安曇野 翁(03)

2002年01月13日
【店舗数:—】【そば食:204】
長野県北安曇郡池田町

ざるそば、大雪渓

安曇野翁

浅田野麦と松本市内の蕎麦屋をハシゴしたわれわれは、三軒目のお店として松本の北、池田町の安曇野翁を目指した。このお店も、浅田同様参加メンバーからの要望があったからセレクトされた。そういえば、前回訪問時も冬。凍結した路面のせいで車のタイヤが空転しかかりながら、なんとかお店に向かったんだったっけ。

・・・って、あれれ。店の前にやけに立派な舗装道路ができてるぞ!おーいみんな、こっちこっち!

いや、こっちこっち、と言ったって、全員車の中に居るのだけど。

驚いたな、これまでは安曇野翁って林の中にたたずむ静かなお店で、アプローチは未舗装の道をゴトゴト登っていく場所だったのに。片側一車線ずつの二車線道路ができあがってるではないか。この道路、一体どこに向かう道なんだ?

これで安曇野翁へのアプローチが容易になったのは間違いない。でも数年後に、ロードサイドにデカく「安曇野翁」!って電飾看板が出ていたらどうしよう。・・・ま、それはないか。

安曇野翁外観

高台に位置する安曇野翁を、斜面の下から見上げるように記念撮影。

玄関に立って眼下の安曇野平野を見下ろすと、とても気持ちが晴れ晴れとする。特に、冬のこの時期、空気がぴりっと引き締まっているので、ますます爽快だ。

店の窓からの景色

でも、やはりもっと楽しいのが店内からの眺め。外で見るのと同じ景色なんだけど、店内の大きな窓から見た方がお得感というか、満足感が高いのは歴然とした事実だ。上着を脱いで、お座敷に座りリラックスした状態で外を眺めるからだろうか?

山の斜面には、雪が積もっていた。この寒々しい光景を、暖かい店内から眺める。うん、いいねえ・・・

ん?

思い出した。

雪を見ながら、といえばこれをやらなくちゃ始まらないじゃないか。

大雪渓

雪見酒。

たまには別の銘柄も頼めよ、と思うが、今回も「大雪渓」で行かせてもらいます。だって、雪ですから。

冷や酒をくぴりと飲み、そして景色を愛でる。お酒を飲むにつけ、ああ四季がある国に生まれて良かった、と思う。・・・酒好きの単なる妄言だが。

これが夏になると、ビールをガッコンガッコン飲んで、「ぷはー、四季がある国に生まれて良かったァァァァァァ」と絶叫するのだろう。ま、めりはりがあって大変によろしい。

ざるそば

お酒がからになった頃、蕎麦が到着。

今日はざるそばを注文。

相変わらず色気のある蕎麦だ。あと、辛汁の発色の良さも秀逸。つゆだけ箸につけて嘗め続けていたい、お酒と共に。

とか言ってると蕎麦が延びてしまうので、それ一気に食せ。

蕎麦食べてる最中

ずぞぞぞぞぞぞ。

一斉に6名が蕎麦をすすり始めたので、あたりは何だか変な音響効果に包まれた。でもこの音が幸せの音。

「いやー美味いなー」

一同、一口すすってにっこり。景色で満足、舌でも満足。

このお店は、蕎麦初心者の人でも安心して連れてこられる場所だ。蕎麦があまり好きでなくても、景色だけでも大満足してもらえるからだ。お薦め。