そば処 中山道 大宮ホーム店

2013年07月05日
【店舗数:347】【そば食:579】
埼玉県さいたま市大宮区錦町

わさび香る涼味そば

最近、すっかり蕎麦とは縁遠い生活を送っていた。この間僕は大好きだったお酒をきっぱりとやめ、まっとうな生活に戻った。それまでは、蕎麦屋に行っちゃあ昼からでもお酒、蕎麦屋をハシゴしたらその軒数だけお酒という生活だった。だから、いざお酒をやめてしまうと、どうやって蕎麦屋と接していいのかよくわからなくなった。

蕎麦屋に行って、もりそばだけ食べて帰る。所要時間15分。・・・うわあ、なんだこの味気なさは。そこまでして蕎麦、食べたいか?僕が蕎麦屋に行くってのは、30分ないし1時間近く酒を汲みつつだらだらと過ごすのが目的だ。単に蕎麦を手繰ればいいってもんじゃない。じゃあ、今後どうすれば?

あ、そうか、やめてしまったお酒を再開すればいいんだ。頭いいな。

よせよせよせ、せっかく断酒したんだ、このまま継続しとけ。

そんなわけで、自分のこれからの人生に迷いまくり、困惑し、ストレスで激やせしている最中に山登りに出かける事になった。目指すは、栃木県の山奥、三斗小屋温泉。最寄りから歩いて2時間くらいの山奥にある、秘境の温泉宿だ。昔ならマイカーまたはレンタカーでびゅーんと登山口まで行ったものだが、今はすっかり公共交通機関任せ。「往復の道中で酒が飲めていいね!」と思う・・・いや、違った、僕はお酒を飲まないんだった。

中山道

大宮駅で新幹線に乗り換え、那須塩原まで行く。そこから登山口まではバス。時刻はまだ朝早い。大宮駅で朝ご飯を食べて行こうではないか。そんなとき、頼りになるのが立ち食い蕎麦。大宮駅には何軒かお店があるようだが、僕がお邪魔したのは、高崎線下りホームにあった「そば処中山道」というお店だった。

中山道お品書き

店頭には、カラーのお品書き垂れ幕が掲げられてあった。それを見て、思わず顔が曇る。

・・・ああ、「あじさい茶屋」の系列か。

NREは悪名高い「あじさい茶屋」を次々と閉店し、暖簾のつけかえを積極的に進めてきた。今じゃ、「あじさい茶屋」という暖簾を掲げるお店はほとんど無いのではないか。その代わり、店名だけ違うけど実際はあじさい茶屋と全く一緒、という姉妹店が首都圏を中心にわんさか存在するようになった。正直、姑息だと思う。

店名だけを聞いた時は、個人商店またはそれに類する小規模店舗っぽい印象を受けるけど、お店の前にやってくると、立派なメニュー表記と季節限定の新作発表。これはどう見てもチェーン展開しているお店でないと無理だ。だから、「ああ、あじさい系列か」とすぐにわかる。

ちなみに今年の夏シーズンは、限定メニューとして「肉盛り!ゴマ酢つけそば(500円)」と「わさび香る涼味そば(440円)」があるようだ。どっちもメニュー名が長いな。

何故か記念撮影

店頭の看板をバックに、記念撮影をする。

ちょ、ちょっと待った。こんな写真を撮影して一体なんの意味があるんだ?なんの記念になるんだ?

随分久しぶりの蕎麦なので、すっかり感覚が狂ってしまったようだ。意味のないことをやってしまった。

多分、通りすがりの人も、この光景を見て「?」と思ったことだろう。僕、メチャ中山道好きか。

わさび香る涼味そば

せっかくなので、「わさび香る涼味そば(440円)」を頼んでみた。

豆腐に、オクラとわさび昆布がトッピングされているというなんか試行錯誤したんだろうなあという組み合わせ。

さて問題です、この豆腐はぐじゅぐじゅに崩して、蕎麦に和えた方がよろしいのでしょうか。しばらく思案の末、そのまま豆腐を食べてしまった。崩すと、なんだか汚く見えそうだったから。

味は・・・うーん。ノーコメントで。

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