新座 鞍馬

2002年06月29日
【店舗数:130】【そば食:227】
埼玉県新座市あたご

田舎、ざるもり

新座鞍馬

爽風庵槇を訪れた後、サイトウともう一軒、蕎麦屋を巡ることにした。目指すは、新座にある「新座鞍馬」というお店だ。

今日から、急に僕の蕎麦食べ歩きのフットワークが軽くなった。それは、前日念願の車が納車されたからだった。この日、もともとサイトウには「お昼ご飯食べに行こうぜ?近くにある蕎麦屋に行こうと思うんだけど」と伝えてあり、「どこに行くのかな?近くにいいお店ってあったっけ?」といぶかしがるサイトウを連れて道を歩いているところで・・・「ほら、こっちだこっち」と駐車場に連れ込み、「よしこれに乗っていくぞ」と車に乗り込んだのだった。「えっ、車買ったの?」この驚かれる瞬間がたまらなくいい。

そんなわけで、この日は一軒程度の蕎麦屋訪問では全然物足りないのであった。二軒目行くぞ、二軒目。蕎麦を食べたい、というよりも車を運転したくてしょうがないっていう状況。

さてこの新座鞍馬、志木街道沿いにあるロードサイドのお店で、なかなかな広い駐車場を有している。そして、街道沿いには大きな「新座鞍馬」の看板が。通りすがりにはよく目立つ。しかし、そういうマスマーケティングをしていても店構えは至ってシンプルであり、決して「大量にお客さんをさばいてもうけよう」という魂胆でない事が伺える。そういえば「鞍馬」といえば西荻窪にある蕎麦の名店だが、そののれん分けをしたお店がここ「新座鞍馬」ということになる。

新座鞍馬店内

店内に入ると、そこは玄関になっており一瞬われわれはどうしたもんかと途方に暮れた。石臼とご対面。ええと、客席は?

すると、店員さんが奥から出てきて、「どうぞお上がりください」と言ってわれわれを客席に通してくれた。通された客席は、大きなお座敷になっていた。法事の後に親族がそろってお食事会をするような、と形容してしまうような大きな広間。そこに大きめの机を並べ、客席としていた。とはいってもぎっしり詰め込むような事はせず、ゆったりとした配置だ。この日は昼下がりに訪れた事もあり、お客さんの数はまばらだった。

「何だか落ち着かないな」

広い空間に思わずそわそわしてしまう。

「何だか、『季節の彩り会席』とかなんとか、そういう和食のコースが出てくるようなイメージだな」

今まで訪れたお店の中で、客席スペース÷客席数の数値が最大化するんじゃないか、このお店。

田舎

お品書きはシンプル路線なんだけど、それでもちょっとだけ豊富に用意してみました、という状態。

ざるもり、田舎、、さらしな、とろろ、鴨ざる、天ざる、かけ、山かけ、鴨南、天南。

あとは飲み物だけだ。

飲み物って言ったって、ここに来るのはほぼ100%車となる。なかなか飲みたくても呑めるもんじゃあない。今回僕は、まさにドライバーさんなのでぐっと自粛。ああ、常々思うんですが、蕎麦屋のすぐ近くに「時間をつぶして、酔い覚ましができるアミューズメントスポット」が無いものかね。スーパー銭湯があると最高。あとは、漫画喫茶とか。

せっかくなので、ざると田舎、両方を注文してみた。お酒呑めないんだったら、食べるしかあるまい。

で、こちらが田舎。・・・おや?この器の雰囲気、の影響を受けてるな?明らかに翁的なたたずまいだ。そういえば思い出したが、お酒のラインナップに島根県の「豊の秋」があったな、このお酒はそれほどメジャーな銘柄ではないはずだが、翁系のお店に行くとよく見かける。ということは、このお店は「鞍馬」の暖簾を持っているけど、翁のエッセンスも含んだフュージョン料理のお店(?)なのか。へー。ほー。

感心するのはもう一つ、「何かの勘違いか?」と思ってしまうような、薬味皿ふたつ。どうやら、蕎麦を食べるとき用と、そば湯を飲む時用の二つという位置づけらしい。へー。ほー。

ざるもり

こちらはざるもり。繊細な蕎麦だ。

季節はずれだというのに、さわやかな蕎麦の香りが気持ちいい。もう夏だというのに、お店によってはちゃんとこうやってさわやかな蕎麦が出てくるんだなあ。

いや、大満足でした。「時々通いたいねえ」と言いながら、店を後にした。・・・が、志木街道は大渋滞。われわれの車が道路に割って入るのに相当難儀した。後日、土曜日のお昼に単身このお店に訪れる事があったが、そのときはそのときで志木街道、川越街道が麻痺するくらいの大渋滞。このお店の場合、渋滞というのが一つの障壁になるようだ。

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