時折、お花見会場の隣のアトラクションがきらきら輝きながら天空高く上がっていく。それを見ながら一同は「おー」とうなり、カメラをいそいそと身構えるのだった。
花見、じゃなくてアトラクション見、になっとる。
さすがにそれだと「何をしに来たのか」ということがわからなくなり、罪悪感を覚えてしまう。「桜もちゃんと見ていますよ」ということを証明するためにも、しっかりと桜を写しておいた。
見よこの桜。立派すぎる。今まさに満開。これよりもあと1日、2日遅いと、ハラハラと散り始めて、それはそれできれいではあるけどうっとおしかったとも思う。飲み物の中とか、鍋の中に花びらが入ると、風流というよりも少し邪魔。
お花見宴会会場の奥の方は、完全に空席になっていた。利用率は50%あるかないか、といったところ。ちょっと拍子抜けだ。連日予約でいっぱい、のはずなのに。
会場は大きく用意してあるけど、受け入れている客の数は少ないのだろうか?それとも、実は人気があまりないのだろうか。
写真左側についたてがあるが、その奥が特等席。
本当に見事な夜桜。これだけ立派な桜を、きれいにライトアップされた状態で、ゆったりと、しかも少しはぬくぬくしながら楽しめるって都内じゃここしかないんじゃないか?
気がついたら、鍋大煮立ち。すっかり鍋のことを忘れていた。ああ、ちゃんぽんができあがるんだな。煮込んでもしっかりした麺だったので助かった。「折角だから肉を沢山入れようぜ」と肉を投入したのに、誰もあくを取ろうとしないので表面が真っ白になってしまった。
時間が来たので退却。全員おなかいっぱいにはなったと思うが、さすがに気温が低い中での飲酒だったため、本格的に酔っ払った人はいなかった模様。駅までの徒歩10分強の道のりも、全員しっかりした足取りで帰る。
値段は高いし、料理のクオリティはたいしたことない。そして、職場からは遠い。微妙なサービスだとは思うが、ここまで見事な桜を見せられたら文句の付けようがないです。また来年もこの地に戻ってくることになりそうな予感。
(2014.03.31)
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