【08軒目】東京麻婆食堂(東京都港区赤坂) 2013年10月03日
蕎麦を食べに赤坂に。お目当てのお店、波留乃屋のすぐそばにあって偶然みつけたお店。その名もずばり、「東京麻婆食堂」。
名前が大いにそそられた。どうやら、昼は麻婆豆腐定食と担々麺オンリーの店で、夜はそれにプラスアルファとお酒を出す店、らしい。潔さがこれまたそそられる。
さっき蕎麦食った直後だけど、入店した。「また今度きたときに食べよう」と思っていたら、なかなか訪れることがないであろう場所だから。
20分以上待って、到着した麻婆豆腐定食。辛さは調整ができるので、辛くしてもらった。1,000円。ご飯はおかわり自由だけど、おかわりをお願いしたらほんの少ししか盛ってくれずちょっと残念。女性客も多いこじゃれた店だからだろうな。
卓上にはラー油と花椒が用意されているので、物足りなければ自由に追加が可能。おかげで、自分の満足いく辛さ調整ができた。
豆腐は木綿?ぷるぷるのものではなく、しっかりした食感。これはこれでおいしいと思う。
【09軒目】栄児家庭料理(東京都文京区本郷) 2013年10月09日
激辛麻婆豆腐十番勝負の一環として訪れた、本郷三丁目のお店。
何店舗か都内に系列店がある。辛い料理を出す店としてそこそこ有名。
お昼時は、水餃子が食べ放題だったと記憶しているが、どうだったっけ。
「極辛」をオーダー。
さらに上の「地獄」があるのだが、これは「極辛」を完食した人のみが注文可能。
辛さはさほど強くないが、痺れが強い。食べている途中で口の周りがしびれた。
見た目、そんなに毒々しくないのだが、不思議。
改め思った、ああやっぱりしびれってあんまり強くても美味いもんじゃないなあ、と。
十番勝負はもうすぐ終わり。
終わって一段落したら、しびれが抑制された麻婆豆腐をにこやかに食べたいものだ。
【10軒目】龍の子(東京都渋谷区神宮前) 2013年10月15日
原宿竹下通りの、明治通り側の入口付近にあるお店。「りゅうのこ」と読む。どうしても「たつのこ」と読みたくなるけど、それは間違っているので注意。
お店はビルの地下一階、地味なところにある。
ここもランチとディナーでは価格が雲泥の差になる。ランチだと麻婆豆腐の定食が945円で食べられるのに対し、ディナーだと麻婆豆腐単品で1,700円。ライスを入れると2,000円近い出費になるわけで、これは相当に痛い。なんとかランチタイムに訪問したかったが調整つかず、結局ディナー訪問となった。
土鍋に入れられて出てきた麻婆豆腐は、辛さ・しびれ共にさほど強くないものの、それ故ににこやかに食べられるおいしい麻婆だった。これで安ければ文句ないんだが・・・。
【11軒目】深圳(東京都荒川区西日暮里) 2013年10月16日
激辛麻婆豆腐十番勝負。
三度目の訪問にして、ようやくお目当ての「麻婆豆腐飯」にたどり着くことができた。この日は珍しく客足が悪く、売り切れにはなっていなかった。
ひたひたになっているご飯にちょっとドッキリするが、カロリーとしてはどんなもんなんだろ。ちなみにこれを食べた翌日、体重が激増した。もともと「深せん」はボリュームたっぷりな食事を提供する店なので、何を食べても太りやすいんだけど。
これで800円。お得。おなかいっぱいになれる。
あとは、まだ食べていない「ラムパクチー」を食べないとな。このお店、通勤経路とは違う場所にあるんだけど、ついつい通ってしまう。
【12軒目】川香苑(東京都新宿区歌舞伎町) 2013年10月24日
激辛麻婆豆腐十番勝負、今回は歌舞伎町に足を踏み入れた。「川香苑」。
にぎやかな町中のビル二二階にあるお店。こじんまりとしている。カウンター席があるので、一人客でも問題ない。
片栗粉を使ったとろみが強い。本場麻婆豆腐といえばラー油でさらさらしているものが多いが、ここのはぽってり。
痺れはさほど強くないが、辛味はじんわり汗をかくレベル。おかでんにとってちょうど良い程度。
川香麻婆豆腐1,080円、ご飯200円。
麻婆豆腐は一人前よりはるかに多いので、ご飯が足りなくなるくらいだ。本当ならシェアして食べてちょうどいい。
それにしても中華料理って、ご飯頼むと仏様に備えるような少しの量が出てくるよな。ご飯を「主食!」と言い切れるのって、日本人ならではなのかもしれない。ほら、日本人って、塩気のきつい少しのおかずで、大量の白米を食べるから。
ほかの料理も美味そうでメニュー豊富。また訪れたいお店のひとつ。
ただし気をつけないといけないのが、お会計時に5%加算されたこと。どうやらメニュー表記は外税だったらしい。
【13軒目】銀座桃花源(東京都中央区銀座) 2013年10月26日
熊本にあるニューキャッスルホテルにある「桃花源」の銀座支店。
ここの社長は陳健民の愛弟子(陳健一の兄弟子)としてとても著名な人。お店の入口には、料理の鉄人の鉄人や主宰と一緒に写った写真が飾られている。
お得なランチを狙って訪れたのだが、休みの日だったためにレギュラーメニューのみ。
サービス料10%がかかることもあり、お会計が2,300円を超えてびびった。
もち、クレジットカード払い。
激辛麻婆豆腐十番勝負の最終戦にふさわしい、豪華な食事となった。
「サービス料10%?高ぇよ」
と批判したかったが、お茶や水のサービスだとか、従業員さんの丁寧な接客を見るとやることやってるな、と納得ではある。
そういえば、周囲のお客さんは金持ちの家族の優雅なお昼ご飯、ってのばっかり。
隣の一家は、昼間っから「ワインリストを」なんて従業員さんに所望してるぞ?やるなぁ。
注文したのは、「麻婆豆腐(S)」、できるだけ辛く。
すると、「普通の麻婆豆腐と、本場四川風の麻婆豆腐がある」と言われたので、もちろん四川風をチョイス。それでもなおかつ、「辛くしてください」と追加オーダーしておいた。10%のサービス料があるお店だ、客のリクエストはある程度聞いてくれる。
僕を担当した従業員さんが、お店を後にする際に教えてくれた。
「次回お越しの際は、『昔の麻婆豆腐を辛めで』とお伝え頂ければ、今回と同じものをお出しできます」
聞くと、最初は今のものよりも辛かったのだけど、さすがに辛すぎるだろうということで辛さを緩和させたのだそうだ。でも、リクエストがあれば復刻バージョンも出せるよ、ということだ。
「十番勝負」の予定が、結局13軒のお店を行脚することになった。
どこの麻婆豆腐もおいしかったが、自分にとって一つ大きな収穫としては、「シビレが強いのはあんまり口に合わない」という当たり前過ぎる事実を認知したことだった。これまではイキがっていたこともあり、「シビレが強いものほど本格的。やっぱり麻婆豆腐は日本風じゃダメだ。シビレが強ければ強いほど、ホンモノ指向で美味い」と思い込んでいた。そういう思い込みを是正できただけでも良かったんじゃないかと。
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