カニのヨコバイ、アリの門渡り【立山・剱岳】

登場人物(2名)
おかでん:いい山小屋にも泊まってみたいが、地獄のような山小屋にもちょっと惹かれる悪食山ヤ。
おかでん兄:山がらみのイベントになると、大抵引っ張り出されてしまう人。

2001年09月22日(土) 1日目

[行程]
06:52大宮(あさま501号)→08:04長野08:20(川中島バス)→10:20扇沢10:30(関電トロリー)→10:46黒部湖11:50(ケーブルカー)→11:55黒部平12:20(ロープウェー)→12:25大観峰13:00(トロリーバス)→13:10室堂(昼食)→14:00立山室堂山荘→14:45雷鳥沢ヒュッテ(泊)

長野新幹線の中で宴会

さて、今回は立山・剣岳紀行なんである。9月の連休は台風シーズンもそろそろ一段落しつつある時期であり、寒すぎず暑すぎず、かといって紅葉シーズンにはまだちょっと早くて人もそれほど多くなく、と何かと好条件がそろっている。

え?紅葉を見逃すとは何てもったいない、だって?

確かにそうかもしれないけど、紅葉シーズンに北アルプスの涸沢に行ってみ?畳一畳に3人寝ました、という例の山小屋残酷物語が延々と繰り広げられる地獄絵巻になっちまうんだから。

今回の山行も、最初兄貴から「奥穂高に行きたい」という要望を受けての企画だった。しかし、兄貴に「本当に山小屋は激混みだけどいいのか」と、webに掲載されていた各種タレコミ情報を見せてやったら、さすがにおそれをなしてしまって「やっぱり別の場所にしよう・・・」と方向転換。急きょ場所の再検討となってしまった。

結局、出発一日前になって決まったのが立山と剱岳の二座に登ろう、という話。立山だったら若干は空いているのではないか、という希望的観測からだ。なに、根拠など何もない。っていうか、空いているだとか混んでいるだとか調べるだけの時間が無かったんだからしゃあない。とりあえず、当日朝までばたばたしてしまった。 もちろん、宿の手配なんぞしとらん。

行程としては、初日に室堂まで行って泊。2日目に立山登頂、そのまま北上して剱岳直下の剣山荘に泊。3日目に剱岳登頂、室堂まで引き返して東京に戻る、と。結構しんどいコースではあるが、きっと充実感に満ちあふれた山行になるだろう、きっと。恐らく。多分。思うに。

始発の長野新幹線で、長野に向かう。今回、立山には富山側からではなく、黒部ダム側からの侵入を試みる事にした。黒部といえば、信濃大町が玄関口になり、一般的には「特急あずさ」や夜行「急行アルプス」による突入なのだが、カネさえあれば新幹線-バスの乗り継ぎが早くて楽ちん。

扇沢

長野駅で、信濃大町経由扇沢行きバスに乗り換え。1時間半で扇沢に到着(乗車賃:2,300円)。ここから、いよいよ「立山黒部アルペンルート」の始まりだ。

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