第一回夏季強化天幕合宿in神島

夕食中

3日目の夜になってようやく念願のキャンプファイヤーが実現した。
火を囲んでの夕食はやはり良いものである。
メインディッシュはおさかなたっぷりの「おでん・ふなむしのフン風味」。

この日の夜は、初めてのキャンプファイヤーとなった。

初日は雨で不可能、二日目は強風のため断念。天気が安定した三日目、いよいよ満を持しての開催と相成ったわけだ。毎日早起きして集めてきた木もストックができてきた。キャンプファイヤーを少々派手にやっても、即調理に支障が出るほどの量ではなくなっていた。努力の成果だ。

夕食は、釣ってきた魚を丸ごと投入したおでん。おでん、といってもちくわぶだとかはんぺん、薩摩揚げなどは一切入っていない。保存が利かないからだ。故に、大根がメインであり、なぜかニンジンや玉ねぎが入っていた。調理主任お気に入りの油揚げも入っている。おでんと呼ぶにはやや怪しいが、調理主任が高らかに「おでん」と名乗る以上は誰も異議はない。はい、これはおでんです。

ただ、「ふなむしのフン風味」と余計な文言をメニュー名に付け加えるところがひねくれている。神島に来てからというものの、フナムシとはさんざんご対面してきたので、あまり良い気分ではない。正直、フナムシはグロテスクな生き物だ。

しかも、こんな過去事例がある。

さかのぼること7カ月前、しぶちょお、ちぇるのぶ、おかでんの3名で神島下見に訪れた時の事。海岸線をあちこち下見した後、船の出航までしばらく時間があったので、集落にある食堂で食事をすることにした。そこで焼き魚定食を頼んだちぇるのぶだったが、出てきたのは大ぶりのアジだった。そこまでは良かった。美味そうだった。しかし、その後がいけなかった。よーく見ると、口から何かが飛び出しかかっている。引っ張り出してみると、それがフナムシ。「うわあ」と一同仰天した。アジはフナムシも食うんか。

おかでん、しぶちょお共に気味悪がったが、ちぇるのぶは「このフナムシも食べることできるかな?」と、食べようとさえした。さすがに食べなかったが。

そういう記憶があるので、料理名に「フナムシのフン風味」とつけられるとなかなかぐっとくるものがある。特に、今回釣った魚の中にはアジも含まれていたし。思わず、自分の皿の中にフナムシが紛れ込んでいないか確認してしまった。

歌う蛋白質

食事が一段落したところで各人が所属する大学の校歌を歌う。酒飲んで火を囲めばあとはやることと言えば歌しかないでしょ。

たき火を囲んで歌を歌うというのは、林間学校の定番中の定番だ。ただ、とはいってもサワヤカな歌を歌うのも何か違う気がするので、適当に各自が知っている歌を歌った。そうなると、必然的に各大学の校歌、ということになるわけで、校歌対抗戦のような状態になった。

写真は某大学の校歌を歌う蛋白質。食事はほぼ一段落しているのだが、手にはしっかりと皿と箸が握られている。それはなぜかというと、地べたに置くとあっという間に砂まみれになるからだ。特に夜になると、一寸先は闇だ。うっかり砂をまき散らしたりしようものなら、何もかもが砂まみれだ。特に濡れている皿なんてのは砂の格好の餌食となる。

自己防衛のために、皿を手にしているわけだ。

ばばろあ

ばばろあは政治がらみの替え歌をよく知っていた。
夜空に「●●●」「●●●」「●●●」という言葉がこだまする。
他のキャンプ客は何と思っただろうか。

もちろん1993年当時の文章には伏せ字は無いのだが、webで公開するにはちょっとまずい。ばばろあの立場的にもつらいもんがあるのでやめておく。

当時の世相としては、オウム真理教をはじめとする新興宗教が活発に活動をしていたし、大学キャンパス内では左翼グループがまだまだ元気だった。そういう一種独特な集合体を「サブカルチャー」として捉え、生暖かく見守るというのが結構面白い時期だった。

そんな事もあり、替え歌はかなりブラック。面白いので紹介したいのだが・・・やめとく。「張作霖」なんて単語が歌に混じっているあたりで、どういう雰囲気だったのか察してください。

歌うおかでん

おかでんが拳を振り上げて「●●●●」を唄う。
この後、蛋白質が代々木ゼミナールの校歌を歌おうとしてみんなにとめられた。
思いつく歌を全部歌い尽くし、すこしぐったりしている。
この後、怒濤の宴会芸大会に突入した。

ここで歌っている校歌も、とりあえず伏せ字にしておいた。あまり身分経歴を隠すつもりはないんだが、まあ、わざわざ明かす必要もあるまい。

通信カラオケなるものが世に出回りはじめたのはちょうどこの頃だった。カラオケが大流行しはじめた頃だったと思う。カラオケ全盛期の時は、「カラオケで歌う曲目を増やそう」と一同やっきになり、ヒットチャート上位の曲はよく聴かれたし、歌われたもんだ。

この天幕合宿はそういう時代からわずかにさかのぼって昔なので、売れ筋の曲を歌うということは全く無かった。

焚き火中

キャンプファイヤーの様子。

写っている人からして、撮影したのはしぶちょおだと思う。誰一人カメラ目線ではないので、これが自然体の状態。

みんなまちまちの格好で、中途半端な場所に立ったり座ったりしているのが印象的だ。

常に潮風を浴びているたき木は湿気を帯びているため、たとえ日中炎天下に晒されていても火の燃えさかり方はイマイチだった。そのためおかでんは火のメンテナンスのために、自らがたき木となって燃えます、といわんばかりの至近距離にいる。

ジャングルファイヤー

出た!おかでんの必殺技「ジャングルファイヤー」!!
全員「もえろよもえろ」の大合唱

下品な話で恐縮だが、アワレみ隊初期では必須の宴会芸がこのジャングルファイヤーだった。要するに、おかでんが自身の毛をライターで燃やす。すまん、何書いてるんだオレ。でも、確かにそういうこと、やってた。

全員で、「ファイヤー!ファイヤー!ジャングルファイヤー!」と叫んだあと、サンバの打楽器「アゴゴ」の「キンキンココンキンココン」という音を発しながらみんなで適当なサンバダンス。それが4小節分あったのち、ぴたっと一同動きを止め、声を潜める。

そして、急に野太い声でこう歌うのだった。

燃えろよ 燃えろよ 炎よ燃えろ
火の粉を巻き上げ チンまで焦がせ

情けない。書いていて情けないが、まあ、事実だ。で、「チンまで焦がせ」と歌い終わった時点で、おかでんはチャッカマンで毛に火を放つ。人間の毛髪というものは、それほど燃えやすい素材ではないようだ。火は1~3秒程度燃え、チリチリという音を立ててすぐに消える。もちろん、やけどの心配はない。それを見ながらみんなゲラゲラ笑うのだった。あとには、独特のいやーな臭いと、倦怠感が残った。

火吹き

ばばろあが口に含んだウイスキーを火に浴びせる。
最初はチャッカマンの火に向かってウイスキーを浴びせていたが、チャッカマンが故障してしまったために直接たき火にドバー。
でも、火は全然変化しなかった。嗚呼、シーバス・リーガルが・・・。

歌を歌い尽くし、ジャングルファイヤーという荒技が出たあともキャンプファイヤーは続く。このノリをしぼませるわけにはいかぬ、と今度はばばろあが火吹きにチャレンジしてみた。

結果は上記の通り。ウィスキーでは火がつかないことが一つ知識として身についた。

サラダ油で火を噴こうとする

おかでんも負けじとサラダオイルで挑戦。
火が少し大きくなった程度だった。
口の中がどろどろしてかなり気持ち悪い。

あと、サラダオイルでも火はつきません。

そもそも、サラダオイルは粘度が高いので、上記ばばろあのウィスキー吹き写真のように奇麗な飛沫を出すことができない。ねちょっ、と塊を火に垂らすだけになってしまった。そりゃ、火がつくわけがない。

そもそも、天ぷら火災って温度が350度以上である必要があるわけで、それを考えたらこの行為はあんまり意味が無かったな。

火渡り

調子に乗ったおかでん、火渡りを敢行。
火の勢いが弱かったのが幸いである。

むちゃしてるなあ、昔の僕。

火の上をずかずかと歩いている。

日焼けで唇が痛い

「おいしそうにビール飲んで」とカメラマンに注文をつけられたが、さすがに四本目のビールは苦かった。
見るからにまずそうに飲んでいる。

常温保存されているビールなので、特に苦みは強く感じた。また、「お酒は大人になってから」ということで、お酒を飲み始めて間もないおかでんなので、ビールの苦みに慣れていなかったということもあるだろう。

ただ、実際のところ、渋い顔をして写真に写っているのは、ビールを飲んでいて「痛かった」からだ。写真を見て分かるとおり、全身ひどく日に焼けている。唇もその例外ではなく、この時点で唇が大きく腫れ上がっていた。そんな状態で炭酸飲料であるビールを飲むわけだから、傷口に塩を塗り込むようなものだ。痛い。

さてこのビールだが、名古屋から1ケース丸ごと島に運び込んだカールスバーグだ。ビールは冷たい方がおいしいに決まっているので、ビールを持ち込む以上は保冷にも考えがあった。「怪しい探検隊」では、ブイを海に浮かべ、そこからビールを入れた網を海に沈めるという方法をとっていた。それにわれわれも倣った。とはいっても、ブイなんてないので、釣具屋で売っている「魚の一夜干し作成用の網」を用意し、そこにぶっとい荒縄を縛り付け、崖から海に放り込んで対応した。ちょうど古里ヶ浜のすぐ脇は、なぜか石灰岩でできた岩場があり、海にせり出していた。そこまで網と縄とビールを運び、海に投げ込んだのだった。

作戦成功、と思いきや、予想外だったのは網が沈まなかったということだ。ビールの重みで沈むかと思ったが、網の浮力の方が大きかったようで。今更引っ込みがつかないので、「砂浜に置くよりは冷えるだろう」と開き直り、波間にぷかぷか浮いたままで放置しておいた。しかし、いざ夜になってみると、まず岩場にビールを取りに行くのがやや危ない。そして、満を持して引き上げたビールが、労力に反してぬるい。真夏の海面なので、結構水温が上昇していたのだった。これにはがっかりだった。

しかも、2日目には地元民と思われるワカモノ達が、われわれのビール網を縛り付けている崖によじ登り、「おいここにヘンなものがあるぞ」とかなんとか言って引き上げを始めたので、われわれはこりゃ地元民と一戦交えるしかないか、と非常事態宣言が発令されるところまでになった。結局、ワカモノ達はある程度縄を引っ張った時点で、中にビールが入っている事を確認。そのままリリースしたので事なきを得た。もし、「おお!ビールがあるぞ!貰おうぜ」なんて会話が聞こえてきたら、即戦闘開始だった。

そんなこともあって、3日からはビールを冷やす事が面倒になってしまい、倉庫テント内で常温保存されることになった。

蚊に刺される

うつろな目でキンカンを塗るしぶちょお。
蚊の数は予想に反して少なかったが、刺されるとかゆい。

島で潮風に晒され続けて生きてきたヤブ蚊だ、その生への執着心は相当なものだ。海からの風に負けじと陸から浜辺まで降りてきて、われわれを襲った。こんなところまでやってきて、人に出会える確率なんてごく僅かだろうに。わざわざ刺しにやってきたそのガッツには敬意を表したいが、非常に迷惑である。

キンカンを用意しておいて良かった。ただし、日焼けした皮膚にこの刺激は相当ダメージを与えた。

1993年7月29日(木) 4日目 晴れ

暑くて食欲が落ちる

この日も問答無用のかんかん照りだった。
くそ暑い中、くそ熱い雑煮を食べる。
みんな小食で、食べ残しが出た。
「まいったナ~」といった顔をして餅を食べるばばろあ。

この日も、いつもと同じ朝を迎え、過ごしていった。

前日キャンプファイヤーやって疲れました、今朝はゆっくりさせてください・・・なんて人はいない。テント内が暑いから。

みんな、律儀に早起きして、今朝も早くから流木廃材拾い。

前日キャンプファイヤーをやったとはいえ、既に在庫が相当積み上がっていた。だからこの日はそんなに力を入れての作業は無かった。

朝食は定番のジャガイモ。

時間は飛んでお昼ご飯。ばばろあが雑煮を作って食べている。餅は保存が利くし腹持ちが良い炭水化物として重宝する。その結果が雑煮となったわけだが、昼間に火を焚いて、鍋に湯を沸かし、調理し、そして熱々の雑煮を食べる・・・となるとさすがに拷問に等しかった。まだ若いばばろあとはいえ、これには食欲を失ってしまったらしく、餅を眺めながら茫然自失。

旧軍の施設にて

監的哨跡にて。
戦争中は向かい側の伊良湖岬から神島に向けて大砲の実弾演習をしていたらしい。
その着弾点を見極める場所がここ。
夜には来たくない、ちょっと不気味な廃墟である。
しかし、眺めは最高に良い。

昨日に続いて、ばばろあダウン。テントで休憩となった。

残った4名は、この日は島一周散歩をする予定だったので、ばばろあを留守番にして島を反時計回りに回った。

灯台を見たり、監的哨をみたりしながら島をぐるり。小さな島なので、島一周はそんなに難しいことじゃない。

カレーを作る

最終日の夕食はなんといってもカレーライス。
キャンプ料理の王道である。
ばばろあも調理に力が入る。

キャンプといえばカレー、というのは今となって考えればすごくステレオタイプな発想だ。でも、食材の保存と調達に限りがある環境において、カレーというのは非常に有力な料理となる。先人の知恵はさすがだ。しかも、カレールーを入れれば濃厚な味になるわけで、料理の上手い下手があまり問われない。主食でもあり、おかずでもある。一皿で十分夕食のメインディッシュになりうるわけだから、立派なもんだ。

写真において、ばばろあが鍋に入れようと手にしている黄色い箱は、バター。無謀にもこの炎天下にバターを持ち込み、結果的に箱までずぶ濡れになるくらいでろんでろんに溶けた。初回キャンプならではの想定ミスだった。キャラメルの小包のように小分けにパッケージされている商品だったが、原型を留めないくらいまで溶けているので銀紙を外すわけにもいかない。箱からねろーんとバターをひねり出し、その過程において出てきた銀紙はすくって捨てる、というやり方をとった。なんだかとても怪しい料理だ。

アワレみ隊備品として用意されていたお玉は、プラスチック製のものだった。このカレー調理の際、カレーに浸されっぱなしになっていたら、お玉がカレー色に染まったまま色落ちしなくなってしまった。それ以降、このお玉は「バルパンサー」と呼ばれるようになった。

ちなみに2008年時点においても現役備品として活躍しており、アワレみ隊の活動を見守ってきた数少ない備品である。

水分補給

水分補給をするばばろあと蛋白質。
湿度が低かったため、大汗をかくということはなかったが、気が付けば水分が体内からぬけているといった状態だった。

ばかでかいヤカンと麦茶パックを持ち込んであったので、毎日ヤカンいっぱいにお湯を沸かし、お茶を煮出すという作業をした。冷めたお茶は、そこら辺にあるペットボトルに詰め替え、ヤカンが空になったらまた新しいお茶を沸かす事を行った。

何しろ、集落までは片道40分。途中に自販機なんていう便利なものは存在しない。喉が渇いたら、お茶を飲む。それだけ。

毎日、地元の方から20リットルのポリタンクいっぱいに水を頂戴していたが、その消費の半分くらいは飲料用として使われたと思う。皿洗いは海だし、調理で使う水はたかが知れている。相当胃袋に収まったんだろう。

ロケット花火

ばばろあ、ロケット花火100連発に挑戦。

しかし、火がうまくつかずに断続的な発射となり、ただやかましいだけだったりする。

カレーを後は煮込むだけという状態にしたら、ばばろあは荷物テントからロケット花火の束を取り出した。

「前からやってみたかったんよ」

と言う彼の夢は、「ロケット花火の導火線をつなげ、100連発でロケットを発射させること」だった。

日が暮れると早々に寝るキャンプ客がいるかもしれないので、明るいうちに騒々しいイベントを敢行。

いちいち導火線同士をつなげ、ロケット花火をひとまとめにして着火。しかし、火がうまい具合に導火線を伝っていかなかったので、数発「ひゅー」と打ち上がり、沈黙。ばばろあ、再度点火、また数発「ひゅー」の繰り返しとなった。単なる騒音製造マシンだ。

爆発するロケット花火

キャンプファイヤーの前に花火大会を行う。
しぶちょおが火の粉をまともに頭からかぶってしまい、「あついッ!」と飛び上がった。

今日は天幕合宿最後の晩となる。だから、夜は花火のお楽しみを用意してあった。花火は、大きな打ち上げ系のものでなければ軽くてかさばらないので良い。

で、単に花火を各自楽しんでも面白くない、ということで、おかでんが全員に「おいお前らそこに一列に並べ」。

一列に並んだ隊員に向けて、打ち上げ系の花火を発射。逃げまどう隊員。「逃げるな!その場で持ちこたえろ!」とけしかけるおかでん。

※危険な行為です。自己責任が取れる人でない限りはやってはいけません。

もちろん、花火は銃のように精密にできていないので、水平発射させても狙い通りには飛ばない。全然違う方向に飛ぶことがほとんどだった。まあ、それが分かっているからこそ、隊員を横一列に並ばせて狙い撃ちしているわけであり、並ばされた方もドキドキはしながらも自分のところには飛んでこないよな、くらいの認識。

しかし、運悪く一発がしぶちょおに直撃。薄闇のなかで悲鳴があがった。

花火大会

見た目はすごいことをやっているようだけど実際は大したことはない。
後ろの人々が大げさに驚いている。やらせである。

花火を口にくわえて点火するおかでん。

※危険な行為です。自己責任が取れる人でない限りはやってはいけません。

↑のような注意事項をつけないといけない事すんなよなあ、と思うが、やっちゃったのは事実なので事実として記載しておく。

トーチ

おかでんが「火の神」となり、薪に火を与えた。
トーチはトイレットペーパーにサラダ油をかけただけなので、もの悲しくなるほど火の勢いが弱い。

今日のキャンプファイヤーは、最終日ということもあってトーチを作った。着火の儀式をちゃんと行うためだ。トーチで厳かに着火するという風習はまさに林間学校そのものだが、火というのは何か神秘的なものがある。儀式っぽくしたくなる気持ちは、どうしても出てくる。

ただ、このときに歌われる歌詞がちょっと独特。「遠き山に日は落ちて」というキャンプの定番ソングが歌われるのだが、最後だけちょっと改変されているのだった。

遠き山に 日は落ちて
星は空を ちりばめぬ
今日のわざを なし終えて
心軽く 安らえば
風は涼し この夕べ
イザヤ・ベンダサンはにせユダヤ
にせユダヤ

「日本人とユダヤ人」という著書で有名なイザヤ・ベンダサン(実際は山本七平)を知らないと、何のことかわからない歌詞だ。

著:イザヤ・ベンダサン, 著:Isaiah Ben-Dasan
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焚き火

たき火を見ながらこれからの行く末を案じる隊員達。
今日も前日同様、アニメ曲の大合唱だ。

たき木には少量のガソリンが振りかけられてあり、着火は比較的容易だった。恐るべしガソリンの威力。

「アニメ曲の大合唱」と書いてあるが、21世紀に入ってからのようにマニアックなアニメがTVの深夜枠にひしめいているような時代ではない。せいぜい、「ヤッターマン」のような小学校幼稚園の時に見た「同世代なら誰でも知ってる」曲だ。

誰でも知ってる歌を、といっても、学校の授業で習った「翼をください」とか「ドナドナ」を歌ってもどうにも盛り上がらない。その点、アニメソングというのはメリハリがあってたき火には良くあった。

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