つけ蕎麦 たったん 渋谷並木橋本店

2013年08月28日
【店舗数:349】【そば食:583】
東京都渋谷区渋谷

肉野菜つけそば

たったん外観

この日、渋谷駅と恵比寿駅の中間くらいにあるカレー屋にお出かけした。しかし、目指す店に到着してみると、既に閉店の様子。やられた!ここまでてくてく歩いてきた労力を返せ!

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店頭の表示によると、営業時間は午後5時までだという。早いなオイ、ランチタイム営業限定なのか。僕が事前に調べていた営業時間よりも30分繰り上がっている。もともと「売り切れじまい」を標榜しているお店だったので、営業時間を実態にあわせたら、5時閉店が妥当ということなのかもしれない。

このお店、土日祝日は休み。ということは、会社勤め人であり、渋谷から遠いところにオフィスがある僕は来なくてよろしい、ということか。残念。カレー食べたかったなあ。

頭の中がカレーになっていたので、この穴をどうやって埋めるか思案のしどころだ。ラーメン二郎でもがっつり食べてごまかすか?いや、でも行列作って二郎というのも、面倒くさい。

そんなモヤモヤした気持ちのまま渋谷駅方面に退却していたら、並木橋交差点に一軒の蕎麦屋を見つけた。以前あんなところに蕎麦屋はなかったぞ?比較的新しいお店のようだ。店名は「つけ蕎麦たったん」という。

店頭のメニュー

あー、思い出した。立ち食い蕎麦の一大勢力である「富士そば」が港屋インスパイアの店を出したってのを聞いたことがあるけど、それがここだったっけ。港屋系の蕎麦、いいじゃないか。今このぼんやりした気分の中食べるにはあの迫力と満足感はうってつけだ。もっとも、富士そばが港屋風の蕎麦を提供したらどうなるのかまでは予測が付かないが。では、カレーを諦めた代わりにこのお店で蕎麦を手繰る・・・いや、手繰るというよりがっつく、の方が正しいか・・・がっついてみようじゃないか。

店頭にあるポスターを見ると、24時間営業であることが分かる。頑張っているな。蕎麦なので、夜中食べてもヘルシー、なんていう免罪符があるとでも言うのか。いや、そんなことはないぞ。蕎麦でもなんでも、夜食べたら太るぞ。ちなみにこのお店はデフォルトで300グラムの蕎麦を提供する模様。腹に溜まる量だ。
ダッタン蕎麦を使っているので店名が「たったん」。分かりやすい。でも、なんで濁点をとらなくちゃいけなかったのか。その方がちょっとかわいく感じられるから?

食券

どうやらお品書きは

「もりそば(650円)」
「鶏つけそば(650円)」
「カレーつけそば(650円)」
「野菜つけそば(700円)」
「肉つけそば(700円)」
「肉野菜つけそば(800円)」

がレギュラーメニューらしい。300グラムの量があるとはいえ、これまでの富士そばの価格レンジから考えたら高級メニューだ。従来の立ち食いとは違う、全く別の客層を開拓したいという意欲がうかがえる。実際、これで美味くて納得感がありゃ、この値段で不満はない。

最初は、港屋に倣って「肉つけそば」にしようと思ったが、「野菜つけそば」も気になる。日高屋では「野菜たっぷりタンメン」ばっかりを頼み、リンガーハットでは「野菜たっぷりちゃんぽん」ばっかり頼む性分なので、やっぱりここでも野菜は食べたい。困ったので、両方一度に楽しめる「肉野菜つけそば」を頼むことにした。ひゃー、このお店で一番高級なメニューを選んじゃったよ。

「初回である今回はオーソドックスに肉つけ、野菜つけは次回でいいじゃないか」

とも思ったが、もしこの蕎麦がマズかったらどうすんだよ。二度目はないだろ。だったら一期一会だ、初回でオールインワンを食べてしまえ、というわけ。

食券制で、タッチパネル式の自動食券機で購入。食券は店員さんがいるカウンターに持っていき、半券を受け取って店内の適当なところに着席する。蕎麦ができ上がったら店員さんが席まで運んできてくれるという段取り。下膳は自分で。半セルフのお店、というわけだ。

トッピングメニュー

港屋みたいなストイックさはなく、ここではおおらかにあれこれトッピングができる。うどん屋におけるトッピングみたいなものか。かき揚げがあるのはチープ系蕎麦屋の定番として、唐揚げがトッピングできるのは面白い。大量の蕎麦と相まってがっつりと食べたい向きには、唐揚げトッピングは魅力。きっと胃も心も満足させてくれるだろう。

ライスがあるというのはすごい。蕎麦食べつつライス・・・。これはあまり例のないパターン。どんなものか、敢えて試してみても良かったな、今思えば。もったいないことをした。

カウンター

客席はカウンターのみ。立ち食いではなく、着座式。

カウンター中央には、冷えたそば茶、生玉子、揚げ玉、ラー油、唐辛子などが用意されている。生玉子と揚げ玉が自由に使えるのは、いかにも港屋ゆずり。ただ、このお店の場合、生玉子の白身と黄身を分離させる器があったり、黒い紙エプロンがあったりして、なにかと気が利いている。

お茶が手元にあっておかわりが容易ってのが、何気にポイント高い。港屋の場合、水をおかわりしようとしたら、人をかきわけて給水器にたどり着くまでが大変。喉が渇きやすい料理を提供しているのだから、これは結構痛い。

肉野菜つけそば

BGMで流れているJAZZを聞きながら5分ほど待っただろうか、店員さんがお盆を持ってやってきた。このお店の場合、ゆで置きはしていないようだ。

届けられた蕎麦を拝む。うーん、これはいいビジュアルだ。うれしくなってしまうではないか。大きな丼に盛られた蕎麦と肉、そして野菜。つゆも大振りの器に入っている。これにどぶんとつけて食え、と。なんなら、ぶっかけ形式にして食べるのもよさそうだ。

肉野菜アップ

迫力あるトッピング。「野菜」と言われるものは、箸でつまみながら調べてみたら、ネギ、キャベツ、人参、パプリカ、ごま、海苔だった。ネギが野菜の中で最も比率が高いのは、蕎麦にあわせたらこうなった、ということか。「肉野菜」というネーミングから、中華料理の肉野菜炒めを想像してしまうが、それとはちょっと違う。もやしとかニラとか入ってないし。当たり前だけど。

肉は、この後つゆに浸けられることを前提にしたためか、薄味に仕立ててあった。好印象。量はさほど多くないが、肉だらけなのもイヤなのでこれくらいでちょうどいいな、と思った。

蕎麦アップ

蕎麦は300グラムもあるのに、あまり量を感じさせなかった。野菜の量が多いからだ。結果的に、蕎麦を先に食べ切ってしまい、野菜だけ大量に余らせるという失態を演じてしまったくらいだ。でも、太麺だし、歯ごたえしっかりだし、食べごたえがある存在感であることは間違いない。

あ、ちなみに「蕎麦」だと思って食べたらダメだからね。「何か歯ごたえのある、新たの麺」と思う事。それが大前提。

生卵投入

半分ほど食べたところで、せっかくだからと生玉子と揚げ玉を投入してみた。生玉子はつゆに入れるべきか蕎麦にかけるべきか悩んだが、蕎麦の山にくぼみをつくり、そこに黄身を入れてみた。これを箸で良くかき混ぜる。うん、なかなかいい感じ。でも、生玉子は無くてもいいかなと思った。無くても十分にうまい。

こういう時、いつも悩むことがある。「白身を分離させるのは是か非か」と。余らせた白身がなんだか勿体なく感じるからだ。白身は蛋白質が豊富だし、栄養的に見ても食べた方が、とかなんとかいろいろ考えてしまう。でも今回は黄身だけを採用。白身、肌に塗ってパックにでもしようか?

食べ終わってみて、予想外の満足感にやや驚いた。いいぞ、この店。また訪れたい、と素直に思った。「蕎麦」としてうまいかどうかはこのジャンルにおいては問われない。わさっと食べて、気持ちよく満腹になれるかどうか、だ。で、このお店の場合、気持ち良かった!そういうわけで、並木橋方面に行く機会はなかなかないものの、渋谷界隈に出没する際には一つの選択肢として頭の中に記憶しておこうと思った。

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