こたつでお花見

夜桜は寒いのが定番

職場では毎年春になるとお花見をやっている。昨今、職場の同僚が懇親会で結束を深めるなんてことは希薄になってきているのだが、僕がいる 部署は部課長がこういうのが好きで、なおかつ僕ら部下もわりと嫌いじゃない人がちらほらいるので、時々仕事終わりの懇親会は行われている。

で、お花見なのだが、誰しもが経験あるとおり、桜が咲く時期の夜は相当冷え込む。気の合う仲間とお花見、というのが週末のお昼、ぽかぽか陽気の中で・・・とにこやかな雰囲気のもとで行われるのに対して、職場のお花見は全くの逆だ。平日夜19時頃からの開始となるため、とにかく寒い。途中でビールなんて飲んでられなくなって、紐を引っ張ったら燗酒ができるワンカップに移行し、結局はそれでも寒さに耐えかねて近くの居酒屋に逃げ込む、という「お約束」を毎年繰り返している。後々記憶に残るのは、花の美しさでも何でもない。寒くてガタガタしていた話ばっかりだ。

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以前、寒さを見越して、わざわざ大鍋とかカセットコンロを持参し、おでんを煮たことがあった。つゆが入ったパック入りおでん種を使えば仕込みは不要だし、暖を取ることができて最高、と勝利を確信したが、いざ各自取り皿におでん種を盛りつけてみたら、あっという間に冷めてしまって白く固まってしまった。「酒を飲む」ということはおしゃべりも大事な要素。ちょっとでもおしゃべりしていたら、冷めてしまうような料理はやっぱり無理があった。次回はおでんのつゆにとろみをつけよう、そうすればきっと冷めるのが遅らせられるはず、と思ったが、そこまでしておでんにこだわるのも馬鹿馬鹿しくて未だに実現はしていない。

そんな中、「としまえんで夜桜観賞ができる」という情報が課長からもたらされた。

としまえん?そんな遊園地で花を愛でるという発想が全くなかったのに加え、あんなところに桜が植えられていたっけ、というのが記憶に無かった。もしそのタレコミが本当なら、案外穴場だ。

こたつ付き花見!

単に桜がきれいに見られる程度ではわざわざとしまえんに行こうとは思わない。しかし、この提案の驚くべきことは、「食べ放題・飲み放題のバーベキューバイキング付きのお花見宴会プラン」がある、ということだった。食材の調達はどうするの、とか皿やコップは?なんて心配をしなくてよい、というのは随分と気が楽だ。ほら、よくあるでしょ、ワイン買ってきたのにコルク抜きがない!とかそういう細かいトラブル。そういうのを一切気にしなくてよい、というのが安心材料だ。しかも野外料理の王様、バーベキューが食べられるとなれば、焼く楽しみも相まってたとえ桜の開花が不発であっても許せるだろう。

この「お花見宴会プラン」は、予約が必須となる。昼夜の完全2部制となっており、昼は「12:30-14:30」、夜は「18:30-20:30」となっている。ブルーシート敷いてグダグダと宴会をする楽しみはなくなるが、桜の木の下がちゃんと確保されるというのも、感じにとってはとても嬉しい話だ。場所取りに腐心しなくて済む。

でも、これだけの好条件であっても、わざわざとしまえんに行くのは面倒だ。都心からやや離れているし、お値段5,500円と相当高いし。しかし、そういう「不満」をふっとばすサービスが、このプランにはあった。それはずばり、「こたつ」だ。こたつに入りながらお花見ができるというのだ。おう、これはすごい。

こたつでぬくぬくしながら、机の上では肉を焼き、空には桜の花が。最高じゃないか。

これまで武勇伝的に語られてきた過去のお花見エピソードだが、ようやく今年は「満開の花を愛でた」という話に落ち着きそうだ。これは是非いかないと。早速、予約を入れた。人気のサービスなのでご予約はお早めに。なお、電話はつながりにくいこともあるので注意。

確かに桜がいっぱい

予約した日の夕暮れどき、職場から直接としまえんに到着。なるほど、入り口付近からすでに桜の木があちこちにある。しかも、ライトアップもされていて、きれいだ。知らなかった!としまえんが桜の名所だっただなんて。ふだん、ハイドロポリス(としまえん名物の巨大ウォータースライダー)目当てで夏にしかやってこない場所なので、春の情景は全く知らなかった。

9名で受付

お花見宴会プランを利用する人は、チケット売り場ではなく、「木馬の会」の受付建物に出頭することになる。入り口から少しだけずれた場所にあるので注意。この「木馬の会」というのはとしまえんの会員制度のこと。一応このお花見宴会プランは、木馬の会が窓口になっている。実際は会員にはなっていないのだけど。

当初10名で予約を入れていたのだが、前日になって所用のため不参加となった人が出たため9名になった。代わりの人を確保できなかったので1名分キャンセルの電話を入れたら、「もうすでに人数分の料理を準備してしまっていますのでキャンセルは出来ません。キャンセル料が全額かかります」と言われた。うそつけ、バーベキューのバイキングなんだから、「人数分料理を用意」なんてしてないだろ、と思ったが、規約上キャンセル料がかかることはあらかじめ承知していたので、了承した。

このプランを申し込む場合、どうしても早めに予約を入れて、あとで参加人数の微調整を行う、ということをすることになる。ただその際、キャンセル規定が結構堅いので注意が必要。

会場までの道のり

お花見会場は、入り口ゲートから見て遊園地の最奥部にある。なんやかやで10分以上はかかる距離なので、その点大いに気をつけておく必要がある。

なにせ宴会プランは2時間の時間制。その2時間を最大限に利用し、花を愛で飲食を楽しむためには、開始時刻の20分以上前にはとしまえん駅に到着しておく必要がある。18:30スタートだとしたら18時すぎには、是非到着したい。ただそうなると、仕事を終わらせる時間を相当前倒ししないと都心からは間に合わない。なるほど、ちょっと扱いづらいプランではある。

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