そばいち エキュート赤羽店(01)

2012年09月16日
【店舗数:296】【そば食:508】
東京都北区赤羽

三陸産くきわかめと香味野菜の冷しそば

そばいち

東京都北区にあるJR赤羽駅は、2011年に新装開店した。改札内をお店で埋め尽くし、「ecute(エキュート)」というブランド名の商業施設となっている。JR東日本はこういう「エキナカビジネス」に非常に熱心だ。赤羽のecuteでは、お菓子や惣菜や弁当といったものがたくさん売られており、デパ地下と大差がない。さらには、本場インド人が窯でナンを焼いていたりと見た目のインパクトも結構ある。

そのecuteの一角に、ちょっと目を惹かれる蕎麦屋がある。それが「そばいち」。従来の立ち食い蕎麦屋と違うのは、エキナカ蕎麦屋にしては店が大きい事だ。内装などがちょっと凝っている。以前上野駅の「蕎香」という蕎麦屋にお邪魔したことがあるが、それと似た雰囲気がある。

時間の余裕がないサラリーマンが一息に蕎麦をずぞぞっ、と手繰ってすぐに立ち去るようなお店ではない。もう少しゆったりとした空気が流れており、女性でも入りやすい作りになっている。

食品サンプル

この店が面白いのは、店頭に料理サンプルが並んでいることだ。そういう店は探せば結構あるんだろうけど、少なくともおかでんがエキナカ蕎麦屋でサンプルを見たのは初めてだと思う。

いまどき、サンプルが置いてあるお店なんて面白い。でも、このサンプルがメニュー選びに一役買っている。よくありがちなのが、食券自販機の前で「何を頼もうか」「その料理はどのボタンで買えるのか」と悩んでしまい、固まっているパターン。あれ、結構邪魔なんだよね。他意はないので仕方がないことだけど、スマート&スムーズに自販機で食券を買えるに越したことはない。その点、サンプルが店頭に飾ってあれば、自販機の前で長時間固まる人が少なくなるだろう。

そんなわけで、まんまとサンプルに引っかかった人→おかでん。

目立つところにお店の一押し商品サンプルが飾られているので、お客への訴求力が特に強いのだった。何も考えずにこのお店に入店したら、「ま、お手並み拝見ってことで」とか言いつつ「天玉そば」か「天ぷらそば」のボタンをぽちっと押していたはずだ。しかしこの日は、「三陸産くきわかめ香味野菜の冷しそば」480円也、が目立つ場所にレイアウトされていた。そのせいで、定番(かつ、値段もお手頃)な天ぷら蕎麦がスルーされ、値段が高い料理が晴れて選ばれた。

まあ、ここにたどり着く前に、生ビール2杯、清酒2合を飲んできたので、正直酔っぱらっている。判断力が鈍ってしまったので、サンプルで目立つものを選択、という安易な行動に出たといえる。不幸中の幸いは、大盛りを選ばなかったことだ。

三陸産くきわかめと香味野菜の冷しそば

食券をカウンターに出して、1分もしないうちに蕎麦が出てきた。非常に早いオペレーションだ。

冷凍麺を使っているのだろうか?店の雰囲気から、「生そばをその都度ゆでて、提供している」のかと思ったが、どうも違うようだ。でも、駅そばだからそれでも良いと思う。

なお、天ぷらは「揚げたて」が出るという口コミをネット上で見かけたが、おかでんが訪問した時はかき揚げが揚げ置きされていた。時間帯によって対応が違うらしい。蕎麦はぶっかけの形態で、蕎麦の上には茎わかめ、ミョウガ、大葉、白ごまなどがトッピングされている。なるほど、大葉とミョウガで香味野菜か。

一口すすると、しっかりした食感の蕎麦で、すすり甲斐があるってものだ。ぶっかけ蕎麦は固めの蕎麦に限る。酔っぱらっているので、するすると胃袋に収まる蕎麦がやたらとうまく感じる。つい30分ほど前に「上野藪そば」でせいろうを手繰ったばかりなのに、もう次の蕎麦にちょっかい出すとは。蕎麦ジゴロだな。こういう時だけは肉食系男子。あ、でも蕎麦食ってるということは草食系男子かな。・・・ええい黙れ黙れ、もう40歳に手が届きそうなオッサンの分際で「男子」と名乗るのはよせ。恥ずかしいぞ。

そんなわけで、つるるンと蕎麦を一気に食べ終え、お店を後にしたのだった。

食べ終わった後になって、

「ん?そういえば、肝心の蕎麦の風味ってどうだったっけ?」

と気が付いた。全然覚えていない。でも、お店の雰囲気とかには悪い印象がないので、今後小腹が空いたら立ち寄ることになると思う。その節はよろしくお願いします。