ジビエを食らう夜

東京カルチャーカルチャー

NIFTYが運営するトークライブ居酒屋、「東京カルチャーカルチャー」は最近よく利用している。日替わりでB級な、マニアックなテーマのイベントが行われ、それを客席で見ながら飲み食いする場だ。この手の施設としては「ロフトプラスワン」が有名だが、あちらよりもっとゆるい雰囲気の企画が多い。デイリーポータルZとも密接に関係していて、あちら系のサイトが好きな人にとっては相性がよいと思う。

テーマのチョイスの仕方が面白く、僕は週に一度、公式webサイトで最新のイベント情報をチェックする癖がついた。参加する・しないはともかくとして見ているだけで楽しい。

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あるときは利き茶イベントに参加し、あるときはアフリカの太鼓を叩いたり。いろいろこの場所を訪れている中で、「ジビエ」のイベントが開催されることを知った。ジビエとは、いわゆる野生肉のことだ。飼育されていない獣の肉であり、具体的にはイノシシ、鹿、キジ、ハトなどが有名だ。日本ではフレンチの店でお目にかかることが多く、洋食のイメージが強いが、もちろんこれらの動物は日本にだってたくさん生息している。最近じゃ、害獣駆除の一環として地方自治体がジビエに力を入れているという事例もあるくらいだ。

僕は酒飲みだったという経歴もあることから、癖の強い食べ物は全般的に好きだ。なので、時には「臭い」と揶揄される野生動物の肉だって、好きだ。しかしジビエを食べる機会は現実にはなかなかないし、食べようと思っても結構なお値段になる。それを残念に思っていた矢先のこのイベント、参加しないわけにはいかなかった。

こういう物珍しいイベントへの食いつきがいいよこさんに相談したら、よこさんも是非参加するという。なので、二人でお台場にある東京カルチャーカルチャーに行ってきた。

当日券4,500円

チケットは前売4,000円、当日券4,500円。東京カルチャーカルチャーのイベントにしてはかなり高い部類だ。それもそのはず、トークショー+ジビエ料理5品の値段だからだ。実際はお一人様1ドリンク以上の追加オーダーが必要なので、5,000円近い出費にはなる。しかし、希少性のあるジビエを存分に食べられる企画であることを思えば、これでも安いくらいだ。

「害獣」扱いされている動物の肉でさえ、高値になってしまう現実。やはり、商業ベースで、飼育していないと大変ということだ。そりゃそうだ、ハンターさんが山に分け入って、鉄砲で撃って仕留めて、山から引きずりおろして流通だもの。その構造上安くなりようがない。

じゃあ、鹿とかイノシシとか牧場で飼育すればいいじゃん!という話になるわけだが、そうしないということはそこまでの商業的価値がないということだ。イノシシを飼育すりゃ単なる豚だし、鹿はさほどおいしくない、というわけだ。

カウンター席

東京カルチャーカルチャーは、舞台上でのトークイベントありきの飲食施設だ。なので、トークイベントそっちのけでがっつり宴会したり、イチャイチャする場所ではない。相席ありきの席だし、お一人様でも参加しやすいようにカウンター席も多い。「クリスマスジビエナイト」と銘打たれた今回だけど、色気を期待してはいけない。

そもそも、この会場においてテーブルに載りきらないくらい料理を頼むお客なんて殆どいない。むしろそんなお客さんがいたら、施設側としては感涙にむせぶくらいだろう。

メニュー

この日のメニュー。しかし実際は肉の仕入れの関係で、この事前に用意してあったメニューと料理とは一部違っていた。安定供給できないというのもジビエの宿命だ。

ずらりと並ぶジビエ料理

開演を前に、カウンター上にずらりと並ぶジビエ料理の数々。セルフサービスで自分の机に運ぶことになる。レストランでジビエを召し上がれ、というわけではないので、このあたりはざっくばらんだ。少々冷めていてもそれは仕方がない。人数が人数だし。

このほか、ドリンクやちょっとしたつまみ類は、自席の卓上ボタンを押せば店員さんがやってきて注文することができた。

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