2014年03月22日
【店舗数:—】【そば食:609】
地元めしフェス「クオーゼイ」in日比谷
ピリ辛鶏そば

日比谷公園で「地元めしフェス クオーゼイ」というのが3日連続開催されていたので行ってみた。
北海道から沖縄まで、いろいろな地方の料理が屋台で売られており、見て回るだけでも楽しい。興味本位であれこれ買い食いしていると、お金と胃袋がいくらあっても足りないことになる。
まとめてドカッと買ってからさあ食べよう、とやると大変なことになるので、買っては食べ、また買って食べ、を繰り返すのが大人としての立ち振る舞いなんだと思う。そうすれば、食べ進めるうちにだんだん満腹になり、「もう一品」という欲求が減る。
いろいろ食べた。高崎ホルモンとか、尾道ラーメンとか。
中には試食だけだけど、蕎麦も食べた。

信州ぼくち蕎麦、という屋台が試食を配っていたので、それをいただいた。
飯山市のお店?らしい。
普通のざるそば/かけそばが700円、オヤマボクチを使った蕎麦が1,000円。
屋台で出すにしてはえらく高い。

試食で貰った蕎麦はしっかりした歯ごたえでなかなかよかった。
しかし、わざわざいっぱい買う気にもなれず、ここはスルーした。やはり、せっかくだからもう少し珍しい食べ物に手を出したいところだ。限りある財布、限りある胃袋、そして無尽蔵な体重。

そんな中発見したのが、「鶏そば」を売るお店だった。
てっきり中華麺のお店だと最初は思ったが、よくみると「へぎそば」という張り紙がある。どうやら、れっきとした蕎麦らしい。
しかも、「みどりのラー油」を使ってピリ辛に仕上げたものだという。緑のラー油?それはちょっと珍しい。聞いたことがない。
みどりのラー油とは?とお店の人に聞いてみたら、「かぐら南蛮」という独特な緑の唐辛子が特産品で、それを使ったラー油なのだという。
「ああ、かぐらスキー場ってありますもんね」
と言おうと思ったけど、やめた。かぐらスキー場がある場所とへぎそばが名産とされる場所ってちょっとズレてるよな、というのが引っかかったからだ。
後になって調べてみたけど、案の定「かぐら南蛮」は長岡市で採れるものであり、「かぐらスキー場」とは全く無関係であることが判明。あぶねー、余計なこと言わなくて良かったよ。

冷たい蕎麦と温かい蕎麦が選べるので、温かいほうを選んだ。なにせ3月とはいえ夕暮れ時は冷える。
お値段500円。

出てきたのは、なかなかに具たくさんで豪勢な一皿だった。
山菜、鶏ささみ、とろろ、鶏のハム、そして薬味のねぎ。
最後に、風味付けとして例の「みどりのラー油」がかかっている。
500円にしては上できすぎる内容。さすがに蕎麦の量は少なめで、食べ終わった際に「あれっ、もう終わり?」感はあったけど、食べ歩き前提のこの場においてむしろその方がありがたかった。
ふのりつなぎのへぎそばは、独特のつるつる感がある。
蕎麦としてはおいしくいただけたのだけど、肝心のみどりのラー油についてはよくわからなかった。ちゃんとかかっていたのだけど、風味は気がつかなかった。残念、それが目当てだったのに。
みどりのラー油、面白い調味料なのでいずれ個別に手に入れてあれこれ試してみたい。
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