マスクをしながらスペイン料理を食べ放題【リザラン@高田馬場】

前回、浅草の洋食店「モンブラン」でお腹いっぱいになりすぎて苦しい思いをした御一行様。

食べた分のツケは必ず払わされる。しかも長い間。

おそらく、全員が翌朝体重計に乗ってみて、「あっ!」と叫んだはずだ。それだけ、食べたからだ。「少々食べても、全然体重には影響しないぞ」という人なんていない。

でも、久しぶりの会食は楽しかった。特に、食べきれないほどの量の料理を前に、みんなで一緒になって食べていった共同体験は素晴らしいものだった。Zoom飲み会などではありえない展開だからだ。

「お前が食えよ」「俺さっき食べたよ。お前食べてないだろ」

的な、空気の読み合いと

「私、これ食べるからあとはよろしくですー」

という早いもの勝ちのしたたかさ、などの心理戦はさながらゲームだった。そうか、普段人間って、ご飯を食べるときにこういうことを無意識のうちにやっていたのか。

「食べ放題」だったからこそ理解できる、人と人との「信頼関係」と「仲間意識」。それが面白かった。なので、さっそく次もやろう、ということなった。

この手の話はいつものっちょさんから持ち込まれるのだけれど、今回は女性&最若年であるいしからの提案だった。そのお店は、スペイン料理が食べ放題になるという、高田馬場の「リザラン」というお店だった。

もともと、いしは食べ放題大好き!お腹いっぱい食べたい!という大食いではない。

ただ、「あれもこれも、いろんな種類を食べたい」という希望は人一倍強く、そんなときこの「アワレみ隊OnTheWeb」のオフ会的な集まり、というのはうってつけな存在だった。彼女の友人は女性中心であり、「それッ!今日はお腹がはちきれるまで食べるぞッ!」とがっつく人がいないからだ。

食べ放題がありがたいのは、「好きなだけ食べられる」という学生的なノリというよりも「お会計が最初からフィックスされる」ということだ。若いときは「安く腹一杯になる」というのが主目的だけど、歳を重ねてくると「参加者みんな、平等」ということで幹事として気が楽になる。

社会人年数が増えていくにつれ、人それぞれ収入格差ができてくるものだ。平社員だったり自営経営者だったり、既婚だったり独身だったり、子供がいたりいなかったり。なので、ある人にとって「これくらいの金額の料理を頼んで当然」と思っていても、他の人にとっては「うわ、高いのを頼んじゃったぞ。美味しいんだけれどこれは高いなあ」と心の中で感じることがありえる。

お酒を飲む人・飲まない人の格差も、最近だと無視できない。飲まない人が増えてきたからだ。

そんな中、食べ放題・飲み放題というのは非常にありがたい。幹事が企画立案した時点で、その会のスペックが確定するからだ。お金持ちもそうでない人も、一律支払う金額が事前に確定する。その金額と「放題」の内容に納得する人が参加すればいい。

それにしても、スペイン料理の食べ放題というのは初めて見た。

そもそも、お店の数自体が少ない各国料理店の場合、食べ放題はあまり見かけないものだ。エスニック料理では定番のタイ料理でさえ、食べ放題のお店は(少なくとも)僕は知らない。ましてや、スペイン料理の食べ放題は初めてだ。面白い。

タパスをあれこれ食べたら、きっと楽しそうだ。

ポスターには「スペイン料理を食い尽くせ!」と書いてある。おう、食い尽くしてやるぜ。

声をかけたメンバーは前回「モンブラン」と全く同じメンバー。全員が懲りずに集まってきた。「もうああいうのは嫌です」と言う人がいなかったのが、すごく嬉しい。

時節柄、人数を増やすことは無理だったため、増員は考えていなかった。もしモンブラン参加メンバーで不参加者が出たとしても、欠員補充はしないつもりだった。それくらい、世の中の新型コロナウイルスはやばい状態に差し掛かっていた。

今回5名参加で、GoToイートを使ったので5,000ポイント獲得。参加者一人一人から、お店の定価から1,000円引いた金額を徴収した。税込み3,500円/人。

このお店の予約を入れたあと、東京都は「5名以上の会食予約の場合、GoToイートのクーポン付与を取りやめる」という発表をした。その適用日が、この「リザラン」宴会の翌日から。我々は、偶然にも滑り込みセーフということになった。

さらに後日、GoToイートは付与済みポイントの利用も含めて自粛・延期するように、という展開になっていき、日本は混沌としていくことになる。

2020年11月20日(金)

JR山手線高田馬場駅からほど近いところにある「リザラン」。

店頭には「10月21日 食べ放題プラン始めます」と書かれていた。つい最近、食べ放題を開始したらしい。コロナによる影響を踏まえての対応だろうか?

食べ放題、しかもテーブルオーダーバイキング方式になるとお店は忙しくなる。そう簡単に「今日から食べ放題やるぞ!」とは言えないはずだ。でも、食べ放題になったおかげで僕らの目にとまり、そしてお邪魔することができた。こういうのもなにかのご縁だ。

ポスターによると、

リザランの食べ放題は

多い! 料理とデザート合計53種類以上!
安い! 食べ放題1,980円~!飲み放題付でも2,460円~!
美味い! 料理人がつくる出来たての手作り料理!

なのだそうだ。最高かよ、この世の楽園かよ。いいね、あれこれ食べよう。
安いというのはなにより嬉しい。この「飲み放題付2,460円~」というのは、ランチタイムの値段だけど、夜でも十分に安い。

店内はさほど広くはなく、奥行きがある細長い作りになっている。

密になるのでは?という懸念に対処するために、お店はいたるところにビニールカーテンを設置していた。

たとえば、二人がけのテーブルの場合、「机の真ん中にビニールカーテンが下りてくる」のではなく、机の端にカーテンが吊り下がるようになっている。つまり、二人がけテーブルを一人で専有するということだ。真ん中で仕切って、一人あたり1/2テーブルで飲食してね!という作りにはなっていない。

隣のテーブルの宴会集団と場を仕切るようなカーテンはないけれど、これはもう個室レストランにでもならない限り無理だ。

テーブルに着席すると、まずはスターターキットということで生ハムがテーブルに運ばれてきた。いいねえ、いきなり生ハムだぞ。

こんなん、あっという間に食べきる。

飲み放題については、セルフサービスということになっていた。ソフトドリンクのベンダーマシン。

こちらは、赤ワインと白ワイン、そしてスパークリングワインの赤と白が並ぶ樽。いいなあ、酒を自分で注ぐって、憧れだよ。僕はもう一滴も飲まないけれど。

カクテルを作るためのシロップ類がずらりと並ぶ。

料理の注文は今風で、お店が用意したQRコードをお手持ちのスマホで読み取り、スマホのブラウザで表示されたお店の公式サイト画面でメニューを確認しつつ注文をしていく。従来型の紙メニューも卓上にはあるけれど、注文そのものは自分のスマホにて。

卓上に、お店が用意する専用端末がない・・・というのが2020年代風だ。ちょっと手間だけど、確かにこれで全く問題ない。

あれもこれも、お店がお客様のために設備を用意する必要なんて、ない。スマホはお客のほぼ全員が持っているんだし、端末なんて用意しなくてもええんや。

ビジネスの世界で、「会社貸与のPCや携帯電話ではなく、自分で端末を用意する」という概念「BYOD(Bring Your Own Device)」というものがある。もう、飲食店もそれで構わないと思う。なにせ、コロナが流行る時代だ。飲食店が継続してくれるだけでもありがたい。諸々のコストは客に転嫁させていって、全然構わない。

なお、お店の人から「一度の注文で最大3品、最大15品まで注文を通すことができます。それ以上にならないようにしてくださいね」と言われていたのだけど、あれもこれも頼んでいたら店員さんからストップをかけられた。

「すいません!今、20品のオーダーが来ちゃってます。慌てなくてだいじょうぶですから、一旦これ以上のオーダーはストップしてください!」

ああ、恥ずかしい。欲をかいてしまった。

今、どれだけオーダーが通っているのか数がわかりにくいし、注文の制限がきかないというのは専用端末ではないシステムの作り込みの甘さだ。ドンマイ。

我々は、「食べる時だけマスクを外し、料理を口に入れたらまたマスクを装着する」を律儀に繰り返していた。数日前、政府分科会の尾身会長が「食べる時だけマスクを外してほしい」と発言していたけど、それを守った形。世の中では「何をバカなことを」と冷笑されてスルーされたけれど、僕らは真面目に実践した。

だって、アワレみ隊OnTheWebの、不要不急な会食で感染者が出ました・・・というのはイヤだから。そんなリスクを、サイト主宰者が負いたくはない。このあたりはみんなで協調してお行儀よく。

(つづく)

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