2002年01月14日
【店舗数:---】【そば食:207】
長野県上水内郡信濃町
ざるそば

スキーを楽しんでいた連中をピックアップし、帰路についた。途中、「最後もう一軒蕎麦を食べていくか?」という話になったので、黒姫駅近くの「若月」へ行くことにした。ここは、16時まで営業しているので「昼下がり、ちょっと小腹を満たしたい」ときには最適だ。

凍りそば。
わっか状にぐるぐる巻きにした蕎麦を極寒の時期に外に出して凍らせ、その後納屋で1カ月ほど乾燥させて作るらしい。手間がかかるので、今では貴重品なのだとか。若月の名物。お店では揚げたものが供される。スナック感覚だ。
保存食・・・にしてはちょっと中途半端だし、これはいったいどういう目的で食されてきたのだろうか。家に帰って調べてみたら、なるほどインスタント蕎麦というわけだった。だし汁の中にこのわっかを一つ、入れるとみるみるうちに蕎麦が復元して、あらふしぎかけそばの完成でござーい、というわけだ。
あー、わかった。インスタントラーメンでよく見かける「フリーズドライ」と一緒だ!

信濃ビール→ふじおか→よこ亭 と食べ歩いてきたわれわれと違い、スキーを滑りまくっていた連中は食欲旺盛。おや、天ぷらまで注文してましたか。彩りよく、おいしそうだ。・・・でももういい加減おなかいっぱいだ。

ざるそば。
このお店に訪れるときは、いつも「ふじおか」とセットになってしまうので、蕎麦の味については「なんだか物足りない」と思ってしまう。不運なお店だ。
でも、実際蕎麦は悪くないと思う。スキーヤー組は「うまい、うまい」と食べていた。

でも一番美味そうにみえたのが、かけそばだった。
これが湯気を立ててテーブルに運ばれた時は、誰しもが羨ましそうな声を上げていた。
やっぱ寒いときはあたたかい蕎麦もいいよなぁ。ついつい、「蕎麦は冷たいものに限る」なんて強情張っちゃうから・・・うう、体が冷えた。どこか立ちより湯で体を温めてから、東京に帰ろう。
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