番外編:上野駅構内蕎麦店全制覇

さて、今回は山手線立ち食い蕎麦一周耐久レースのスピンアウト企画として、上野駅でやってみたいと思います。
やるぞ!
・・・ははは。(ちょっと照れる)
本当は今日は天気が良かったので、ベランダに出てビールでも飲みながらぼーっと過ごすことも考えたんですが、昼間っからビールというのは怠惰すぎるので蕎麦食べ歩きにしました。どっちも怠惰ですけどね。積極的な怠惰か、消極的な怠惰か。
みなさんご存じの通り、上野駅はいろいろな路線が発着するメガステーション。新幹線から始まって都民の足である山手線京浜東北線が通っているし、中長距離路線の常磐線、高崎線、宇都宮線の始発駅でもある。この駅には蕎麦屋がいっぱい駅構内にあると思うんですよ、ええ。
上野駅は駅の構造が複雑で、「高いホーム」とトンネルの中のような「低いホーム」があるし、コンコースが二つあるし、そのコンコースを結ぶ渡り廊下もコンコース化している。そのあちこちに蕎麦屋が潜んでいると思うんですよ。
数えたことはあるかって?いや、ないです。今回この企画をやろうと思った時点で、調べるのやめました。サプライズが、驚きが欲しいじゃないですか。あ、こんなにもあるのね、とかこれだけしかなかったのか、とか。でも、多分現時点の推測では、4軒くらいかなあ、駅構内蕎麦屋って。ぱっと思いつくのがそれくらいなんで。でも、各ホームに一軒ずつあったりしたらこりゃ相当な数になるぞ、と。
全店蕎麦を食べ歩いたら、最後は中央改札脇にお酒も飲めるしっかりした蕎麦屋があったと記憶しているので、そこでお酒でもちょいと頂きつつ小さくお祝いをしようじゃないか、と考えています。
【上野駅蕎麦全店ごあいさつ:レギュレーション】
- JR上野駅改札内にある蕎麦店を全店巡り、一杯ずつ蕎麦を手繰ってくること。
- 立ち食い・座り食いは問わない。
- 一店舗あたり必ず一食食べること。蕎麦に限定せず、うどん、カレーなど何を食べてもよい。ただし、おにぎり等の副食品は一食とカウントしない。
- チャレンジ中、同一メニューを重複して食べることは認めない。全店舗、全部違う料理を食べること。
- 制限時間はなし。精神メルトダウンまで頑張れ。
まず一軒目はコンコースにある「蕎香」に行ってみようと思います。ここは以前蕎麦喰い人種に掲載した通り訪問したことがある。経験済みの店はとっとと行っておこうというわけで。
・・・あー、混んでるからやめよう。混んでるからやめます。繁盛してるなあ、オイ!
では方針転換。1番2番ホームから順番にお店を探索していきます。
◆
えー、現在の時刻は13時12分。
意外。現在1番2番線にいるんですが、蕎麦屋が見当たりません。これはお隣の3番4番線も同じ。歴史のある駅なので、当然のように立ち食い蕎麦屋が鎮座していると思っていたんですが。ああ、でも、朝夕のラッシュでこのホームは大変混雑するので、蕎麦屋なんてこしらえるスペースの余裕はないかもしれない。

さすがに上野駅案内図を見ても、蕎麦屋は載っていませんね。当然かな。
◆
えー。さぬきうどんの店が発見されました。どうしようかな、これは蕎麦屋ではないのでもちろん対象外なんだけど・・・。
実は上野駅には蕎麦屋が全然無かった!という時のために保険をかけておこう。まだ胃袋に余裕があるなら立ち寄る、ということで。とりあえずキープ。今んところはスルー。
◆

えー、5/6番線のところに「カントリーマームカフェ」というお店を発見しました。
冷やしラーメンというのがメニューにあるので、ひょっとしたら蕎麦もやっているかも?と思って店の外からあれこれガン見してやったんですが、やっていないようです。トーストやカレーといった軽食のお店みたいですね。うん、蕎麦はやってません。それにしてもほっぴーを扱っているのが上野っぽくていいなあ・・・。
おっと、この対岸、7/8番線の同じ場所には蕎麦屋発見。「第一蕎麦屋」としてこの後急行します。
爽亭 上野駅7・8番線ホーム店

13時26分。えー、ここは、7番線8番線ホーム。コンコースへの階段の真下にある、「爽亭」というお店、ですね。聞いたことが無い名前です。自動券売機がSuica対応になっていないところをみると、JRの関連会社ではない独立系蕎麦屋だと思われますが、どうなんでしょう。
「JR系列ではない!ということは期待大!」
なんて言ったら失礼でしょうか。それくらいNREにはがっかりさせられてきたからなあ。おっと、あんまり余計な事は言わない方がいい。どこから狙撃されるかわからん。なにせここはJRの駅だ。


メニュー豊富だなあ。横4列に縦6行・・・24品もあるのか。毎日一食ここで食事をしたとしたら、24日かかる。これにそばとうどんの違いもプラスすると48日。すげー。
狭い店なんだけどねえ、けなげだねえ。
もし丼物で同じようなお店をやったとしても、ここまでレパードリー豊富にはできまい。そば・うどんだからこそできるんだろうな。
それはさておき、10月の新メニューが「蟹あんかけきのこそば 480円」だって。せっかくだから新メニューを食べてみますか。
おっと、秋のおすすめ、というのがあるぞ・・・春菊天そば?秋なのに?秋なのに春菊ってどういうことよ。
イヤ待てよ、ひょっとしたら春菊ってのは秋が旬なのかもしれない。実は。知らないだけで。冬瓜が実は夏が旬だとか、鰻は冬の方が美味いとか、そういうのだろうか。むむむ。
でも、やっぱり蟹あんかけきのこそば、だな。

蟹あんかけきのこそば、食べて来ました。
このお店、蕎麦は冷凍麺ではなく既にゆでおきされたものが丼に入ってスタンバイされているんですな。それをお湯で温めるだけ。
最近の立ち食い蕎麦って冷凍物を使っているとばかり思っていたのでこれは以外だった。蟹あんかけきのこの方は、冷蔵庫に一人前分タッパに入っているので、それを電子レンジで暖めて麺の上にオンしてできあがり。なるほど、うーん、表現が難しいが、麺全体を覆うどろっと感ではないのね。おかげであんかけを食べている気がしなかった。
気がしなかったといえば、蟹も存在感微妙だったな。僅かに入っているんだけど、そんなんで単価上がっちゃうくらいなら入れなくてよろしい。きのこだけで十分だ。きのこはうまかったよ。いい食感だった。
蕎麦は風味については言うこと無しだな。立ち食い蕎麦の味についてぐだぐだ言うのは野暮ってもんだ。でも、案外おいしかったな。あれっ、というくらいだった。
でも忘れちゃいけないのが七味唐辛子!これはぜひ振りかけておきたい。何だろうね、立ち食い蕎麦の場合これがあるかないかで美味さのグレードがちがうというか。
あと、冷水も必須アイテム。うまいんだなあ、これが。最後きゅっと冷水飲んだら、体がぞくぞくしたよ。思わず2杯飲んでしまった。
お客さんはひっきりなしにお店を出入りしていた。これはちょっと予想外。コンビニとかその他飲食店とか、駅周辺には食べるところがいっぱいあるんだけど今でも立ち食い蕎麦というのは愛されているんだなぁ。感心してしまったよ。

ホームの立ち食い蕎麦屋は階段下の狭いスペースに押し込まれているから遠目では見つけにくい。ほれ、この写真の通り。
だから、ホームの隅々まで歩いてみないといけない。ひょっとしたらホームの片隅にお店があるかもしれないから。
あじさい 上野駅9・10号店

やあ、NREが運営する「あじさい茶屋」ですよ。ここは・・・常磐線ホーム、9番10番線ホームがあるところ。多分、あじさい茶屋のネーミングルールからいったら、このお店は「上野9・10号線」になるんだろう。
最近、「あじさい茶屋」のネット上での不評を受けてか、すっかりこのネームブランドは廃れてきたと思ったんだが、まだまだ健在だな。
それにしても「中華そば」までやっているとは知らなかった。


爽亭と比べるとメニューは少ないね。
それにしても「コロッケそば」というメニューを見るにつけ、一体これを発明した人は何物なんだと思う。蕎麦(またはうどん)の上にコロッケを載せようなんて、普通思いつかないぞ。
じゃあ僕もここで一つ新発明を。・・・・うーん、そうだな、シリアルを上からバラバラと振りかけて食べるというのはどうだ。コーンフレークそば。うん、思いつきにしては案外わるくないかもしれない。どうでしょう商品開発担当者の方。

あじさい茶屋、食べて来ました。
せっかくだからコロッケそば・・・じゃなくて、季節のおすすめを食べてみようと思ったわけで。そうなったら、「山菜きのこちくわ天そば」ってのはいまいちピンとこない。山菜って春じゃないんかい。さっきの春菊と同じく、不思議な季節感。だから、「五郎島金時のかき揚げそば」っつーのを選んでみました。「食べまっし加賀野菜」って書いてあるところからすると、どうやら石川県にある地名が五郎島らしい。
結構繁盛している店で、最大同時8名が店内で食べているというありさま。やるじゃん、あじさい。おかげでカウンターすら近寄ることができず、まさに立って食う、立ち食いになったのでありました。水なんて取れないし、七味唐辛子に手を伸ばすのもままならない。
冷水が手に入らないなら、10円値引いてくれ!と思った。いや、20円かな。それくらいの価値はありますぜ、冷水。あと七味唐辛子は10円くらいの価値かな。
蕎麦は流水麺が失敗したでき、といった感じ。あまりおいしくない。何かそば風の風味を出そうとしているんだけど作戦失敗して変な味になりました、といった風情。あと、ばさばさしているのはどうにかならないものだろうか。冷凍麺使っていると思うので、もう少し品質を良くすることはできるはずなんだが。
つゆに関しては、先ほどの爽亭と比べると甘め控えめの素っ気ない・・・すっきりした味。旨味が少ない、といえるかもしれない。まあ、これは好き嫌いが分かれるが、僕は爽亭の方が好きだ。
五郎島金時はまあまあおいしかった。かぼちゃとさつまいも。
・・・さあ、ただいまの胃袋の状態ですけど、ちょっとおなかがたぷんたぷんしてきたぞと。さっきの店と今の店であわせて3杯水を飲んだせいだ。でもまだまだ食欲はあるので、次の店に行ってみようと思います。でも次はそろそろサイドチェンジしたいなあ。何か味がちがったものを食べたい。・・・まあ、これは次に出てきたお店次第ってところですな。
さて、9番10番線ホームにはもう何もないと思うけど、一応端までチェックしたのちに11番12番ホームに行ってみようと思います。
爽亭 上野 11・12号店

うおーっ。
となりのホーム、11番・12番ホームにあじさいを発見しました。あじさいかぁ・・・。あじさい二連続かぁ。あじさい二連続はさえんなぁ。
あっ、ちがう。あじさいじゃない。
さっきの爽亭だ。
爽亭がまさかの上野駅複数店舗。これは意外意外。
そうですかわかりました。では爽亭にこれからまた行ってみようと思いまする。

14時6分。爽亭行ってきました。何番線ホームだったか忘れた。
お勧めが「ボリューム満点すごいお得!!」の「天ぷら三種そば・うどん」だったんだけど、さすがに天ぷら三種も食べたいとは思わなかったので、えだ豆天そば、10月のお勧め。これにしました。

えだ豆天だなんてなんて強引なかき揚げを作るんだと呆れますね。それができるなら納豆店だって当然できるわけだし、なんなら豆腐天だって作れるだろう。おいしいかどうかはともかく。
味についてはまあ見たまんまってことで特にコメントなし。さっきの爽亭と味がそろっている。さすがにそりゃそうだ、店によって味が違うってことはないよな。
ここは空いていたので、唐辛子をばっさばっさ、それから白ごまをぱさぱさとかけて頂きました。冷水ももちろんくいっと飲んで。ああ美味い。
この水、冷水だからいいんだよな。いや、何って、氷水だったら水がそんなに冷えていない時があるじゃん?それに氷がいっぱいであんまりコップに水が入っていない事もあるじゃん?だから、くいっと飲んだ時の満足感が足りないんだよな。その点冷水は、みたまんまの量、ぐいっと飲んで、そのすべてがよく冷えている。ああなんて素晴らしんだ冷水は。
と、まあ、蕎麦屋で冷水賛歌。
さて、いわゆる「高いホーム」の探検はこれにて終了。あとは「低いホーム」とコンコース部分の探検が残っているわけだけど、まずはコンコースを探してみようと思っとります。駅ナカ商業施設「エキュート」が開業していらいにぎわいを見せているコンコースだ、どこに蕎麦屋が潜んでいるかわからんぞ。といっても、多分「蕎香」だけだと思うけど。
蕎香

コンコースには蕎香だけですね、やっぱり。さすがにメガステーション上野でもコンコース上に二つも蕎麦屋は置かなかったか。
では蕎香に行ってみようと思うんですが、これが並んでいるんだな、相変わらず。客単価高い店のはずなのに、行列が絶えないというのは立派なもんです。相当儲かっていると思う、このお店。・・・ああ、でも店員さんの数もそれなりにいるので、これまで僕が訪問したような立ち食い蕎麦屋ほどの利益率じゃないかもしれない。基本、立ち食い蕎麦って一人で営業しているもんな。あれは客さえくれば相当儲かると思う。
◆
えー、数分ほど並んでから店の中に入ったところです。
今、席に座ったんですが、目の前に「毎日打ち立て」という表示がありますね。毎日必要な分だけ、エキュート上野内にある製麺室で製麺している、って書いてありますよ。凄いですね、自家製麺やっているんだ。もちろん手打ちではないにしろ、麺を業者任せにしないところは感心します。
今回ここではかき揚げそばを頼んでいます。今待っているところです。かきあげ単品170円(そばとセットで700円)で海鮮かき揚げ320円(そばとセットで850円)。本当は海鮮かき揚げの方が良かったんですけど。かき揚げそばは以前食べた事があるので。でも、150円の差にびびっちゃって、かき揚げそばにしました。かき揚げをつけない、という選択肢はこのお店の場合無かったですね。大きくてざくざくのかき揚げが揚げたてで食べられるのだから。

14時21分。
蕎香から出てきました。
びっくりしたのが、わさびですね。わさび、生わさび使っていたのでした。これ、前回訪問時には気づきませんでした。
蕎麦の味は・・・。たいした事ないですね。これは前回とイメージは全くかわらず。とはいっても、天ぷら無しで500円の蕎麦なんだから、ぜいたく言ったらいけないんですけどね。
でも、中途半端な蕎麦ではある。高くて美味いというわけでもなく、安くてお得感があるというわけでもない。中ぐらいの値段で、中くらいの味。中ぐらいの値段て言ったって、立ち食い蕎麦と比較すると高級品なわけで。そのせいで随分高いお金を払った気になる。
大したことない蕎麦といっても、やっぱりそこは立ち食いとは大違いなところ。麺が引き締まってますね。すっと、きりっとしている。一方立ち食いの方はぶよぶよしてしまっている。いったんゆでてから保存しているから仕方が無いんですが。
つゆが物足りなかったねえ。天つゆも兼ねているから甘めにしてあるんだろうけど、蕎麦との相性があまり良くなかった。これはこれまで立ち食いで濃厚なつゆを味わってきたからこそ、特に強く感じるんだと思う。立ち食いのつゆって、正直くどいけど慣れるとたまらんよな。あの鰹の香り!醤油とみりんのくどいまでの甘辛さ!
それにしても天ぷらでかすぎだな。天ぷらが売りだからあのサイズになるんだろうけど、天ぷら食べて蕎麦食べて、ってやっていると天ぷらが余る。ぜいたくな話だ。
さて、胃袋の状態ですが、さすがにもうおなかいっぱいですね。おなかいっぱい。
さて次の展開ですが、低いホームに行ってみて探してみて、無ければ最後に中央口のそばにある蕎麦屋で締め。・・・ああ、うどんか。うどん屋があったなあ。うどんかぁ。うどんは食べられないことないけど・・・ははは、言葉に詰まりました。まあ、そんなカンジですかね、はい。

低いホーム、ないですね。そもそも、蕎麦屋が立地できる「階段の下」というシチュエーションがここにはほとんど無いのだった。そうそう、乗っていた列車(宇都宮線・高崎線)がこのホームに入ってきた時、がっかりするもんなあ。乗り換えのために階段を使いたいんだけど、階段までがすごく遠いから。で、階段は人だらけで大渋滞になるし。
低いホームといえば、常磐線などの特急列車が出発するホームもあるわけですが、そのホーム内に立ち食い蕎麦屋があったらどうしよう、って思ってました。でも、無いですねこれ。もしあったら、特急券買わないとホーム内に立ち入れないのでどうしようかと思ったけど。
蕎麦屋ないですね。このままいけそうです。エンディングですね、もう。・・・ああ、さぬきうどん食えってか。面倒くせえなあ。
あと、新幹線ホームにあったらどうしよう。とりあえず見るか?見ておくしかないか?・・・入場券買うのはばかばかしいので、新幹線改札口までは行ってみようか。
◆
あ、新幹線の改札口ってもっと奥の、深いところにあるのかと思ったら、特急列車ホーム17番線のすぐそばに改札があるんですね。改札口までの道中に一軒くらいあるかもしれないと身構えていたんですけど。
はい、お疲れさまでした。これでひととおりみましたね。さて、おわり・・・ああ、うどんだ、うどん。ああ、もう。
さぬきうどん

14時38分。さぬきうどん食べて来ました。
値段高いネー。かけ・・・190円、の値段にだまされると、他のいろいろなうどんが高く見えちゃう。いや、値段相応なんだろうけど、なんだろう。
今日食べ歩いて既に4軒?5軒か。一軒一軒は安くてもトータルでは結構な出費になっているわけです。そのせいでここにきてたった数百円の出費でも高く感じちゃってるんだろうな、多分。
丸亀製麺もだいたい同じような価格帯だよな?いや、あっちの方が全体的に安いかな?
あと、「うどん」は今回の企画趣旨からすると番外編なので、高く感じたかもしれない。

本当はここでは「かけ小190円」あたりでお茶を濁しておくのが賢かったんでしょうけど。カウンターに並んでいる時、「まぜうどん祭り」という表示に目がとまったんですよ。
祭りって何をどう祭っているんだかさっぱりわからんけど、まあ目を惹きますわな。
そこで「汁なし坦々うどん580円」というのをついついチョイスしてしまったんです。190円だったはずがアホみたいな出費になってしまったですけど。
で、食べてみたんですが、坦々の部分が麻婆豆腐の豆腐無しみたいな感じ。唐辛子がそこそこ入っていてピリ辛。おいしいかというと大しておいしくはない。まずくもない。でも、今この腹具合の状態で食べるものではなかったというのは間違いない。何やってるの、俺。はあー。作戦失敗でした。しかもおなかいっぱいです。
最後の店は「蕎麦と酒」をキャッチコピーにしているお店なので、蕎麦食べる前に酒でも一献、と思っていたんだけど、こりゃ駄目だなー。この状況でお酒飲んでも大して美味く感じないや。水っ腹。水を相当飲んだからな。
危ない。うどんなんて余裕こいて食べたけど、おなかいっぱいで、これは、なかなか、最後のいっぱい厳しくなりそうです。失敗でした。ごめんなさい。
いろり庵

いろり庵。今店内にいるんですが、ジャズが流れてます。古民具・・・古箪笥がレイアウトされていたり、なかなかおしゃれな感じ。駅構内の蕎麦屋とは思えない作りになっております。

八海山フェアー、というのが行われていて、1合1,050円の純米吟醸なんかが置かれてますねえ。
蕎麦のメニューは、もう完全に蕎麦屋のメニュー。駅構内とは思えないですね。意外、意外。メニューには写真が多用されていて、この手の「小しゃれたお店」の内装とは若干ギャップあり。小しゃれた店って、写真で懇切丁寧に料理を説明するなんてこと、普通しないもんな。このあたりは駅構内の蕎麦屋ってことで、面白い。
お酒の種類はさすがに豊富ですよ。いち、に、さん、し・・・十種類あるな。ああ、他にも東北のお酒っていうのが別ページにあるので、十数種類ある。さすがですね。
酒のつまみは枝豆370円から始まっていろいろありますが、あんまり蕎麦屋のメニューではなく、居酒屋のメニューですね。冷やしトマトとか冷や奴とか。
いずれにせよ、今この腹具合においてはまったく食指が動かない。さすがのおかでんも「とりあえずビール」という言葉すらすっかり忘れてしまっているありさま。

15時ちょうど。
いろり庵、食べて来ました。はぁーーー。
おなかいっぱいですね。
おなか、ポンポン。太鼓腹、というのはまさにこのこと。・・・になってしまいました。
530円なんで、安いんですよ、せいろが。
で、大盛にすっかな、なんてまたアホな事を考えてしまったわけだけど、しなくて良かったです。
蕎麦の味は全然普通。
・・・で、
つゆは醤油ッ辛くてあんまり美味いもんでもなし。
・・・・まあ、そんな感じです。
・・・以上。
◆
この企画、今終わりましたけど、やってみて思ったのは、何も得るものがないじゃないかと。体重が増えるだけじゃないか。財布の中身が軽くなるだけじゃないかと。・・・何をやってるんだと。つくづくそう思いました。まる。
あんんまり意味無かったなー。はい。
山手線の食べ歩きの時は旅行感覚もあって楽しかったけど、上野駅限定のこの企画はなんじゃこりゃ、って感じですね終わってみれば。JRに多額のお金を寄進しました、っていうだけじゃん。
いやね、この企画が面白ければ、次は「品川駅編」「新宿駅編」とシリーズ化しようかと思っていたんだけど、こりゃ駄目だ。カタルシスが全然なさ過ぎる。
とりあえず家に帰ります。なんだか敗北した気分っすわ。以上。
(2011.10.01)
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