
各テーブルにはいろいろなものが用意されていた。
強力粉、のし棒、水、トッピングの具材など。あと、なぜか発泡スチロールのトロ箱が置いてあるのが気になった。
(鍋はアワレみ隊で用意したもの)

トムさんがお手本を見せ、強力粉に水を加えてこねる。

それを見ながらわれわれもまねをする。こねこね。

愛情をたっぷり注げばその分美味くなる、と信じて、これでもかとこねまくる。

4人で2組になり、手分けしてこねる。

こね終わったところで、今度はトムさんによる生地の伸ばしとトッピングの実演。
さすがにくるくると指の先でピザ生地を回し、生地を宙に舞わしたりはしなかった。
たとえそんなことをやられたとしてもわれわれは真似できないし。

さてここで石窯に移動。
大きなヘラのような器具にピザを乗せ、石窯の中へ。おー、あれを自分たちもやるのか。見ているだけでビール飲みたくなるな。

ピザはあっけなく完成。薄い生地だということもあって、熱の通りが良いようだ。こりゃ、うっかりすると焦がすな。気を付けないと。

さて今度はわれわれの番。
寝かしておいた生地を発泡スチロール箱から取り出す。このためにこの箱があるとは、説明があるまで気づかなかった。
「膨らんだかな?」

ピザ生地を広げる。

ばばろあ-しぶちょおコンビは、ばばろあが時折自炊するのに餃子の皮を作ったりする趣味があったこともあって、生地伸ばしがうまくいっていた。ほぼ円形。しかし一方、おかでん-ひびさんコンビは力の入れ方がめちゃくちゃ。「あーあーあー」と悲鳴を上げたときはすでにもう遅し。どうにも修復不可能な形になってしまった。おかでんはこの生地を見て「フランスの国の形みたいだ」と形容した。

トッピングをして完成。
ズッキーニが具として入っているのがポイント。

石窯はわれわれのほかに参加している人たちで順番待ち状態。順番がきたところでGO。
段ボールとクッキングシートを重ねた上にピザ生地を乗せる。これを「ピザ用ヘラ」の上に乗せ、石窯の中へ。

時々ピザ生地を石窯の中で回転させ、まんべんなく火が通るようにするのが理想なのだが、なかなかこれが難しい。回転させるつもりが石窯の奥に突っ込んでしまったりするので、あまりきれいに回転させることはできなかった。

でもさすがは石窯。まんべんなく熱が窯全体に伝わっているようで、ピザの仕上がりはきれいに焼けてくれた。うまそう!これは即座に食うしか!

石窯の近くは芝が広がる広場だったので、そこに段ボールごと駆け足で持っていき、さっそく食べる。ビールが飲める人はビールも用意せよ!

うまいんだな、これが。
やっぱりでき立てピザはとてもうまかった。月並みだけど、自分で作ったという感慨も含めるとなおさら、だ。
実演時間を計算すると、ものの20分もかかっていない作業だったのにこんなにおいしいピザができるとは。
ひょっとすると、宅配ピザも、でき立てはわれわれが知っている1.5倍くらい美味いのかもしれん。ピザ屋のお隣に住んでみたいもんだ、とふと思った。
「ん~っ!」という顔をするひびさんを見よ。これが「リアルに美味いものを食べた(飲んだ)」ときの顔だ。ビール飲んだからこの顔になったのか、ピザ食べたからなのかはどっちかわからんけど。

青空をバックに牛乳を飲むしぶちょお。ピザが美味いと飲み物もはかどる。

さて、かわいそうな形になってしまったおかでん-ひびさんコンビのピザも焼こう。
ピザ教室への持参物として「長袖」というのがあったが、熱い石窯の近くで作業をするから必要なのだった。アワレみブルゾン大活躍。でも、半袖でやっている人も周りの受講生では結構いた。

石窯の中を覗き込んだところ。
あらためてしげしげとみると変な形をしたピザだ。でも、こんがり焼ければ等しく美味いんだから、こんな形だっていいじゃないか みつを

ひびさんがピザを取り出す。

二つ目のピザ完成。教室受講者の中で最後の利用だったこともあり、若干石窯の火力が落ちてきていた。そのせいもあって火の通りが少し甘かったかもしれない。ズッキーニが生な感じを醸し出している。


二枚目のピザは四等分にざっくりと切り、各自で生地を丸めつつ食べた。

これもまた美味なり。

ピザを食べ終わり、後片付けをしたところで一泊二日のアワレみ隊キャンプは終了。
アウトドア教室とお昼ご飯がセットになっていたので、解散は早かった。
現地解散し、しぶちょおとばばろあは名古屋方面へ、おかでんとひびさんは野麦峠を経由して東京へと帰っていった。
一泊二日で慌ただしいキャンプとなったが、楽しいひと時だった。ただし、この後おかでん-ひびコンビは中央道の渋滞にまんまとはまり、往路同様えらい目にあったのだが。
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