安曇野 翁(04)

2003年06月28日
【店舗数:—】【そば食:256】
長野県北安曇郡池田町

おろしそば、田舎そば、四季桜

安曇野翁

アワレみ隊小谷温泉ツアー、最後の締めくくりだ。

温泉でまったり、がテーマだったはずなのに、「ふじおか」で蕎麦を食べるあたりが相変わらずなのだが、ツアーの締めくくりもやっぱり蕎麦だった。

葛温泉で一風呂浴びたあと、「じゃあ、とりあえず松本駅でおかでんを降ろして、解散ね」という話になっていたのだが、誰とはなしに「・・・昼飯、どうする?」という話題が出てきて、このメンツで昼飯といえば即ち蕎麦となるわけで。

松本方面といえば安曇野翁浅田楽座あたりがターゲットとなるのだが、せっかく温泉で世俗を洗い流したのだから、松本市内にある蕎麦屋はちょっと残念かも、という気がしてきた。だったら、高台にある安曇野翁で、安曇野平野を見下ろしつつお酒をチョイと頂きつつ、かつ蕎麦もするすると頂きつつ、旅の最後を締めくくるっつーシナリオは如何だろうかという事になった。

店に着くと、ちょうど客席はわれわれが座る分だけ空きがあったので、そのまま座らせてもらう。運良く、窓側で平野を見下ろす事ができる場所だった。もう、この景色があるだけで他には何もいらねぇや。大満足。

・・・ああ、うそうそ。お願いですから蕎麦を食べさせてください。

四季桜

お酒は、「四季桜」をお願いする。過去3回、何を頼んだか覚えていないのだが「四季桜」をお願いしていることが多いような気がする。

一番安い「大雪渓 上撰」を選ぶのはちょっと気が引け、かといってその他のお酒にすると1000円を越えてしまう。こういう「中庸意識」で四季桜を選んでしまっている。ちょっと反省だな、これは。

次訪問するときは、ええと、「大雪渓 上撰」を2合で1200円、というリッチなチャレンジを・・・飲み過ぎだってアンタ。

いや、せめて「大雪渓 大吟醸」900円也を頂戴できるようになりたいです。

カネにモノをいわせてバーンと注文すればいいってもんじゃない。その値段に見合うだけの「人間形成」をしなくちゃね、なんて。とりあえず今のおかでんは「四季桜 本醸造」700円也ってレベルで。

お酒の突きだしとして、蕎麦味噌が杓文字に載せられて出てきたが、そのほかに山葵のしょうゆ漬けが出てきた。ううむ、これは「お酒一杯じゃ足りないんじゃないですか?お代わり、します?」と誘いかけているようだ。待て待て。落ち着け。

おろしそば

お酒がカラになる頃合いを見計らって、蕎麦がやってきた。

まずは、おろしそば。

訪問4回目にもなると、「ざるそば」を注文するのが何となく残念なので、おろしそばにしてみた。

最初は、大根おろしを無視してそのままざるそばとして食べる。ううむ、相変わらず旨いぜ。言うことなしだな。

夢中になって食べているうちに、この料理が「おろしそば」であったことを思い出した。あっ、せっかく200円余計に払ってるんだから、きっちりと大根おろしを使わないと。

大根おろしを投入。一気に辛くなる。蕎麦の味がわからなくなってしまった。しかし、しっかりとした喉ごしの麺と、ぴりりりりと辛い大根おろしとが相まって、ああ幸せ。

田舎そば

おろしそばを食べ終わって、ほっと一息ついて外の景色を眺めていたら、引き続き田舎そばがやってきた。

気を取り直して、ずずずっとすする。いや、田舎そばの場合はもぐもぐと食べる、といった方が近いか。

そばを既に一枚頂いたあとで、味覚が少々鈍感になっている状態であってもこの田舎蕎麦は「蕎麦ってこんな味と香りなんですよ」と思い出させてくれる。

下世話な味だが、上品。

ざるそばとの味と食感のギャップが、楽しい。

最後、そば湯を頂きながら、改めて外の景色を楽しむ。しっとりとした山の中にある蕎麦屋も良いが、こうしてカパーンと開放的で眺めが良い蕎麦屋っていうのもいいもんだ。特に、そば湯をずずずっとすすった時に、そう思う。

さて、癒された事だし、喧噪の町・東京に帰りますかね。