車道国内最高地点を目指せ!レンタサイクルでヒルクライム【乗鞍岳】

19:37
馬刺しと馬もつ煮を食べたあと、「せっかくだから河岸を変えよう」と偉そうなことを言って別のお店に向かう。

とくにあてがあるわけじゃないけれど、今日はもうちょっとガツンとしたものが食べたい気分だ。だって、乗鞍岳を自転車で登る!という労働をした後なんだから。

「山を攻めた」からには、やっぱり山賊焼きを食べておきたい。

そんなわけで松本の繁華街を歩いて見つけた、山賊焼きを出すお店に入ってみた。店名を「雷電」という。

19:40
居酒屋なので、お通しが出る。

どっさりキャベツと、切り干し大根。

これなんだったっけ?チーズが乗った串焼き。

山賊焼き。

お店によって山賊焼きの形や製法が微妙に違う。ここの山賊焼きは結構細かく鶏肉に切れ目が入っていて、複雑な形に仕上がっている。

にんにくチップが乗っているのが特徴的。

立体感がある盛り付けで、嬉しくなる。これぞご褒美。山を攻めて無事帰還した甲斐があったというものだ。

こいつで生ビールをカーンと飲めばたまらないけど、僕はお酒を飲まないのでノンアルコールビールだ。いしは梅酒のロックを飲んでいた。

いしが揚げだし豆腐を食べたい、というから頼んだ。

今日の夕食はたんぱく質の摂取が多いな。今日の運動とあわせて、良い筋肉がつきそうな予感・・・いや、単なる予感で終わるとおもうけれど。

21:26
帰宅するか、松本に留まって一泊するかを話し合ったけど、せっかくなので長野県にとどまることにした。しかし、松本界隈のホテルは当日ギリギリということもあってかやや高かったので、松本よりも安い宿として岡谷のホテルが発掘された。

岡谷の駅前にあるホテル。「岡谷セントラルホテル」というらしい。まるでマンションのような外観だ。なんでマンションっぽく感じるんだろう?と思ったら、ベランダがあって、隣の部屋と隔て板があるからだ。

宿に到着したのは21時半近くで、すでに駅前はすっかり静かになっていた。

コーヒーの無料サービスを目ざとく見つけて、思わずソワソワする。いや待て、この時間にコーヒーを飲んだら、眠りが浅くなるんじゃないか?やめておいたほうが良いのではないか?逡巡する。

未だにこの歳になっても、「無料サービス」という言葉にときめいてしまう。そうだ、この宿を選んだ最大の理由は「大浴場がある」ということだけど、それだけじゃない。「朝食ビュッフェがある」というのも「おっ、いいね!」という理由となった。

ビュッフェも盛り上がるよね、地味に。控えめに。「よっしゃああああ、食べるぞぉぉぉ」というほどテンションが上がるわけじゃない。でも、若干浮足立つ感覚はある。みんなもそうだろう?

浴衣などのアメニティはセルフサービス。エレベーター前においてあるので自分で持っていく。

洋室のホテルなんだけど、部屋に入ると靴を脱ぐようになっている。いや、脱がなくてもよいのかもしれないけど、「ここからが土足禁止だよ」という風の仕切りが床に取り付けられている。

二人揃って、モンベルのトレッキングシューズ。

先日の富士山登山では、いしはスニーカーで登っていた。しかし靴に砂利が入って難儀したのに懲りたのと、来月に控えている冬季上高地入りに向けて装備品準備を初めていて、それでトレッキングシューズを買った。

いしも僕と同じ、リールアジャストタイプの靴だ。靴紐のかわりにワイヤーで靴を締めるモデルで、靴を脱ごうとするとカチッとリールを引っ張るだけで簡単に緩むので楽だ。これには足も大喜びだ。

21:32
ベランダがあるホテルだけど、外には出られない。窓を塞ぐように、幅広のソファが置いてある。あんまり見たことがない光景だ。これ、エクストラベッドとしても使えるのだろうか。だとすると3人が寝泊まりできるな、ここで。

(つづく)

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