2002年01月14日
【店舗数:---】【そば食:205】
長野県上水内郡信濃町
せいろそば、そばがき、ビール、ひがん

おかでんプロデュース信州蕎麦案内旅、二日目のスタート。
この日スキーを滑る予定の連中と妙高高原のスキー場で別れ、われわれは「ふじおか」を目指した。いわば、この旅行のメインイベント、と言える。
ふじおか訪問は二度目になるわけだが、あの初回の驚きと興奮はまだ現存しているのだろうか?そして、その驚きは他の人にも共有できるものなのだろうか?少し不安が入り交じっている。とくに今回、「ふじおかは凄いぞ」と事前に吹き込んでしまったため、必要以上に参加者が期待してしまっているいかもしれない。そうすると、少々おいしくても「なーんだ、思ったより大したことないな」って言われかねない。
ふじおかには、午前10時ころには到着してしまった。開店11時30分まではまだ時間があるので、近くの信濃ビールでききビールをやりながら時間をつぶす。信濃ビール、なかなかお薦め。

11時過ぎになって戻ってみたら、この雪の中、お店の前に行列ができていた。やばい、ひょっとして出遅れたか!?と不安になって人数をカウントしてみたら、なんとか入店できるようだ。危ないところだった。
以前、浅田のご主人にこのお店を紹介していただいた時、「このお店は冬の方が混みますよ。スキー客が来ますから」と仰っていたが、まさにその通りだった。アンタら寒いのによく来たねぇ、と感心する。でも、この人達明らかにスキー客じゃないけど。
ま、そりゃそうだ、11時30分開店で、総入れ替えで13時に2回転目、それで営業終了・・・っていう段取りを考えると、とてもじゃないがスキーとセットで楽しむことはできない段取りだ。

先ほど信濃ビールで5種類のビールをちょっとずつ飲んできたとはいえ、やはりこのお店に来たからにはお酒を頼まないと。料理が出てくるまでのゆったりとした時間を、お酒と共に過ごす。これがふじおかの楽しみ方だ。
お酒が飲みたくても飲めない運転手氏には申し訳ないが、ビールと清酒「ひがん」を頂く。

この日の「季節の野菜」。3人前でこの量。
1人前というのは一体どういう量を基準としているのだろう、とふと思う。ついつい隣の人の大皿と見比べてしまうのだが、いまいち違いがよくわからなかった。
相変わらずこの料理が、しみじみと美味い。この料理だけで居酒屋を営んでも成り立つんじゃないか、と思う。
同席した仲間達も、「いいねえ、これ」と早くもご機嫌だ。良かった、とりあえずスタートダッシュはうまく切れたようだ。

しばらくして到着したそばがき。
驚異的なもちもちぷりんぷりん感に一同感嘆の声。そして、一口含んだときに感じられる蕎麦の若々しい息吹にこれまた感嘆。

そしてご本尊登場。
いやー、相変わらずのこの色。

ここまでくると結構おなかがいっぱいになってしまうのだが、漬け物が出てくるのでこれを満喫しなくちゃあ。
それにしても、お口直しにしては量が多すぎるんだよな。この漬け物盛り合わせ、一体どういう主旨で提供してるんだろう。いずれも浅漬けなので、塩分を取りすぎるということはないのかもしれないけど、それでも少し気にはなる。

最後、1名だけぜんざいを頼んだ人がいたので、その写真を撮影。
いや、今回もおいしかったです。遠方からくる価値ありだなあ、と思ったが、逆に遠方だからこそ、このお値段でも納得するのかも知れないとも思った。近場だったら、「あんな高いお店、なかなかいけないよ」って思ったかも。
でも、値段以上の満足感は得られるお店なので、またこれからもこのお店に通いそうな予感。
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