マスクをしながらスペイン料理を食べ放題【リザラン@高田馬場】

メニュー数はけっこう多い食べ放題だけど、この写真のように「その気になれば一口でパクリ」というサイズの料理も多い。

本来なら、こういうのは「同時に同じ種類の料理を、人数分(今回の場合は5人分)頼む」というのが正解なのだろう。

でも僕ら、全部のメニューを食べちゃおうという欲が出てきている。なので、どんなメニューも基本は一人1皿だ。

「どうせ料理は一口なんだし」とついつい頼みすぎてしまい、また店員さんから「オーダーが15品超えてます!焦らなくていいですから!」と指摘される。ああ恥ずかしい。

「注文してから料理がやってくるまで、間が空くのは嫌だから」とついつい頼みすぎてしまう。

料理名については期待しないで欲しい、何一つ覚えていない。

スープも出てくるぞ。

しいたけ・・・というか、マッシュルームかな、これは。

ソテーされたものだけど、仲間内で好評。スペイン料理は、ほとんどが「日本人の口にあう、奇抜さのない味付け」。でも時々「あれっ?この味はなんだろう?」という料理に出会う。その一つがこれだった。

バゲットの上に料理が乗っているものが多い。

「バゲットを食べているうちにお腹がいっぱいになってしまうのではないか」

と心配してしまうが、料理ひとつが小さいので、全然問題なかった。

いろいろな料理が出てくる。

最初はいちいち料理の写真を撮影していた仲間たちは、一人また一人と撮影を止めていった。たくさんの料理が出てくるので、だんだん面倒になってくるからだ。で、どうせ僕は写真を撮るわけだし、その写真を後で共有してもらえばいいやー、というわけだ。

これはフォアグラだったかな?

カツレツ。

ページ単位でグイグイと上から順に頼んでいった我々御一行様は、次にアヒージョのページに取り掛かった。

アヒージョといっても、どれくらいの量があるのかわからない。警戒しながら、頼む。

なにせオイル煮込みだ、場合によってはお腹にどっしり溜まるかもしれない。

しかし、出てきたものはちょうどいい食べきりサイズで、「これならいける」と一同安堵感が漂う。「これならいける」って何だよ。うん、メニュー全部食べちゃえる、という意味だ。

リザランには、5種類のアヒージョがある。

海老とマッシュルーム、しらすとホウレンソウ、ソーセージとアスパラ、生ハムとマッシュルーム、ミニトマトとカマンベールチーズ。

それとは別に、アヒージョの亜流として「ピルピル」というメニューもあり、構成はアヒージョと同じ5種類だ。

ピルピル、というのは聞き慣れない料理だけど、バスク地方で食べられる魚介類のオイル煮込みのことらしい。鱈などを煮込むらしいけど、ここでは牛乳だったか生クリームだったか(記憶曖昧)をオイルに溶かして乳化したものらしい。

これが「ピルピル」。なるほど、クリームシチューやグラタンのように白い。これはこれでアヒージョと似て非なるものでおいしい。

写真に写っているのは、「ソーセージとアスパラのピルピル」

珍しいので、せっかくだからピルピルを頼む。

こっちもピルピル。

白身魚のムニエル。

マッシュポテトが添えられているのが印象的。

またもやピルピル。

白身魚のフライ。上にかかっている赤くて白いものに一同ギョッとする。店員さんいわく、「自家製タルタルソース」なのだそうだ。

食べてみたが、この赤いものの正体はよくわからなかった。あと、マヨネーズベースの、いわゆる馴染みのあるタルタルソースとは味が違うので、一同首を捻りっぱなしだった。

きのこを気に入った人がいて、追加注文。

牡蠣とアサリのパエリア。

パエリアには5種類あったのだけど、これを選んだ。

こいつも、出てくるまでサイズ感が把握できなかった。さすがにご飯物なので、調子に乗って「よくわからないから全種類頼んでみたぞー!」という冗談は無理だ。これ1種類で様子を伺うことにした。

幸い、サイズとしては手頃。5人で分けて、ちょうど良かった。しかし、さすがパエリア、注文してから炊き始めるのだろう。オーダーから出てくるまで20分くらいはかかった。「これだったら、他のパエリアも注文できるんじゃないか」という意見が出てくる中、飲み放題食べ放題のラストオーダーになってしまった。残念。

ということで、この日は前回モンブランのときほど、「お腹がパンパンで苦しい」ということにならずに済んだ。心地よい満腹感だ。何しろ、いろいろな種類をみんなバラバラに食べているから。

食後のデザート。これはブランマンジェ。

デザート各種。

最初、みんなで「あとどれだけ食べられるだろう?一皿何個、乗っているんだろう?」なんていう話をしていたが、ふと

「そうか、食べたい人が食べたいデザートを頼めばいいんだ。自分が食べる分だけ頼めばいいんだ。」

という当たり前すぎることに気がついて、笑ってしまった。ついつい、「シェア当たり前。全メニュー食べるのを目指せ」ということばっかり考えていたからだ。

デザートがずらりと並んだので、折角なので記念撮影。

「おかでんさん、女性読者が喜ぶ写真ですよ」
「んなことないよ、このサイトの読者ってほとんど男性だし」
「じゃあ、女性読者が増えるような写真ってことで」

ホントか?

食べ放題でわーっとあれこれ食べている記事を書いているサイトに、「素敵!」と女性読者がつくのか?信じられないけれど、一応掲載しておこう。南無南無。

ということで、スペイン料理2時間。マスクを着けたり外したり忙しない食事となったけど、面白い体験だった。次またやろう!食べ放題って面白いよな!・・・

と思ったら、もうこの直後、コロナの関係で世の中全般、この規模感での会食を開催できる雰囲気ではなくなってしまった。滑り込みセーフ&全員その後健康を維持できて、よかった。

(この項おわり)

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