アメリカ食い道楽で肝臓フォアグラ一直線(2日目)

1999年05月30日(日曜日)

2日目朝食 「チン」は世界共通語

【時 刻】 07:30
【場 所】 ヨセミテビューロッジ内自室
【料 理】 ・電子レンジ用ブリトー(ハム&チェダー) ・100%アップルジュース

ブリトー

夕食のバフェが日本民族の想像をはるかに超える味つけであったことに、激しく恐怖した我々。

「ああまずかったねえ」と過去形で語る事ができるんだったら、笑い話であり恐怖の対象にはならない。しかし。今回の場合、まだもう一泊このホテルにお世話にならなきゃイケナイのである。受け身の体制でのほほんとしていたら、朝晩あの味につきあわなくてはならない。これじゃ、「折檻」なんて生やさしいものじゃない。「拷問」だ。

ってわけで、レストランで食事をしなくて済むように、自衛策を練ることになった。なに、そんなに大変な事じゃあない。ここはモーテルタイプの宿。自炊ができるように鍋やら電子レンジやらコンロやら、ひととおり調理器具がそろっていたのだ。しかも、ご丁寧にフロントの横にコンビニがある。ここで少しでもまともな食材を購入して朝食に備えれば、あのまずい料理からはおさらば・・・というわけ。他愛もない話だが、そんな事を真剣に考えなくてはならないほど、例のバフェは凶暴だったということ。

せっかくの海外旅行なのに、なんでこんな貧乏学生みたいな食事をせにゃならんのじゃ・・・と、ちょいとばかり無念に思いつつ、電子レンジに戦利品であるブリトーを投入。数分後、「チン」という万国共通の音と共にほかほかのブリトーが完成。

ということで、今朝の食事は電子レンジブリトー1個と100%果汁のアップルジュースという組み合わせだ。ジーニアスも同様に、ブリトーとグレープフルーツジュース。

さて、さっそく食べてみる。もぐもぐ。

ああ、おいしいなあ・・・

はっ。たったこれしきの料理を、ついつい「おいしい」と感じてしまった自分自身に愕然。冷静になって考えると、しょせん電子レンジのブリトーだ、まずくはないにしても嘆息しながらうまいうまいと食べるシロモノじゃあない。こんな劣情を抱いてしまった自分自身を「はしたない」と思わずにはいられなかった。不覚!

ま、ブリトーのように「あつあつ」であり「チーズがとろり」としてりゃ、なんか包み込むようなおいしさがあって当然なんである。失意のどん底にいる人を、コトバ巧みにハメる詐欺師のテクニックと同じだ。バフェで傷心したおかでんのココロを、ブリトーの暖かさで落ち着かせてくれた、そんな感じ。パズルのピース同士が上手い具合がっちゃんこしたようなもんだ。
(それにしてもなんでこんなワケのわからない喩えを持ち出すんだろう、よっぽど動揺したのかね俺ってば)

おかでんは、「ハム&チェダー」というブリトーをセレクト(写真上の黄色い奴)。これは比較的おいしいと思ったが、ジーニアスが食べたブリトー(写真下の白い奴)は失敗作だったらしい。ブリトーでも当たりはずれがある、ということか。

ちなみに、カロリーはブリトー1個で540Kcal。ヘビー級だ。朝食でこんなカロリーを摂取していたんでは、すぐに太ってしまう。調子に乗って2個食べなくて、よかった。

ジーニアスは、食材購入で立ち寄ったコンビニでこんな事を言った。「アメリカはメシはまずいけど、フルーツだけ、フルーツだけはうまいぞ」。「だけ」という部分をえらく強調しているのが愉快。だが、現実には笑い話でもなんでもなく、その通りなんだからたまらない。

そんなわけで、彼は朝食のお供として100%グレープフルーツジュースを飲んでいた。おかでんもジーニアスを見習ってアップルジュースを買って飲んだ。500mlで1ドルちょっとだったかな。安いもんだ。

しかし、飲んだアップルジュースは特筆するほどおいしくはなかった。失敗。まあ、飲んだ後になって考えてみれば、カリフォルニア州といえば柑橘類。何でわざわざりんごジュースを飲んでるんだろう。単純におかでんの選択ミスだ、これは。

この時点で、ブリトーは今まで食べた料理の中で最高評価の5点(10点満点)を叩き出した。電子レンジのブリトーに負けてしまったこれまでの料理は相当トホホなんであるが、10点満点で5点(可もなく不可もない)しか評価されていないくせに「堂々の一位」として君臨してしまうあたり、もっとトホホなんである。

ちなみに、これまでの評価っつーのは・・・
機内食1:3点 機内食2:4点 COMBO:2点 バフェ:3点。(すべて10点満点で評価)

おいおい、まずいもの王決定戦やってるんじゃないんだから・・・。なんなんだ、この貧相な食事は。