幼児教育用タブレットの利用遍歴と、現時点でのまとめ

これまで何度か記事に書いてきたが、弊息子タケは令和生まれである以上、デジタルネイティブな思考回路や行動パターンに育ってほしいと僕は願っている。

良い体験、良い学びを実生活で得るのが大事なのは論を待たないし、古今東西それは普遍だろう。でも、そういうことができるのは金持ちの家庭であったり、文化資本に恵まれた子どもが有利だ。

一方で、タブレットをはじめとするデジタルデバイスがあれば、貧者であっても裕福な家庭と互角に戦える可能性がある、と思う。

知的好奇心をどんどん独自に育んでいくことは良いことだ。でも、現状は学問というのが「良い大学、良い企業に就職するための椅子取りゲーム」の手段になっている。だから僕は自分の息子に、椅子取りゲームが得意になってほしい。そんな動機で僕は彼にタブレットを渡す。

僕は彼に「良い大学、良い企業に入ってほしい」とは思っていない。今どきなら、ゲームを極めてプロゲーマーになる人もいるし、YouTube配信で収益を得る人もいる。いろいろな生き様があり得るので、我が子も好きに生きれば良いと思う。どうせ彼が成人する頃には、2024年では想像もできなかったような新しい生活様式が世の中に生まれているのだろうし。

とはいえ、基礎的な学問はきっちり身につけておいてほしいし、その気になればその時代における一流企業に就職できるようなポテンシャル(と経歴)を獲得してほしいと願っている。少なくとも3歳の弊息子は、将来何になるのか全くわからない以上、現時点では勉強をしっかりさせ、少なくとも将来の椅子取りゲームに参加できる資格要件は整えておきたい。

我が家のタブレット遍歴(プレイバック)

1台目 ASUS ZenPad8

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ASUSの8インチタブレット、「ZenPad8」。子どもが生まれる前から家にあった端末で、子どもが生まれてからは見守りカメラの映像を映すための端末として使われた。

ASUSの見守りカメラは、Amazon Echo Show8の画面にも投影が可能なのだが、実際にそうすると処理落ちして画面の動きがカクカクするしカメラの向き調整などの操作ができないし、不便だった。このため、ありもののタブレットを使って赤ん坊のタケを見守っていた。

幸せなひととき。

というのも、寝かしつけを終えたいしはすぐにリビングに戻ってきて、このタブレットをチラチラ見ながら夫婦で会話をする時間が取れたからだ。ところが今じゃ、いしは3歳のタケと一緒に夜の9時前に寝てしまい、その後一切起きてこない。平日は夫婦の会話が殆どなくなってしまった。赤ちゃんを脱したタケは、すぐに寝付かなくなってしまったからだ。

それはともかくとして、子ども向けタブレットとしてカスタマイズしていないタブレットがどれほど便利なことか、と今になってしみじみと思う。結婚して夫婦生活になると、タブレットの携帯性と大きな画面はありがたい。

「今度ここに行こうと思うんだけど、どう?」という会話や、「これを買うのはどうだろうか?」など、大きな画面を起点に弾むコミュニケーションが存在する。重さと視認性の高さを天秤にかけると、8インチ程度のサイズのタブレットはちょうど良かったと思う。

ずっと使い続けたいと思っていたが、数年使い続けたところでバッテリーがヘタって寿命となった。いっとき、「なんかカッコいい」というだけの理由で24時間ずっとドル円チャートを表示しつづけていたからだ。

2台目 Amazon FireHD8

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初めて、弊息子タケのために買ったタブレット。「2歳のうちからタブレットを使いこなし、自分であれこれ調べ物ができるようになると最高だろう」と期待して買った。

しかし、結論としては、あいうえおや数字を全く理解できていない子どもにタブレットをドンと渡し、自由に使えと言っても無理だった。時期尚早とはまさにこのことだ。

「調べ物をする」と簡単に言うけど、実際は文字をある程度読めないと調べようがないし、タブレットのアプリをあれこれ触るときも、「この動作をするとこういう画面の動きをした。ということは今度はこうすればきっと画面の動きはこうなる」という推理や帰納法的思考回路がないといけない。

2歳になりたての子どもにそれは無理だ。

アプリ1つだけ、と単機能で2歳児にタブレットを使わせるならいい。でも、動画もありますゲームもあります絵本もあります図鑑もあります、という詰め合わせ状態のタブレットだと、到底こどもには使いこなせない。

タブレットとしては優秀だと噂に聞いていたが、実際に優秀だと僕も思った。値段は安いが、画面の動作などでトロいことはなく、苛つくことがなかったからだ。というより、子供用タブレットとして最初にこれを与えたので、タブレットって当然このレベルの動作なのだろうと勘違いした。

でも実際は大間違いで、大半の(Android)タブレットは動作のサクサクささえ保証できないというレベルの低さだ。というより、まともなメーカーのAndroidタブレットを探すことさえ難しい。聞いた事もないような中華製タブレットだらけだ。

どうも、タブレットというのはiPadを除けばマーケティングに失敗した商品なのかもしれない。一昔流行った「ネットブック」のように。

Amazonのタブレットを子どもに使わせるには、設定や動作に癖があって、親としてはあまり良い体験ではなかった。

まず、子ども用のアカウントを親アカウントの下に作らなければならない。これはその他Androidのキッズ向けタブレットでも同じなのだけど、使いづらかった。

子どもがタブレットを使わないときはそのタブレットを親も使いたい。なのでアカウントをその都度切り替える、というのがとても面倒だったからだ。しかも、テレビに接続しているAmazon Fire TVでも、起動時に「親のアカウントか、子どものアカウントか」を選ばせる画面が1クッション余計に入るようになってウザかった。

いっそのこと親のアカウントで子どもにもこのタブレットを使わせようかと思ったが、それは無理だった。そんなことを許容すると、Amazonで何か謎の商品を購入されたり、Kindleで変な本を買われてしまう。親と子のアカウントは完全に別にしなければならない。

なので、そもそも論として、「タブレットを親子が共有する」という発想自体が貧乏くさかった。きっぱり、親は親、子は子どもでアカウントも端末も切り分けたほうがいい。

Amazon FireHDのキッズモデルには、「Amazon Kids+」という子供向けコンテンツがたくさんパッケージ化されたアプリの1年間無料利用権がついてくる。タブレットにプリインストールされているので使ってみたが、全然エキサイティングなサービスではなかった。少なくとも、2歳児が使うには早すぎるレベルのものばかりだった。

Amazon Kids+のコンテンツは、絵本や図鑑、ゲーム、パズル、動画など多岐にわたる。しかしその多くがアメリカ製のものをローカライズしたものっぽくて、まずアイコンを見てもそれが何のゲームなのか大人でも意味がわからない。そして対象年齢もわからない。また、図鑑などは8インチ画面では見づらく、どうにも使い勝手が悪かった。あんまり優秀なサービスには思えなかった。

いずせにせよ、僕が彼にタブレットを買い与えたのは、ベネッセの通信教育「こどもちゃれんじ」のデジタルコンテンツを使わせるためだ。そのこどもちゃれんじのアプリがFireOSでは動作しなかったというのは致命的だった。その結果、この端末はほとんど使われることがなくなった。

大人用にKindle端末として、AmazonPrimeVideo用として使えば良いのだけれど、あいにく僕ら夫婦はとても忙しく、そんなデジタルコンテンツを楽しんでいる余裕が夫婦揃って全くない。なので、今やダイニングテーブルの片隅に置きっぱなしにされている。

なお、「こどもちゃれんじ」関連のアプリ(しまじろうクラブ、こどもちゃれんじTV)がFireOSで動作する・しないというのはFireOSのバージョンによっても異なる。なので、FireHD10だとインストールできたんだけど、同じ時期に併売されていたFireHD8だとインストールできなかった、ということが起きる。また、◯年発売のFireHD8はインストールできたけど、▲年発売のFireHD8はダメ、みたいなことも起きる。

なので、FireHDで無理してこどもちゃれんじをインストールしようとするのは諦めたほうがいい。ひょっとするとうまくいくことがあるかもしれないけど、今後どうなるかはわからないし。

3台目 端末名称はないしょ

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読者の方からもコメント欄でアドバイスされたのだけど、ホントこういうのはちゃんとお金を払ってちゃんとしたものを買ったほうがいい。

「子どもが使うタブレットなのだから、バンパー(タブレット周辺を包む、樹脂製のケース)付きが必須だろう」ということで探したら、そんなタブレットはほとんど存在しなかった。その中で苦し紛れに買ったのが、これ。

結論から言うと、子どもは思ったよりもタブレットを丁寧に扱い、バンパーは不要だった。デジタルガジェットに溢れた生活を送っている2020年代の子どもは、モノを雑に扱って壊すということはあまりしないのかもしれない。

念願の「こどもちゃれんじ」系のアプリをインストールすることはできた。しかし、タブレットの動作があまりに重たく、まともにアプリが動く状態ではなかった。

「RAM2GB」なんていうタブレットは、買っちゃダメだ。たぶん、webブラウジング用途であったとしても、2GBのタブレットを買うのはゴミを手に入れるのと同義だと思う。また、聞いたこともないSoCを使っている端末も、やめたほうがいいと思う。そういう謎スペックのガジェットに手を出して良いのは、もの好きだけだ。「子どもに良い環境を与えたい」という親心があるなら、こういうところで金をケチるべきではない。

そもそも、OSが「Android Go」といった、「ヘボい端末でもかろうじて動きます」というものに手を出す事自体がダメだ。あと、「GMS認証」ってわざわざ名乗らないといけないくらいの怪しいメーカーの怪しい商品ってのも、ダメだ。

今思うと、本当に「買うだけ無駄」な商品だった。だって、「こういう商品は買うな」的な情報がネットでは見当たらなかったんだから。

子ども用の知育アプリを動かすには、それなりの端末スペックが必要になるということを今回学んだ。というのも、たとえばパズルゲームの場合、パズルのピースを指で掴んでそれをドラッグする、という動作がある。これをやるには、それなりのリアルタイム画像処理が必要となる。端末スペックが低いと、こういう動作でさえガタガタする。

同様に、指やスタイラスペンで画面にお絵かきをする場合も、指の動きに瞬時に反応するスペックが必要だ。ワンテンポずれるだけで、まともなお絵描きができなくなる。

ちなみに、Googleには子どもの端末利用をコントロールするための「Googleキッズスペース」という子どもの端末利用をコントロールするためのアプリがある。いったんこのアプリを立ち上げると、それ以降はタブレットを立ち上げると通常のAndroidのUIが表示されなくなり、キッズスペースのUIとなる。つまり、見た目は子ども専用の端末になる、というわけだ。

このキッズスペースUIで動作している限りは、キッズスペースに登録してあるコンテンツだけしか使えない。つまり、親があらかじめ登録しておいた、「子どもに使わせて安全なアプリ」だけしか使えないようにできる。

そして、そのアプリも「1日5分まで」などと時間制限の設定ができるし、親のスマホで子どもの端末利用状況(どのアプリを何分使ったかなど)をチェックできる。

で、このキッズスペースのUIがへぼい。本当に不思議なのだが、アメリカ発のソフトウェアってUIがクソなのとクールなのとが両極端で、「どうしてこういう差ができるのだろう?」と思う。で、キッズスペースはクソなUI。見ていてイラつくたぐい。

(なお、クソなUIですぐに思いつくのが、一昔前やたらと新しく買ったPCに無料バンドルされていた、DVD作成ソフトとか)

親としてはキッズスペースの活用で子どもの利用環境をやんわりと制限したかったが、あれこれ使いづらくてやめた。キッズスペースがあって、それと同様の機能を持つAmazon Kids+があって、さらに子どもが使っていないときは親も使いたかったからだ。アカウントの切り替えやアプリの終了・起動が多くて、面倒くさくなった。

いずれにせよ、クッソ重たくて使いづらかったこと、バッテリーがすぐに自然放電して使いたいときに使えないこと、いざ使おうとすると電源が入らない、またはWi-Fiを捕まえられず、タブレットの再起動を余儀なくされるといった状態で使い物にならない端末だった。

そうこうしているうちに、うんともすんとも言わなくなり、文鎮化。本当にゴミになった。

4台目 Headwolf HPad5

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タブレットによる幼児教育の夢はまだ諦められず、4台目として導入されたのがこれ。2万円台の買い物なので、また安物買いなのだが、今度のスペックはそれなりのものだ。

とはいっても、そのスペックといってもずらずら羅列されているものを鵜呑みして良いわけではない。16GBのメモリがあるからといって、16GBのメモリがあるわけではない(変な日本語だが、実際そうなのだからしかたがない)。

Helio G99、16GB(8+8拡張) +128GB UFSメモリ、1920×1200解像度、8MP+16MPカメラ、8500mAh大容量バッテリー、PD/PE 20W 急速充電、simフリー、BT 5.2、3.5 mmイヤホン

などとズラズラとスペックが並んでゴージャスだが、これだけのスペックがあってようやく子供向けアプリが動くぞ、という程度だ。相変わらず動作はトロいところがあるし、そもそもタブレット全体としての信頼性がまだあまり醸成されていない。スリープせずに勝手に電源が落ち、再起動にやたらと時間がかかったりすることが頻発する。

ガジェット系ニュースサイトを見ていると、この手の「あんまり聞いたことがないハードメーカーの新製品紹介記事」をよく見かける。そこでは結構褒められていたりするので「なるほど、良い商品なんだな」と勘違いしてしまうが、素人は手を出さないほうが良い商品だと思う。ああいうのはあくまでもガジェット好きの好事家に向けたニュース記事なのであって、素人がそれを額面通り真に受けてはダメだ。ましてや、老いた親や小さな子に授けるための端末としては選ばないほうが良いと思う。

ただ、この製品は比較的まともに動作した。かなり重たくて、あんまり気軽に持ち歩きたくないというデメリットはあるものの、まあまあ使える部類だった。3.5mmイヤホンジャックがついているのも、なにげに使い勝手が良い。

タブレットがもっとも活躍するのは、病院の待合室であるとか、帰省や旅行の際の長距離移動中だ。なので、SIMスロット付きのものを敢えて購入し、Wi-Fiやテザリングに依存しないで通信ができるようにした。しかし、実際はSIMを新たに1枚、この端末のために買うことはしなかった。まだまだこのタブレットの利用頻度が低く、SIMの月額維持コストを払うほどの価値がなかったからだ。

当初、「公園に遊びに行った際、見つけた植物や昆虫をすぐにタブレットの図鑑で調べる」という親子コミュニケーションを想定していた。そのとき、「ちょっとまってて、今テザリングの設定をするから」というのは対応が遅すぎる。さっとタブレットを出してすぐに調べられるようにしたかった。だから、SIMが必要だと。

でも、結局外にこのタブレットは持ち歩いていない。重たくて邪魔だからだ。あと、僕はデジタルガジェット推進派なのに対し、パートナーのいしが若干消極的であり、あんまりこのタブレットをあちこちに持ち歩ける家庭内雰囲気ではなかったからだ。

子育てにおいて、「習い事」で夫婦が揉めるのはよくあるが、「どういうオモチャで遊ばせるか」という課題、そして「どこまでパソコンなどを触らせるか、特に動画コンテンツをどこまで許容するか」は意見が分かれやすい。ちゃんと夫婦間で話し合いをしておく必要がある。

そして今

4台目のタブレット「Headwolf HPad5」だが、これも今やほとんど使われていない。僕がときどき個人的に使っているくらいだ。

とにかく重たいので、持ち歩きたくない。カタログスペックは505gで、ケースを入れると多分600g程度。一方、僕が普段使っているノートPCは画面サイズが大きいうえにキーボードもついて1kgちょうどくらいだ。PCの操作のしやすさを考えると、僕にとって500gのタブレットというのは中途半端だ。スマホよりも取り回しが面倒だし。

えっ、子ども用に買ったんじゃないの?と思われるが、それはほぼ諦めた。というのも、購入のきっかけとなった「こどもちゃれんじ」を解約したからだ。

ベネッセの「こどもちゃれんじ」はさすが最大手だけあって、よくできた教材を提供していると思う。不満は特になく、2年目となる今年度も利用するつもりだった。しかし、とにかく情報量が多くゴチャゴチャしすぎていて、共働きの僕ら家庭にとって状況把握が難しく、ずっとそれがストレスだった。だから、やめた。

まず、毎月届けられる教材のうち、「これは単なる広告」「これは広告なんだけど、子どもが簡単にお試しできるような作りになっている。1回だけ使って、その後は捨てよう」「これは親に向けた教材の解説だ」「これは・・・子どもの教材」というのがあれこれ入っていて、それを仕分けるところから始まる。

仕分けることくらい簡単のようだが、ベネッセは商売に必死すぎて、教材と広告の境界線をわざと曖昧にするものをたくさん混ぜてくる。たとえば数ヶ月先の教材に登場予定の知育玩具(樹脂製)のサンプル版として紙製のものがあったりする。「この知育あそびを本格的にやりたければ、数ヶ月先まで待っててね」という、辞めさせないための策略があちこちに張り巡らされていて、親としてはあまりいい気持ちがしない。子どもがまんまとその誘導にのってしまうからだ。

そういう、「あきらかに教材」「教材っぽい広告」「広告っぽい教材」のほかに、タブレットやスマホのアプリでデジタル教材が用意されている。さらには、紙教材の活用方法を解説する動画が毎週配信されるし、それとまったく関係のない、しまじろうのアニメがかなりの数、存在する。とにかく、親として何をどうすればいいのか、情報量が多すぎてわけがわからなくなるのだった。

おそらく、専業主婦(夫)や祖父母がいるとか、子どもの勉強をみるのは誰かが専門、という役割分担があればよいのだろう。でも、僕ら夫婦のようにふたりともが子どもの教育に携わっていると、一体どこまで教材が進んだのか、進捗がわからない。

そしてそもそも、共働き家庭の場合、子供は朝早く保育園に出撃し、日が暮れてようやく保育園から帰って来るという日々を過ごしている。寝食以外で子供にフリーな時間はほとんど残されておらず、その時間に動画コンテンツを見るような余裕はない。ましてや、その僅かな時間にゲーム的なコンテンツをタブレットでやらせる、というのはちょっと難しかった。テレビを見せるのと違って、親が隣でつきっきりにならないといけないからだ。

そういう不完全燃焼感・未達成感がイヤで、結局「こどもちゃれんじ」は辞めた。それとともに、「子供に自由にタブレットを使わせ、ITスキルを高めさせる」という目論見も潰えた。残念だが、しかたがない。

「こどもちゃれんじ」は、1ヶ月分の教材全体の目録と概要説明、そして教材の取り組み順番(の一例)を示すペーパーを1枚同封するだけでずいぶん印象が違うのに、惜しい。

ちなみに今の弊息子タケは、「こどもちゃれんじ」と入れ替わりに「Z会」をやっている。Z会はまるで「公文」のようなペーパー課題主体の教材で素っ気ないのだけど、むしろ我が家には合っていると思う。朝晩の限られた時間にサッと1,2ページだけ、線を引くとかシールを貼るとか色を塗る、という課題に取り組める。

英才教育とは程遠いけれど、タケは「親と一緒になって課題に取り組んでいる時間」をとても喜んでいるようだ。この手のワークを楽しんでやっている。

(2024.06.04)

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