禅味 寿

2012年10月13日
【店舗数:304】【そば食:522】
東京都北区赤羽

地鶏の返し醤油焼き、せいろ蕎麦、くどき上手、八海山

寿
新そばの案内

おかでんの悪い癖は、お酒が入るとがぜん食欲が増すということだ。蕎香で杯を傾けて蕎麦を楽しんだ後、赤羽に戻って周囲をうろうろ。「腹ごなしの散策」というわけではない。「腹ごなし」どころか現在はやや空腹気味。だからどうしようか悩んでいる訳だった。あっちのショーケースを見て、こっちの看板を見て、悩む。で、さっき来た道をUターン。

とっとと電車に乗って家に帰れ、と我ながら思うが、「いや、電車の時間までまだしばらくあるから。その間はもう少し店を見て回ろう」とかなんとか理由をつけて、お店物色中。

そんな中、ガード下のお店で「寿」という蕎麦屋を発見した。以前から知ってはいたのだが、取り立てて色気がないお店なので入店したことはない。そんな素っ気ないおかでんではあったが、今回目に留まったのは「新そば 打ち始めました」という張り紙。ああ、こんなところに新そば発見。

店内

見せて貰おうじゃないか、新蕎麦の威力とやらを!

というわけで、お店に入った。

案外お店は広い。ぐるなびの情報によると42席あるそうだ。

二人掛けの席が結構あるので、一人での来訪も特に違和感なく場に馴染むと思う。

近くのテーブルに着席したお客さんは、あんみつを注文していた。あんみつ!そういうものもあるのか。

くどき上手

よせばいいのに、清酒を頼む。「くどき上手」、杯で480円。

このお店、清酒は「杯」と「一合」という単位で売っている。「杯」にすれば、写真のとおり小皿の上にちょこんと乗った小さなグラスになみなみと注がれてくる。「一合」にすれば、お猪口と徳利で提供される。

店の内装がレストラン的風貌なので、お酒頼んだらお通しがついてくるとは思っていなかった。でもしっかり出てきたのでちょっと驚き。蕎麦豆腐の上にとびことすり下ろしわさび少々。

地鶏の返し醤油焼

地鶏の返し醤油焼(800円)。

正直言って、これが食べたくてお店に入ったようなものだ。焼き鳥風な鳥の炒め物は、神田まつやでおなじみ。おいしかった記憶が強く残っているので、ここでも試してみることにした。ちょっと800円というのはお高いのだが、地鶏を使っているからだろうか。このお店、一品料理がたくさんあるのだが、その大半が500円以下の値付けになっている。総じて廉価だ。

食べてみる。うん、おいしいです。ししとうが一本アクセントに入っているのもうれしい。

さすがに本日二軒目の食事なので、味のコメントが雑。

せいろ蕎麦

せいろ蕎麦(590円)。せっかくの新蕎麦だし、よっぽど大盛りにしようかと思ったがやめ。万が一「これじゃ物足りない」となったら、「追加蕎麦」というのが380円であるので、そっちを頼めばいいや。

蕎麦は確かに香るんだが、雑味がある感じ。さわやかに鼻に抜けない。肩書きどおり新蕎麦なんだろうが、蕎麦そのものの質はどうなんだろうか?

わさびは自分ですり下ろす。ご丁寧にテーブルの片隅には、余ったわさびをお持ち帰りできるように、小さなビニール袋(ファスナー付き)が用意されていた。590円という値段なのにお持ち帰り自由なわさびが付いてくるというのは太っ腹だ。

てんや
てんやにも蕎麦があるよね

お店を後にする。

隣に「天丼 てんや」があるのだが、そこで「オールスター天そば」というポスターを発見。おおう、ここにも蕎麦が!これは何だ、今すぐ入店して蕎麦を手繰れ、という訳なのか?

真剣に悩んだが、さすがにこれ以上の飲食は生命の危険に関わりそうなのでやめておいた。さあ、おうちに帰ろう。

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