羊肉の会#05 優しく羊を愛して

ラムミートテンダー料理

ラムの塊肉がメニューにはあれこれある。

「どれにしよう」と悩む、そんな品揃え。これは困る。だって、

ランプ350g、ショルダー250g、ショルダー450g、骨付き背ロース400g、モモ、信州サフォーク(黒毛和羊)、アイスランドラム・・・

「盛り合わせセット」があったらそれにお任せしたくなる品揃え。でも、「盛り合わせ」にした時点で塊肉ではなくなるので、それはアカン。やっぱりラムはかたまっててナンボよ。肉野菜炒めを作るための豚小間とは違うんだよ!

そんなわけで、えーと、これはなんだっけ。なんかの塊が来た。

もちろんオフ会の最中は、これがなんの肉かわかっていてみんなで食べている。でも、後になってこうして文章にしようとすると、全然思い出せない。「羊肉を食べました。以上。」みたいな感じ。

それだったら、わざわざ羊肉なんて食べに行かないで、自宅でコンニャクでもモグモグ噛んでろデブ、って言われそうだが、返す言葉がない。

しかし、場のテンションは天井知らずで、「おおお」という感嘆の声にとどまらず、「うおおお」に近い声が店内に地鳴りとして響き渡ったのであった。

ちなみに信州サフォークは毎月月末のみの入荷で、この日は取り扱いがなかった。

肉塊様は、とにかくお早目の注文が必要だ。店員さんによると、だいたい40分くらいは時間がかかるのだという。だから、ファーストオーダーの時点で肉塊さんをお願いすることになる。「ひとまず前菜系の料理で様子を伺いつつ、メインを決めよう」なんてのんびりとしていられない。

着席して、すぐに肉塊様をオーダー ⇒40分後に到着
食す
うまし
折角だから、と肉塊様を追加オーダー ⇒40分後に到着
食す
うまし
「そろそろお時間です、お会計をお願いします」

という流れになる。着席してすぐ、でようやくこれだ。最初の肉塊様オーダーが遅れると、その分どんどん後ろに時間がずれ込んでしまう。もし2時間の会食を予定しているのだとすれば、第二巡目がピンチになる。

肉塊様という崇高なる存在を前にして、「まずは様子見」なんて甘いこと言ってるんじゃねーよ、というわけだ。何も見なくてもいいから、とにかく頼め、と。

ラムミートテンダー料理

一旦肉塊様は焼きあがった状態でテーブルに運ばれ、一同を驚かせたあとにもう一度ひっこめられる。肉の切り分けはお店の人がやってくれるからだ。

まずは塊肉様の美ボディを撮影できるぜ、そして切り分けた肉も撮影できるぜ、という至れり尽くせりの対応だ。どっちの光景も、そそる。

ラムの素晴らしいのは、ドキッとさせられる、セクシーな赤さだ。中はレア状態にしてあるその光景はグッと心をわしづかみにする。

周りを彩る付け合わせも、1ピースが大きい。おかげで、肉塊様が一瞬地味に見えてしまうが、そんなことはないぞ?じゅうぶんにでかいぞ?豚肉の生姜焼きみたいに見える、なんて言うなよ?そんな規模感じゃないからな?

「ウチら8人だし、いくら塊でもあっという間になくなっちゃうよ」

と思うけど、これだけの塊ならば一人二切れは食べられる。二切れも食べられりゃ、大満足だ。試食レベルではない量であり、満足感は十分に得られる。ウキウキがとまらない。

ラムミートテンダー料理

これを読んでる方には先に謝っておく。すまん、何が何だか、わからねぇ。

羊肉です。塊です。すげーうまかったです。以上おしまい。まる。

としか言いようがない。

店員さんには、部位ごとの味の違いまで話を聞いたというのに。

でもいいんだよ、食レポやってるグルメレポーターじゃないんだから。うまい羊肉を食べたぜ!という結果報告をしているだけなんだから。

議事録としては最低だと思うけど、まあいいってことよ。そうカリカリすんな、お前羊肉不足だろ?羊食え、羊。

これぞ羊肉の醍醐味

見てよこの色。

うっとりするよな?おい。

塊肉の段階では「やばい、思ったより量が少ないかも」と心配するけど、こうやってスライスされると十分な量が確保されていることを知り、みんなニッコリ。

ラムもうまいし、下に敷いてあるフライドポテトも妙にうまく感じるし、そもそもスキレットを皿替わりに使っているのがにくい。

赤い羊肉の何が素晴らしいって、なかなか噛み切れないことだ。硬いわけではないけれど、生っぽさが残るのでくちゃくちゃ噛まないといけない。そうやって噛んでいるうちに、羊肉独特の風味がみんなの鼻に抜けていく。

そうそう、そうこなくっちゃァアアアア!と思う瞬間だ。

たぶん、鼻をつままれて羊肉を食べていたら、楽しさ半減だと思う。

(つづく)

コメント

  1. おかでん より:

    ターリンさん、ご丁寧にわざわざありがとうございます。
    以前、一平ちゃんという方がオフ会に参加し、そしてその後それが記事になったときに
    「自分が普段読んでいる記事に自分が出てくるのは不思議な感じだ」
    と言っていたのを思い出しました。

    前回羊肉の会では席が遠かったので話がしづらかったですが、次回お会いできればもっといろいろ話を聞かせてください。なんだか微笑ましいご夫婦ですし、素敵ですよね。

    サイト読者数は、正確な数はわからないんですが、まあ公称「10名前後」ってことにしておきましょう。なにせこのサイト、Googleでは殆ど引っかからないので。

    検索エンジンでどういうキーワードを入力してこのサイトにたどり着いた人がいるのか、というのは統計データで僕は見ることができるんですが、
    「◯◯(飲食店の店名) まずい」
    という検索で引っ掛けてくるパターンが結構あるみたい。やめろやめろ、僕はお店の営業妨害をしたいんじゃない。なんでこんなキーワードでひっかかるのか、自分自身謎。

  2. ターリン より:

    おかでんさん、この度は我々夫婦をアワレみ隊OnTheWebに登場させて頂き、
    ありがとうございました。

    追伸
    “たぶん、ここに集まった8名が、このブログの読者ほぼ全員だと思う。”とのことですが、
    さすがにそんなことはないと思います(^-^;)

    年をまたいでこのサイトは色々な節目ですね、20年おめでとうございます!



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