スパイシーな夜を、貴方に。(四川料理/味覚)

第11夜:四川料理/味覚 二号店@東京都港区西新橋
[2014年01月18日]

オフ会の定番、「スパイシーナイツ」の最新回は新橋にある「味覚」という四川料理店をターゲットにした。参加者のメンツをざっと見渡すと、新橋界隈での開催が都合がよろしかったので、そのあたりでスパイシーな地雷原を探していたら見つけたお店だ。

本来、「スパイシー」を謳っているのであるから、もっとワールドワイドにいろいろな国の料理を食べたいところだ。しかし、どうしても手軽さという点で四川料理店が選ばれがちであり、これはちと残念なことではある。折角メガロポリス東京にいるのだから、もっとマニアックな世界料理を食べたいものだ。我々は、「まだ見ぬ強豪」を避けるか弱い子犬チャンの域を超えていない。

スパイシー大国インドの料理だってまだこのオフ会では未体験だし、他にも辛い料理を出す事で知られるブータン、中国の中でも雲南や湖南といった地方の料理がまだだ。日本にはお店が多い筈の韓国だって、本格的にやっていない。いかんなあ。

味覚看板

いかんなあいかんなあといいつつ、「味覚」前に集合。新橋駅からちょっと距離が離れており、歩いているうちにだんだん不安になってくる。暗い夜だからなおさらだ。碁盤目状に整理されている土地なので、筋を一本間違えたり余裕でしてしまう。

この日、遅刻してきた参加者が1名いたのだが、案の定迷ってしまい、お店へ誘導するのにえらく難儀した。出迎える側も、迷っている人も、双方揃って「今自分がいるところ」を電話口でうまく伝えられなかったからだ。
頂天石焼麻婆刀削麺

「中国家庭料理」を標榜する味覚。その割には一番人気とされるメニューが「頂天石焼麻婆刀削麺」となっている。石焼きビビンバで使うような、石の器でグツグツと煮えたぎる一品だと想像するが、そんな石器が「中国の家庭」には人数分、備わっているものなのだろうか。んなわきゃあない。

どうしてこの手の「家庭料理」「屋台料理」を標榜するお店は嘘っぽいんだろう。「まさにこれは家庭っぽい!屋台っぽい!」というお店にガチで出会うことなど、殆どない。あとついでに言うと、「台湾料理」のお店で、リアルな台湾料理を出すお店ってのも殆どない。一説によると、「中国料理」と名乗るよりも「台湾料理」とした方が客受けがいいから、大陸出身の中国人が何の素養もなく「台湾料理店」をやっているらしい。なんてこったい。

地下にあるお店

中国と台湾のデリケートな問題についてはとりあえず置いておいて、中国料理店でワクワクさせられるのは、そのメニュー数の多さだ。分厚いメニューにミッチミチに書かれたメニューの数々は、5分なり10分なり見続けても飽きないし、どれを食べれば良いのか決めかねる。だからオフ会のようにいろいろな人が集まる場では、とても楽しい。普段の自分ならまず頼まない、思いつかないようなオーダーがぴょこっと他人の口から発せられたりするからだ。

でも、今回はあくまでも「スパイシーナイツ」シリーズのオフ会。「スパイシーアワレみ新年会ナイツ」と銘打たれている。原則は、「辛い物食え」ということにしてある。もちろん、罰ゲームをやってるわけではない。辛い物を引き立てるために、辛くないものを頼むことまで禁止にはしない。そこは分別のある大人、適切にやっていきましょうよというわけだ。しかし、ハナから辛いものを食べる気などなく、ひたすらひ弱な食べ物をぱくついている人はお断りの場だ。

二号店に回される

狭い階段を下りたところ、地下一階にお店はあった。18時の入店だったのでまだお客さんはいなかったのだが、店員さんは「近くにもう一つ別の店があるので、そっちに行ってほしい」と言ってきた。え、そうなの?

店員さん自らが先導してくれ、それに従って着いていくとほどなく「2号店」に到着した。このお店、支店が出せるくらい繁盛しているっていうのか。こちらは通りに面している一階で、大きな看板と赤い提灯で道行く人に存在を知らしめている。こっちの方が本店じゃないのか。

食べ放題飲み放題が安い

このお店で我々が目的にしていたのは、「頂天石焼麻婆豆腐」だった。チンチンに熱せられた石鍋に入れられた麻婆豆腐から妖しく湯気が立ちこめ、その湯気を吸うと咳き込まずにはおれないのだという。店員さえも咳き込み、時には店から全員待避してしばらく外から戻ってこなくなる、という劇物らしい。そんなヤバい食べ物、あっていいのか?パーティージョーク料理でもないのに、そんなことってありえるのか?

わからないからこそ、自分たちで試してみないと。

メニューは、「食べ放題+飲み放題」で3,380円。「えっ?」と驚くくらい、安い。しかも、この放題コースは事前予約が不要であり、当日その場で注文することができるのだった。さすが中華だ、このざっくばらんさがたまらんぜ。普通、数日前までに予約を入れておき、幹事は当日朝まで参加人数の増減にやきもきするものだ。それが無しで、とりあえずの座席確保さえ電話一発入れておけばいいのだから気が楽だ。もちろんこの中には、例の「頂天石焼麻婆豆腐」も入っている。しかし一番人気の「石焼刀削麺」は入っておらず、さすがに何でもかんでもメニューにあるもの食べ放題!というわけではないらしい。

飲み放題ドリンクいろいろ

飲み放題ドリンクも、値段の割には充実しまくっている。「ワインが飲みたい」などという人には向かないが、そうでなければほどよく満足させるメニューだ。日本酒だってあるぞ。「樽生ビール」というのも好感だ。この手のお店って、「樽生」とか「生中」とかいい加減な事を書いておいて、実際は第三のビールを提供してるってことが多いから。このお店はなんとも良心的だ。

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