白樺

2013年07月15日
【店舗数:348】【そば食:580】
長野県茅野市ちの

(特上)野沢菜わさび昆布そば

八ヶ岳登山のため、JR中央本線の茅野駅に降り立った。時刻は朝9時過ぎ。朝7時の「スーパーあずさ」に乗っての移動だったので、朝ごはんはまだ食べていなかった。山に登る前に空腹というのは、よっぽど腹をくくったダイエット中の人でもない限りやっちゃいかん。山におけるエネルギー不足は、即怪我や体調不良、はたまた遭難に結びつくからだ。というわけで、僕も山に分け入る前に栄養補給をしておかなければ。

事前の情報収集で、茅野駅には立ち食い蕎麦のお店があることはわかっていた。駅弁は高いし、コンビニのおむすびじゃ味気ない。そんなわけで、立ち食い蕎麦というのはちょうど良かった。駅構内にある利便性も素敵だし。

さすがに、「蕎麦処・長野に来たんだから、せっかくだから立ち食い蕎麦でも」なんて安直な判断はしてないぞ、念のために言っておくが。立ち食い蕎麦に蕎麦の名産地もくそもあるかー。

山に登る前の栄養として蕎麦を食べるのが妥当なのかどうかはよくわからない。栄養士の方、これを読んでいたらお知恵をください。でも、経験上、唐辛子を多めに振った蕎麦を食べると体が温まり、気分的にとても良いアイドリングができるのは事実。運動前のテンションアップに最適ではある。

白樺

さて、重いザックを背負いながらよたよたと茅野駅改札を出たところに、目指すお店を発見。暖簾の文字を読むと、どうやら「白樺」というお店らしい。よかった、「あじさい茶屋(及びその姉妹店)」だったらどうしようかと思ったけど。さすがに長野までやってくると、あの悪魔のような「あじさい茶屋包囲網」からは解放されるらしい。

食券機

自動食券機でお目当ての食券を買う事になるのだが、ちょっと困惑してしまう作りになっている。ボタンがいっぱいあり、それに重複なくたくさんのメニューが割り当てられているからだ。一体このお店、何種類メニューの取り扱いがあるんだ?

まあ、そうはいっても立ち食い蕎麦屋で頼むものなんて定番がある。やっぱり王道は「天ぷらそば」でしょ。もしくはちょっとぜいたくに「天玉そば」とか。多分そういうのは、一番目立つ、左上のボタンに割り当てられ・・・て、ないぞ。あれっ?左上のボタンは、「(特上)とろろ山菜玉子そば 590円」となっていた。なんだなんだ、変化球投げてきたぞオイ。いろいろごちゃっと入ったメニューだし、なんでか「特上」になってるし、お値段は590円と高級だし。このお店どうなってるんだ。

その他のメニューも結構お値段がよろしい。どれも「特上」を標榜しているのだが、一体何がどう「特上」なんだかさっぱりわからない。それについての解説はなにもなされていない。きっと脂がのっていてふんわりやわらかいに違いない。・・・蕎麦だぞ、オイ。「脂がのってる」ってなんだよ。そんなものを蕎麦に混ぜ込むのはよせ。

食券に特上の文字

鴨蕎麦なんてのもあってちょっと惹かれたが(480円)、結局「長野に来たんだから」という中途半端な旅情気分になり、「(特上)野沢菜わさび昆布そば」(420円)を選んでみた。野沢菜とわさび、ってのが長野っぽいでしょ。昆布?いやまあ、それは確かに長野っぽくないけど。

食券には、「茅野そば店」とプリントされてあった。このお店、「白樺」と暖簾には書かれているけど、正式名称は色気もへったくれもない「茅野そば店」というのかもしれない。「白樺」で統一しちゃえばいいのに。

食券をカウンターに提出したら、店員さんから「3分かかりますけどよろしいですか?」と聞かれた。もちろん異存はないので承諾。どうやら、冷凍麺をこのお店では使っているらしい。

立ち食い蕎麦屋で3分待つというのは案外長く感じられるものだ。待っている間、食券機を再度眺めていたら「特上」ではない蕎麦も発見した。そのメニューボタンの下の方に配列されており、ぱっと見ても気が付かない。多分、このお店にやってきた一見さんは、ほぼ全員何も考えずに「特上」を選んでしまうと思う。

ちなみにノーマルの「野沢菜わさび昆布そば」は380円。特上とくらべて40円安いだ。何が違うの?というと、ゆで時間が違っていた。ノーマルの方は1分。どうやら、ノーマルはゆで麺を使っているらしい。ひとつの店舗で、ゆで麺と冷凍麺の両方を提供しているというのはとても珍しいと思う。この際だから冷凍麺一本に統一しちゃえばいいのに。でも、そうしないということは、それぞれの麺にそれぞれニーズがあるってことなんだろう。

野沢菜わさび昆布そば

タイマーで3分きっちりゆでられて出てきたのがこちら。「(特上)野沢菜わさび昆布そば」。もっと野沢菜わさび昆布がどっさり載っているのかと思ったが、ちょっと物寂しい量ではある。でも、どっさり載っていても塩っ辛いやら鼻がスースーするやら大変だと思うので、これくらいがベストチョイスなのかもしれない。

麺はやや細め。つるつるッと食べる向きにはちょうど良い。あっという間に食べ終え、さて再度戦闘モードへ。今日はこれから標高2,700メートルの山小屋へ向けてGO。今食べた蕎麦の栄養で、無事山小屋にたどり着けますように。では、行ってきます。

容器代を払えば列車内持ち込み可能

おっと、忘れてた。

このお店、蕎麦を列車内に持ち込むことができるんだった。20円の容器代を払って、ちょっと変わった旅情を楽しんでみるのも良いかも。ただし、列車に持ち込む以上、つゆは全部飲まなくちゃいけないだろうな。始末に負えない。

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