い、お客さんが引けていたランチ営業終了際だったので、他のお客さんの迷惑にはならない酔っぱらいだった(いかに酔っていても、そういうところは素早くチェックする性分なので疲れる)。

あと、既に相当でき上がっていたため、三人でお酒一合、そして蕎麦一枚手繰ってとっとと退却。お店にも迷惑はかからなかった・・・と思うが、さてそこは酔っぱらいの自己主張。あんまりあてにはならん。

蕎麦はおいしかった。固めの麺なので、シラフの時だと「もう少しふんわりした食感の方がおいしいのでは?」と思うだろう。でも、酔っていて自分と空間との輪郭がぼやけている状態だと、このソリッドな感じが寧ろ心地よい。うん、うまいうまい。

で、せっかくしゃっきりしたのに、その直後に蕎麦湯が出てきて、またトロトロに体の輪郭がぼやけてしまった。こんな事繰り返していたら、高野豆腐みたいになってしまいそうだ。

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