ワカサギ釣らずに豚を喰う【松原湖ワカサギ釣り】

2014年01月26日(日)

以前アワレみ隊で、群馬県は赤城大沼でワカサギ釣りをやったことがある。

ワカサギ釣り大会
冬の味覚狩り2003 日 時:2003年(平成15年) 02月08日~10日 場 所:群馬県勢多郡富士見村 赤城大沼、群馬県吾妻郡中之...

氷の上での釣り体験は非日常感抜群で、そりゃあ印象深いものだった。ここで「楽しかった」と言わないで含みを持たせた表現を使ったのは、決して楽しいものではなかったからだ。

吹きっさらしの氷の上で、ひたすら数時間全く釣れない状態。「生まれて初めてのワカサギ釣り」という観点では大いによろしかったのだが、全く釣れない釣りというものは修行に等しかった。

でも、あれはきっと運が悪かったんだ。釣れるときはガンガン入れ食い状態で釣れるらしいじゃないか、ワカサギってヤツぁ。・・・そんなわけで、捲土重来を狙って年月が経過していった。すぐにわかさぎリベンジだ!とはならないのは、ワカサギ釣りができるような凍結した湖へのアプローチには、冬用タイヤ完備の車が必須であること、そしてワカサギ釣りに情熱を燃やす同士が数名集まらないと無理だからだ。さすがに一人で釣ってきます!というのはありえん。一人焼肉くらいなら余裕でやらかす僕の無神経さでも、「一人ワカサギ」は無理だった。

そんな中、ワカサギ釣りをやるよ!という話があったので、「ついに来たか、10年来の屈辱を晴らす日が!」と即座に参加表明をした。この日を境に、日本ではワカサギが絶滅危惧種に指定されることになるのだろう。残念だが、それくらい俺様はワカサギを釣っちゃうよ、ということだ。そうでもないと納得がいかん。

武蔵小杉駅

今回のリーダー役を買ってくれた方が車も出してくれるので、その方がお住まいの最寄り駅まで移動。まだ夜が明けてもいない5時50分には神奈川県の武蔵小杉駅に到着した。ワカサギを釣るなら午前中、できるだけ早い時間が良い。なので、日帰りでワカサギ釣るよ!となるとこんな時間になってしまう。出発前に既にお疲れモードだ。

しかも今回、僕が昼飯を振る舞うことになっていたので、昨晩は豚汁の下ごしらえをずっとしていた。それで今朝は4時前起床だから、そりゃあもう今時点で発酵寸前ですよ。

ジュースを買う

そんなわけで、駅前のコンビニでこんなものを買ってみた。「メンズサイダー ヒートアップ」。なんだこれ。伊藤園、いつのまにチェリオ的な商品を作るようになったんだ。怪しさでは、「ライフガード」に似ている。ラベルを見ると、クエン酸が2,000mg入っているんだそうだ。これで少しはしゃきっとするだろうか?

全員が集合したところで、一路ワカサギ釣り会場である松原湖を目指す。松原湖は、八ヶ岳の東側にある小さな湖で、夏はキャンプ、冬はワカサギ釣りで有名だ。中央高速沿線のワカサギ釣りスポットとしては、比較的便利な場所である。・・・とはいっても、片道数時間コースだけど。

ワカサギというのは、何も氷に穴を開けて釣り針を垂らさないと釣れない魚じゃない。別に凍結していなくたって、ボートで釣ったっていいし、なんなら地引き網漁をやっているところだってある。そもそも、川にも住んでいる。まあ、氷上釣りっていうのは、風情を楽しむもの、なんだろう。「日本の四季を満喫」みたいなものだ。それにしては結構身体的にキツい風情ではあるのだけど。

ワカサギという魚は、「キュウリウオ目」に属する。だから、鮎やシシャモの親戚筋だ。川に放流すりゃ、鮎同様に一旦海におり、また川に戻ってくるという一生をたどるらしい。汽水域で育ったワカサギってどんな味がするんだろう?やっぱりちょっぴり塩味だったりするのだろうか。

松原湖畔のお店

そんなこんなで、松原湖に到着。言うまでもなく、この地は極寒だ。気温計が手元にないので正確な温度はわからないが、マイナス5度から10度くらいにはなっていた筈だ。なにしろ標高が1,000メートルくらいある場所なので、何から何までが寒々しい。ようやく上ってきた朝日がとても弱々しく感じるぜ。

ちなみに時刻は9時20分。武蔵小杉を出発してから3時間弱での到着だった。

松原湖

松原湖の様子。青空が見える。良かった、今日は晴れだ。これだけ寒くて、荒天だったら罰ゲームとしか思えない。晴れなら晴れで、放射冷却となって冷え込むけど、吹雪かれるよりまだマシだ。

スワンボートらしきものが接岸されているが、もちろん氷の上。湖は一面の氷だ。溶けそうでやばい、といった気配の場所は皆無。これならこの氷の上でシコを踏んでも、ジャーマンスープレックスをやっても安心。

ワカサギ釣りの注意事項

湖岸には、「氷上わかさぎ釣り注意事項」が掲示されていた。それによると、釣り時間は06:30~16:30に限定されているらしい。夜釣りはダメだよ、ということだ。いちいち夜釣りをやっている人のところに入漁券を持っているかどうか確認なんて行けないし、夜は勘弁してくれ、ということか。

それ以前に、夜にもなりゃここは一体何度まで冷え込むの?こんなところで夜、釣りをするだなんて相当デンジャーだ。ウォッカ飲んでたって身体が冷えて冷えてやばい。

そのほかいろいろ注意事項が書かれているのだけど、なるほど独特だね、という内容で面白かった。

受付を済ませる

湖畔にあるお店で、釣り具のレンタルをする。

ワカサギ釣りなんて滅多にやるものじゃないので、道具は当然レンタルだ。・・・と思っていたら、参加者のうちの一人が時前の釣り具を持ってきていてびびった。

「ええっ、マイわかさぎ釣り具!?」

思わず絶句してしまったのだが、その人曰く

「まあ、年に1回から2回はわかさぎ釣りをやるから」

と平然としていた。それで元が取れるか取れないかはともかく、よくぞ自分の釣り具を買おうと思ったものだ。きっとこの人の家に行けば、「年に数回ボウリングやるから」ということでボウリングの球が置いてあったり、「カラオケやるときにいるじゃん」という理由でタンバリンやマラカスがあったりするのかもしれない。

ワカサギ釣り料金

で、そんなわかさぎ釣り具のレンタルだけど。

竿と仕掛けのセットで800円。あと、入漁券として一人500円/日がかかる。さらに餌代を払うことになる。それから、1グループに1つは、氷に穴をあけるドリルが必要になるので、それもレンタル。

まあ、あれこれ必要だとはいえ、それでも値段的にはたかが知れている。

竿のレンタルについては、デポジットとして代表者の自動車のキーを要求された。竿が持ち逃げされないように、というわけだ。