山手線立ち食い蕎麦一周耐久レース(第1弾)

一体いつまで食べれば許してもらえるんだろう/秋葉原→東京

※当日その場でICレコーダーに吹き込んだコメントをテープおこししました。

#11 秋葉原駅  PM13:34

秋葉原駅

えー、秋葉原駅到着です。ただいまそば屋探索中。

秋葉原・・・って駅構内にそば屋なんてあったっけ?無いだろう?って思っているんですが・・・あ・・・ははは(力の無い笑)、発見しました。

ははは・・・あーあ。山手線ホームから総武線ホームの階段を登って、ふっと振り向いたらそば屋、あるじゃあないですか。またしても腰から崩れ落ちてしまいました。

そりゃそうですよね、主要ターミナル駅ですもんね。そば屋くらいありますよね。うぐう。

しかし、そば屋巡りの企画なのに、そば屋を発見するとものすごくイヤーな気分になるのは本末転倒だよな、と思ってしまう今日この頃。

田毎大衆そば

「田毎大衆そば」っていうお店です。なぜかこの駅には「あじさい」が無いようですね。日本食堂の力が及んでいないって事は、よっぽどこのお店の蕎麦は定評があって美味いのか、それとも政治的権力を握っているのか・・・いずれにせよ、画一的店舗で同じような味を食べるよりかははるかに歓迎です。

ところで、この店の名前、「たごと」でいいんですかね?「たまい」?「でんごと」?何か由来がありそうな店名ですけど、初めて聞く名前です。老舗なのかもしれません。ちょっと楽しみですね。

でも、「大衆そば」ってなんですかね?「大衆食堂」に対抗してみたのかしらん。高級ぶったそば屋なんて性に合わん、ウチは安くて親しみのあるそばを食べてもらうんじゃ、という意志の現れかしらん。

そういわれてみれば、立ち食いそば屋にしてはえらく店舗面積が広くて大衆食堂っぽいような。・・・ってあれれ?ここ、立ち食いそば屋じゃないぞ。カウンター席のみでもなくって、机があって、椅子もちゃんと用意されてら。

しかも・・・どうやら、ここ、食券を入り口にいるオバチャンから買わないといけないらしいです。今時、自動食券機を使っていない駅構内のそば屋って初めて見ました。オバチャン一人、食券売り担当として雇うのと自動食券機を設置するのとではどっちが安いんだろう?機械の方がやすくないか?

んー。でも、どうやらこのお店は家族経営みたいだな。だったら、親族の人を食券売りとして採用しても、それほど人件費はかけずに済むって事か?なるほどー。ま、いらんお世話ですね。すいません。

っとっと、外からのぞき込んでいるので、店の人から不審そうな目で見られてしまいました。いかんいかん、早速店に入ることにします。では後ほど。

もりそば

もりそば320円也を頼みました。大盛りだと50円増し。ラーメンにしろ、そばにしろ、大抵の店が判を押したように「大盛りは100円増し」なんて設定されていたりするわけですが、50円増しでOKとは潔い。よーしパパ奮発して大盛りにするぞー、・・・なんて事は今の僕の状態ではとても言えないですけど。

注文してからすぐにでてきました。まあ、既にゆであがっている麺を盛りつけるだけですから。つゆには既にネギが入っていましたし、至ってインスタントです。

で・・・そば。

・・・なんだろうね?まあ、あの手のそばにはよくあるんだけど、凄くクスリっぽい味がする。使ってる水道水の塩素のせいだろうか?こうなると、そばの風味なんて言葉は口が裂けても言えないわけで、じゃあ一体俺は何を食べてるの?っていう根本的な疑問さえ抱かずにはおれんです。ふう。

二点目、つゆ。まあー、甘いやらなんやら。・・・甘いぃ??うん、甘さが一番勝つんだけど、ほかに変な辛さというか・・・なんだろう?みりんと砂糖を多めに入れてるのはわかるんだけど・・・?うーん、なんか目がしばしばしてしまうような味だったね。うまく表現できないけど。

で、そういった麺とつゆを組み合わせて食べてみたんですけど。

[筆者注:ここから以下の発言は、webに載せるにはあまりに失礼な内容を多数含んでいるため、一部表現を変えています。具体的に言うと、ユルめに書いています]

うわぁ。もう駄目だぁ、僕ぁ。秋葉原駅で遭難しちまいそうです。迂闊にこの手のそば屋で盛りそばは食うもんじゃない、って事です。過去食べたそばの中でも、類をみないがっかり感だったね、盛りそばで言うと。「盛りそばをメニューに出しているところは、そばに自信がある店だ」なんて言うけど、ありゃうそだと思う。

[筆者注:ここから先の発言は、表現を変える程度ではフォローしきれないため、ばっさり掲載をあきらめました]

さて、ここで「盛りそば」というメニューを出してしまったので、これから先の駅ではもう「盛りそば」を食べる事は無いわけだけど。でも、なんかしばらくは実生活の中でも盛りそばは食べなくていいや、っていう気分かもしれない。そんな感じです、以上。

えー、ただいまの時間が13時41分ですので、13時42分、神田駅に向かいまーす。

※筆者注:このお店の名誉の為に補足しておきます。筆者はこのとき、短期間で立て続けにそばを食べていたため、そばの味自体に嫌悪感を抱いていた可能性があります。よって、上記のような発言が即、当該店舗の味が悪い事を指しているものではないことをご了承ください。当時の筆者の胃袋及び精神状況においてそう感じただけであって、このお店のそばが常時そういう味なのかまでは分かりません。

#12 神田駅  PM13:44

神田駅

今、神田駅に着きました。13時44分。

降りた瞬間、なんだか薄ら笑いを浮かべてしまいました。いやぁ、どうしちゃったんでしょうね、足取りがやけに重いんです。今、こうして歩いているんですけど、とぼとぼ、とぼとぼと足を引きずるようにしています。

「何のためにこんな事をやってるんだ」、そんな感じです。

では、今から店を探しに行って来ます。

神田駅構内1

げほっ、げほっ。

(しばらく咳き込む)

神田駅、やられました。

そば屋、ありました。

いやぁ・・・神田駅って、そば屋が無いと信じてたんですけど。だって、駅前に有名な立ち食いそば屋がいくつもあるじゃないですか。わざわざ駅の構内で営業するこたぁないだろ、って。それに、時々この駅は使うんですけど、そば屋があったっていう記憶はなかったです。

まず、北口改札を確認して、店がないことにほっとして、もう一方の改札に行ってみたんです。そこで、僕は勝利を確信したんですね。そば屋があるだろう場所に、「喫茶・軽食エリゼ」ってお店がテナントに入っていましたから。「あっ、こんなお店があるんだったら、もうこの駅にはそば屋はないな」って事でふっと踵を返したら・・・

神田駅構内2

なんか一瞬、壁際に「そば」って字が見えたような気がしたんですよね。あれっ、そんな馬鹿な、って思って近づいてみたら・・・

さりげなく「そば田毎」が営業していた

「そば 田毎」

どーん。

「また田毎かいっ!」って叫んでしまいましたよ。今、「あじさい」以上に食べたくないそば屋ですから。ははは(力無い笑い)。何で発見してしまったんだ、あそこで振り返らなかったらこのそば屋にも気づかず、そのまま神田駅を通過することができたのに・・・なんて後悔しても後の祭り。そこにそば屋がある限り、食べるのがこの企画の趣旨ですもんね。

でもですねぇ、ホント入りたくなかったんです。ホントおなかいっぱいだったんです。このお店に対しては失礼な話で恐縮ですが、イヤイヤお店に入った、ってのが実情ですね。いや、申し訳ない。

おなじ「田毎」という店の名前ですが、メニューは秋葉原の店舗とくらべてずいぶん少ないようで、入り口にメニューの写真が貼ってあるんですが・・・ええと、15種類かな?って感じです。

さすがにここまでそば屋を行脚してくると、めぼしいものは食べたっていう感じなんですよね。だから、何を食べようか・・・ってのは結構悩ましいところです。できるだけ珍しいメニューを食べておかないと、この先のそば屋で「全メニュー食べたことがあるものばかり、選択するものがない!」なんて事になりかねないです。かといって、あんまり具だくさんだったりするのは胃袋が受け付けてくれないので、却下。

だったら、シンプルにかけそばでも食べればいいんです。でも、シンプルすぎると逆にそばが鼻について気持ち悪いんで、それはそれでイヤだ。何か具が乗っていないと、食べづらい。胃袋は「もうこれ以上余計なものは入れるな」って警告してるのに、脳みそは「同じ味には飽きた、具が乗っかったそばを食べて気を紛らわせてくれ」って言ってる。体内でケンカですよ。これには参った。

結局、320円のきつねそばにしました。この際、うどんにサイドチェンジしてもいいかなと思ったんですが、そば以上にうどんは胃袋にたまりそうだったので却下。気分転換にはなっても、うどんのボリュームは今の僕にとってはちょっと辛い。

店内は、外の喧噪とはうってかわって静かでした。穴蔵みたいな感じの店だからでしょうか。シーン、という表現がぴったりなくらい、静かです。立ち食いそば屋でこの静けさはちょっと不気味です。

店を切り盛りしていたのは、60過ぎ・・・70近いかな?のおじさん一人でした。秋葉原の田毎にいた店員さんも似たような年代だったので、ひょっとしたら親類縁者なのかもしれないです。

きつねそば

ま、そんなことはともかく。味ですが・・・

そばは・・・たぶん、秋葉原で食べたものと同じだと思うんですが、「もり」でイマイチだったものでも、「かけ」にするとそこそこ食べる事ができちゃうんだから面白いです。まあ、悪くなかったと思いますよ。

でも、断面が丸いそばってのは、ちょっとね。おそらく、練ったそば生地をところてん方式で押し出して麺にしたんでしょう。作るのは楽かもしれませんが、角がないと食感が楽しくない。噛んだとき、何となく心許ない。ぜひそばは四角くしていただきたい、これは切なる願いですね。それが駄目なら、五角形でもいいや。六角形も可。

で、きつねの方ですが・・・まあ・・・お揚げさんは非常にショボい。ひょっとすると、コンビニの弁当売り場で売られているきつねうどんのお揚げよりショボいかもしれないです。でも、立ち食いそば屋のあげって、こういうもんですよね。このチープさがまたたまらん、というのも人によってはあると思います。

いや、正直そんなのはどうでもいいんです。お揚げさんよりもむしろ目立っていたのが、なると!ラーメンの世界でも、最近なるとを具にしている店が少なくなっているというのに、きつねそばに乗っかっているとは仰天です。仰天ついでに言えば、ほうれん草が具に入っていたってのもしみじみと珍しいですね。そう・・・何となく、家でお母さんがお昼ご飯に作ってくれたそば、って感じかな。ほうれん草が入っているだけで、すっごく得した気分になるし、栄養を採った気にもなれますし(実際は大したことはないのだが)。こういう気づかいがありながら、肝心のそばの麺自体が・・・ううむ。

もうそろそろ断念しようか、と考えているんですが、とりあえず山手線を半周回ったことになる浜松町までは何とかたどり着きたいところです。

ちなみに、僕の胃袋状況をもう少し細かく説明すると。

えーっと。もうおなかいっぱい、食べたくないです。ただ、入れようと思ったらまだまだ入る、って感じで、逆にそれがタチが悪いです。

じゃ、次行きます。57分の出発になりますね。次は、東京。

#13 東京駅  PM14:01

東京駅

うー。14時1分東京駅到着です。ここで立ち食いそば屋がなかったら大笑いなんですが、そんなはずはないので、せめて珍しげな店でも見つけて、入ることにします。では、これからこの広い東京駅の探索を開始します。

あのー。

東京駅構内を今歩いているんですが、コージーコーナーがあるんですよ。店からはひたすら軽やかな「ジングル・ベル」の音楽が流れててクリスマスケーキ売ってて、ものっすごくムカつくんですけど。

ダシの臭いが鼻にこびりついて、胃袋はずしりと重くて、ってもったり・まったりしている状態の中でこの曲を聴くと、どうしようもなく腹が立ちますね。曲そのもののせいではないんですけど。

っていうか、何やってるんでしょ、俺は。

そば処あずま

えー、お待たせしました。

結局東京駅では、「そば処あずま」というお店に入りました。場所としては、東海道新幹線改札のすぐ側、って感じですかね。周りの土産物屋台やお店が目立つので、こんなところにそば屋があったなんて知らなかったです。超巨大駅東京駅では埋没してしまいそうなくらい、地味です。自動食券機に気づいていないと、素通りするところでした。

うぅおぇあっふ(咳き込みともげっぷともなんとも形容のつかない謎の音声)。

はは、へへははは。(力無い笑い)

店舗のメニューボード

で、食券機のすぐ脇にはメニューボードがあるんですが、そのあっちこっちに「新メニュー考案中」って書かれた札が下がっているんです。「考案中」「考案中」ってたくさんあるから、よっぽどここは創意工夫に富んだメニューを取りそろえているのか、と身構えたんですけど。・・・んーと・・・取り立ててキテレツなのは無かったですね。ごくふつうのそば屋ってメニューです。じゃあ、一体「新メニュー」とは何を企んでいるのか?まさかラーメンとか売り出すのか?非常に気になります。

・・・あ、いや、ちょっと待ってください?メニュー札の下に、張り紙がありますよ。「新メニュー とろろそば・うどん 始めました 800円」

ええー?「とろろ」って新メニューを名乗るほどのものか?そりゃこのお店にとっては「新」なのかもしれないけど、一般的なそば屋だと当たり前のように鎮座している定番メニューだと思うんだけど。「考案」するほどのものではないような気がする。

ってことはアレか、次の「新メニュー考案中」は「コロッケそば」あたりがでてくるのかもしれない。一度、このお店のメニューを定点観測してみたいですね!

立派な広さを持つサンプルケース

で、このお店、ほかのところとちょっと違うのはメニューサンプル棚の上の張り紙で「つるつるしこしこ讃岐うどん」って書かれていた事ですね。東京にもかかわらず、うどんを前面に出してくるってのはちょっと面白い。各地の異文化が出入りする東京駅という特性なのかもしれません。

とまあ、少々感心しておったわけですが、すぐ横の張り紙が

「当店一番人気は海老天ざる アツアツで出てくるからチョーサイコーにうまい。」

って書いてあって、軽くなえてしまったですよ。

結局、讃岐うどんなら気分転換にもちょうどいいや、って事でオーダーは「あずまうどん」・・・暖かいうどんですね、を頼むことにしました。

食券を買って店に入ったんですが、あれれ・・・と動揺してしまったのが、店の中がごく普通の飲食店舗、って感じなんですよね。ああ、なんか当たり前な事言ってるな僕は。えっとですね、食券を買うじゃないですか、って事は、ざっくばらんなお店なんじゃないかって思うわけですよ。立ち食いとまではいかなくっても、飾り気の無い感じの、さっさと食ってさっさと出ろ、みたいな。だから、ごく普通の町中のそば屋みたいな椅子と机のレイアウトに目が白黒ですよ。さっきまで短時間で何件も、気楽なそば屋にお邪魔していたのでそのギャップたるや、もう。

しかも、店の人が「1名様でよろしいですか?ではこちらのお席に」って案内するんですから。うわあ、えらい店に来てしもうたぁ!って。しかも、各席には既にお盆がテーブルの上に載せられていて、「ここがあなたの陣地」って主張してるんです。懐石料理でも出てくるんじゃないか、ってビビリました。・・・すいません、ちょっと誇張表現入ったかな?でも、初めてですよ、お盆が据え付けてある席に座って麺を待つ、なんて。

さらに追い打ちをかけるように、さっき食券の片券を切り取って厨房に持っていった店のお兄さんが、返す刀でお茶と薬味のネギが入った小皿を持ってきたことです。アンタ、駅のそばうどん屋にしてはやりすぎやで!小皿に薬味を分けて出すなんて、にくい演出ですな。

・・・でも、これら一連の所作って、ふつうのそば屋、うどん屋だったら別に珍しくはないですよね。単に僕がそういう店に今入っているっていうだけのことじゃないのか?何で今更この程度で興奮したんだろうね?ああ、喜怒哀楽のセンサーがおかしくなってきてる感じがする。

あずまうどん

さて、まあそれはともかく、薬味にひたすら感心しつつ待っていると、「あずまうどん」がやって参りました。あんまり待たせるようだと、この店は本格的であるとみなし、「立ち食いそば屋巡り」の範疇外となり1駅クリアとするわけにはいかんよなあ・・・とヒヤヒヤしていたんですが、比較的早く・・・1分ちょっとで到着。いや、助かりました。

さて、つるつるしこしこ讃岐うどん、というふれこみでちょっと楽しみだったうどんなんですが。

まあね、思った通りなんだけど、加ト吉の冷凍うどんって感じ。そのものずばりかもしれない。加ト吉の冷凍讃岐うどん自体はおいしいものなんだけど、それに類した味わいがお店で出されちゃうと、「家でも食べる事ができる味だなァ」って事でイマイチ喜びっつーか感動が薄いのは事実で。

そんなこんなで食べ進める訳なんですが、幸か不幸か麺の腰が強い讃岐うどんのこと。なかなかかみ切れないのは、おなかいっぱいの現時点においてキビシイお仕置き状態に他ならないんですね、これが。

で、ですね、このうどん、ああダシがきいてておいしいねえ・・・なんてのんびり食べていた、一身上の都合にすぎないんだけど、敢えて言わせてもらおう。不愉快。んですが、それが大間違い。鰹の香りが相当強いので、うどんをかみ砕こうとくっちゃかくっちゃか咀嚼してるうちに、鰹の臭いが鼻についちゃって。もう、正直不愉快。店の人には大変申し訳ないんだけど。

んー。で、味・・・味?・・・・・・味ィ?

ああ。

・・・そういえば、具に何が入ってたか覚えてないなあ。かまぼこが入ってたっていう記憶はある。・・・それくらい。今日いろいろ食べてきたそば・うどんが頭の中でこんがらがってきちゃって、つい数分前に食べたはずなのに具すら覚えてないや。ああ、そういえばわかめが入ってたっけ。

なんで具にさえ気が回らなかったのかというとですね。

ちょうどうどんを啜っているとき、店内のBGMで「ピクミンあいのうた」が流れてたんですね。ずるずるっとうどんをすすりあげたときに、あの歌が聞こえてきたら・・・なんか、ホロってなって、泣けて来ちゃったんですね。っていうか、涙が出て来ちゃったんですね、正直言って。

寂しいとか悲しいとか、じゃなくってですね、なんかすすり上げた時の目口鼻に与える何らかの影響と、「あいのうた」のメロディーから醸し出される一途感ってやつがうまいこと合致しちゃったらしく、泣けました。うどん食いながら目に涙浮かべてました。

ああ、やっぱ本当に情緒不安定になってきてますね。いい加減やばい。

うう、もうほんっっっと、うどんは駄目です。うどん、ダメージ、受けまくり。ボディに重いパンチ浴びせられまくり。もうおなかいっぱいですね、こらもう駄目。

ギブアップ近し、というところで、えーと、14時15分、東京駅を後にします。

この後、山手線ホームに向かうはずが、どうも足が進まずにそのまま素通りしてしまった。そうしたら、目の前にCDショップがあったので、ふらふらと入店してしまい、あれよあれよという間に「あいのうた」CDシングルを購入。普段、売れ筋の曲なんて全然聞かない人間なのに。

「あいのうた」が入ったビニール手提げ袋を大事そうに抱えながら、僕は敗北を確信した。もう、戦う気力はありません、と。

そのまま、逃げるようにしてエスカレーターをよたよた登り、目の前にあった中央線に乗って逃亡したのであった。

ち ー ん 。 企 画 終 了 。

通過した駅の数、13。 食べたそば・うどんの数7杯。 所要時間2時間15分。

制限時間は7時間なので、体調が回復するまで時間稼ぎをしてもよかった。しかし、もう、そんな状態じゃなかったんですね。これ以上鰹だしの臭いをかぎたくない。これ以上ずずずっと麺をすすりたくない。これ以上「引っこ抜かれてー♪」なんて曲を聴いて切なくなりたくない。目の前に迫り来る恐怖から逃げたかった、ただそれだけの気持ちだった。

結局、この無謀とも言えるチャレンジは、おおかたの予想通り成功することなく、しかも山手線を半周すらすることができず、リタイアとなってしまった。でも、後悔はしていない。今あるのは、そば地獄から解放された安ど感。これで良かったんだ、こんな罰当たりな事をしちゃあ、いけない。

とかいいながら、時間の流れとともに、沸々と第二弾をやりそうな気がするんだよなあ。別に、山手線一周できなかったことは悔しくも何ともないし、ネタとしておいしかった程度にしか考えていないんだけど、ちょっと待てよと。ネタとしておいしいんだったら、引き続き一周するまで第二回、第三回と企画を継続した方がいんじゃなのかい、って。

ま、この企画が好きだった方、いつかどこかで続編が登場するかもしれません。そのときまで、さらば。

(この項いったん終わり)

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