8名という大所帯で訪れたことをいいことに、大皿料理を堪能・・・というか圧倒されまくっている我々一同。次に出てきたのは、これ。もう、これまでも含めて凄さに圧倒されて苦笑するしかない。
羊の背骨煮込み(薬膳)。
背骨メインなので食べるところはさほど多くないのだけど、背骨肉周りの肉はとても美味しい。カニを食べるのと同様、思わず無言になってしまうけれど。
そうこうしているうちに、隣の大テーブルが賑やかになった。
本日のメイン、丸ごと羊の本窯焼きが焼き上がったらしい。
ははは、もう笑っちゃうしかないな。こればっかりは苦笑を超えて、もう大笑いだ。さすが「丸ごと羊」という名前だけあって、サイズ感がすごい。半身とはいえ、本当に羊さんをそのまま焼いちゃった。
こんなサイズの羊を焼くだけの窯があることにびっくりだし、このイベントのためにここまでやるのか!というお店の気合いにもびっくりだ。
ただ、あまりに大きすぎてスケール感が写真では全然伝わってこない。
引きの絵でよくわからないので、寄りの絵にしてみたけど、ますますわけがわからなかった。だからなんなんだ、という絵に。
細かく削ぎ落として食べると、うまい。
各テーブルでは、腿肉の塊がぐるぐると巡回しており、人間の太ももほどあろうかというサイズの塊肉を手に記念写真を撮っている人が大勢いた。我々のテーブルでも、嬉々として写真を撮った。何しろ、「羊のもも肉の塊」と写真を撮れるなんて、他に機会がない。
ビールを飲んでいる皆さんはピッチャーで注いだり注がれたり、ができる。でも一方で僕みたいなソフトドリンク飲みにとって、こういう場はなかなかつらい。というのは、ソフトドリンクってカパカパ飲めてしまうからだ。その都度、「すいませーん」と言って店員さんに追加オーダーするのは面倒だし申し訳ないし、何よりも次のドリンクが来るまでに時間がかかる。
ダメ元で「お茶をピッチャーでもらえますか?」と聞いたら、快くピッチャーで盛ってきてくれた。ありがたい、これでしこたまお茶を飲めるぞ。
塊羊肉を食べている間も、厨房からの刺客はとどまることを知らない。
えーと、これは「青菜炒め」なんだろうな。セロリと海老の炒めものだ。「青菜炒め」と言っておきながら、お値段が高い海老がしれっと入ってるところがすごい。海老をメニュー名で強調していないのだから。
丸ごとの羊肉は食べても食べても減らない。
というのも、もともとボリュームが相当あるのに加えて、あんまり食が進んでいないグループもあるからだ。我々のように「うおおおお、羊ィィィィ!」と羊目当てに集まった、ギラついた目をした人たちばかりじゃない。穏やかに会食をしていらっしゃるグループもいる。そういうところは、全く箸がついていない大皿料理がある始末だ。
そんなグループから、「おすそ分け」がやってきた。どうぞ食べてください、と。
ようやく自分たちのテーブルの上が片付きはじめてほっとしたのもつかの間、隣のテーブルから追加がきたぞー。すげえなあ、もう。
イベント開始前に、主催の方から「足りなかったらどんどん料理を持ってきます」と言われていたけど、まさか隣のテーブルからもやってくるとは。はい、もちろんありがたくいただきます。だってどの料理も美味いんだから。
お店的にオッケーなのかどうかわからないけど、というか多分だめなんだろうけど、ジップロックを持ち込んでお持ち帰りにしまくりたい気分。
(つづく)
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